”治療で噛み心地まで全然わる?”、”先進の根管治療”の全貌

  ”治療で噛み心地まで全然わる?”、”先進の根管治療”の全貌

お役立ちコラムCOLUMN

2020.03.10

”治療で噛み心地まで全然わる?”、”先進の根管治療”の全貌

このページは20203月7日に更新されました。(心も体も軽くなる番町D.C運営ポリシーはこちら)

「噛むと痛い」、「長引く痛み」、「違和感が消えない」いつまでたっても根管治療がしっくりこないで悩んでいませんか?
たった一本でも歯でも調子が悪いと食事はおいしくなくなるもの、歯のトラブルは「生活の質を落としてしまう重要な問題でもあるのです」。1か月以上も悩みを抱えたまま通い続けていませんか?

この記事では、”噛み心地まで変わる”、「先進の根管治療」を治療手順を追いながら解説してゆきます。

これを読めば、痛みから解放されるだけでなく、噛む喜びで生活の質まで上がり、歯が体全体に影響を与えていことを知ることができます。

「先進の根管治療」では、根管治療で使う「機器、道具、薬剤、技術、感染対策、疾患のとらえ方」が違います。だから「根管治療の結果が変わる」のです。

こう断言できるのは番町D.C.ではISO9001(2004~2015年)取得経験からできた「治療技術マネジメントシステム」により、より確実な治療結果を得る「治療法の改善」を継続的に行なってきたからです。

「先進の根管治療」の流れ写真で見る実際の治療の流れはこちら

治療前診断(根の状態、痛みの確認)
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麻酔(麻酔剤の選択、痛くない表面麻酔の使用)
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かぶせ物を削る、根管口明示(ラバーダム防湿、齲蝕検知液、ルーぺの使用)
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根管を開ける(パーフォレーションリペアー、根管内異物除去、根管拡大、根管の洗浄)
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根管充填(ガッタパーチャ、MTAなど)
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CT撮影、治療予後の確認

①治療前診断
初診の場合
現在の治療が必要な歯の「痛みの感覚」「根の周辺の炎症の状態」「歯の周囲の炎症とポケット」の診査、CT撮影による「根尖(根の先端)の根尖病巣」、「根管充填剤の状態」の確認、患者さんから「過去の治療後の経過」、「治療方法」の聞き取りから不具合の原因をみつけ、治療を開始します。

メインテナンス時に根の異常があった場合
CT撮影で「根尖(根の先端)の根尖病巣」を確認。「現在の生活習慣」、「ストレス量の変化」を聞き取り、治療と再治療防止のための改善案を提供します。

②麻酔
根の治療では、神経を抜く抜髄、感染根管治療においても、最初の治療では必ず麻酔を行います。2回目以降の治療では根の状態を見て麻酔を打つかどうかを判断します。麻酔薬には「キシロカン」「シタネスト」をご用意。特に敏感で麻酔で気分が悪くなる方は「シタネスト」を使います。抜髄では麻酔が特に効きにくいため下の歯の抜髄の際は伝達麻酔をおこないます。
表面麻酔で針刺し、麻酔薬注入時の痛みを和らげます。
麻酔については詳しくはこちら

③、かぶせ物を削る、根管口明示(ラバーダム防湿、齲蝕検知液、マイクロスコープ使用
根管治療では歯を削る際は歯冠部(歯の頭の部分)は咬合接触を保つように残す必要があります。治療期間が長引きやすい根管治療では、咬合接触が無くなることで「噛み合わせが狂い体調不良を起こす」危険性(特に最後臼歯7番の治療ではかぶせ物を外してはいけません)があります。また対合歯(相手の歯)が挺出(上に伸びあがること)することで歯列不正を引き起こす危険性もあるのです。

ボトルシステムの殺菌水、フィルターを通したエアーを使ったタービン、エンジンによる根管行へのアクセスキャビティー(アクセスキャビティーとは根管口までの穴)を形成します。
通常の日本の歯科医院のユニットには水道水が導水されており、「ユニットを通った水は大量のカビ」で汚染されています。歯を削る際タービンの水で「根管内が感染」され治療経過が悪くなる可能性があります。アメリカではすでに30年以上も前から感染対策がとられてきました(関連動画はこちら)。日本では根管治療専門医ですらこのシステムが導入されていないことも多いのです。

被せものに土台や芯が入っている場合は、マイクロスコープを使って歯を傷つけないように慎重に外してゆきます。
アクセスキャビティーを整えた後、根管内の感染物質を取り除くため、虫歯の治療を同じく齲蝕検知液による「虫歯の染め出し、除去」を行います

④根管を開ける(aパーフォレーションリペア、b根管内異物除去、c根管拡大、d根管の洗浄、e根管貼薬)

aパーフォレーションリペアー
根管治療で根の横や歯の下部分に空いてしまった穴を「パーフォレーション」といいます。このパーフレーションを塞ぐ方法が「パーフレーションリペア」です。パーフレーションで抜歯と言われた歯でも、マイクロスコープを用いてリペアーすることで歯を残すことができます。

b根管内異物除去
根管内に折れ込みファイルなどが残っている場合があります。これらは根管用超音波チップで取り除いてゆきます。また根管内に残っているガッタパーチャを特殊な鉤状の器具で完全に取り除きます。

c根管拡大
感染根管治療では、根管拡大が治療の結果を左右するほど重要です。根管拡大またCTスキャンで、根管の形状を確認後、マイクロスコープを使って根管の汚れが完全に取り除けるまで特殊な超音波チップで拡大してゆきます。根管治療は根管拡大の形状が治療結果に大きな影響を与えます。

d根管の洗浄
根管拡大が終わると、根管内の感染物質を取り除くために洗浄を繰り返し行います。根管をどれだけきれいに洗浄するかで治療結果は左右されます。

根管治療で痛みがあるのは、単に細菌感染だけでなく、「中に溜まってしまったエネルギーが原因で痛みがなかなか消えない」のです。根管洗浄の回数はもちろん、根管内に溜まったエネルギーが出やすいように十分な根管拡大を行う必要があります。「根の病気になるということはそれだけ体に負担がかかっている」ことを知り、治療中はストレスをかけないことが大切です。

e根管貼薬
根管の洗浄が終わると、中の細菌をすべて殺菌し、根尖部分の不良な肉芽を除去するためにCa(OH)2(水酸化カルシューム)を貼薬します。番町D.C.では添付薬剤が入っている根管貼薬剤では痛みが消えにくかった経験から、純度の高いCa(OH)2を貼薬しています。

⑤根管充填
根管治療で痛みが消えたことが確認できると、ガッタパーチャによる根管充填を行います。番町D.C.では根管充填に使うシーラー(ノリの役目をする材料)は海外から取り寄せたものを使います。日本の材料では経過が悪かった経験があるからです。サーマフィルという垂直加圧充填を行います。

CT撮影、治療予後の確認
根管充填終了後、CTスキャンで3次元的に根管充填がうまくいっているかを確認し、翌週土台の型を取る前に経過を確認します。治療後「コロナルリーケージ(根管充填度の隙間から細菌が入ってしまうこと)を避ける」ためできるだけ早く土台の型をとり、噛み合わせが狂わないよう土台をつけると同時に仮歯を入れます。

まとめ
番町D.C.の根管治療で噛み心地まで変わる理由は他にはない根管治療の三つのポイントがあるからです。

❶噛み合わせを変えないようにかぶせ物削り方に注意を払い、根管充填を行った後も速やかに土台を装着し、噛み合わせを変えないよう仮歯を作っている。

❷ラバーダム防湿だけでなく、タービン、エンジンから出る水、エアーにまで感染対策を行っている。(関連動画はこちら

❸根管内に溜まったストレスエネルギーを出すために、根管拡大の形成に配慮し、徹底的に洗浄を行う(関連動画はこちら

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