- 2025.05.10
本当につらい!「歯列矯正やらなきゃよかった、やめたほうがいい」理由(わけ)
このページは2025年07月09日に更新されました。
皆さんは、歯列矯正で体調が著しく変化することをご存じでしょうか?
劇的に体調がよくなり、顔つきまで変わる場合もあれば、逆に治療後にブサイクになって「やらなきゃよかった」と後悔する方も実際は少なくないのです。
歯列矯正を噛み合わせなどの機能を考慮してきちんと行えば「顔つきが変わり、気持ちまで変わり、別人のように変わる」患者さんは多いのです。
実は歯列矯正を行うと噛み合わせは大きく変化します。噛み合わせは呼吸や消化という人間にとって最も基本的な機能に深く関与しており、全身に大きな影響を及ぼします。
これといって原因を特的できないが歯列矯正を行った後なぜが体調が悪いといった場合、歯列矯正後によって機能が狂てしまったことが考えられます。

簡単な患者さんの場合は何事もなく歯列矯正がうまくゆく場合はあるでしょう。
しかし、治療をしたことでかえって噛み合わせがくるって体調不良に陥り、歯列矯正を何度もやり直されている方が少なくないのは事実です。(実際は経済的に何度も治療を受けることができないため、あきらめる方も少なくありません。)
「歯列矯正をやらなきゃよかった」と感じる原因の多くは、「抜歯をしてしまった」や「治療期間が長引いた」とか、「顔つきが変になってしまった」というものがあります。しかし、これらは実は全身の不調というもっと深刻な問題とつながっているわけです。
歯列矯正は多くは審美目的で行っています。審美を優先した治療の場合、歯や顎が全身の機能にどう影響するかはほとんど考慮されていません。見た目を治すために歯をどこに動かすかだけで治療計画が立てられるために、噛む機能が異常となって体調不良になっている人が少なくないのです。こうなってしまうと、どこで治してもらったらよいかわからなくなるため、事は深刻です。
特にマウスピース矯正では、何年かけても治らず、トラブルになっている例は少なくありません。(近年は増加傾向にあります)マウスピース矯正はもともと審美治療だけの目的で行われるため、トラブルを起こしやすいのです。やはり確実性のあるブラケットを使った治療法で、歯と噛み合わせの機能を熟知した先生に治療を受けるべきです。
歯列矯正で治らない原因のほとんどが噛み合わせです。咬み合わせが分からなくなったり、噛ませようとした位置で患者さんが噛んでくれないといったことが原因ではないでしょうか?噛み合わせが適切になされていない場合は重篤な体調不良に実際に陥ることが実際にあり、それが噛み合わせの高さや位置の誤りによって起こることに気が付かず、悩んでいらっしゃる方も多いのです。
歯列矯正は、患者さんの噛み合わせや体質によって難易度が大きく異なります。
特に体質が敏感な患者さんの場合、歯並びが悪いだけなく、噛み合わせの位置がずれていたり、上顎の骨格自体が変形してしまっている場合もあり、これを治すことが簡単ではなく、歯列矯正をすることでかえって悪くなってしまうケースも少なくないのです。ですから歯列矯正は体質をみながら、慎重に検討すべきだと私は思います。


自分が敏感な体質だと感じる方の場合、歯列矯正を検討するのであれば、噛み合わせについても詳しい先生や、歯と全身の関係を勉強されている先生に相談してから、どのような治療を受けるかを検討されることを私はお勧めします。
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このブログでは普通の歯列矯正では先生には書けない、人によってはばっちり自分の体験とマッチすると感じるような、歯と身体の関係を伝える、興味深い内容だと思います。
私は大学院時代にアメリカで当時最高峰といわれた歯科大学と大学院で教育を受けた先生と出逢いました。そして、アメリカの最もスタンダード(標準的・・・最高の結果を出す最も効率的の高い方法)歯の治療技術を1年半伝授して頂くチャンスに恵まれました。
ちなみにアメリカでは授業料に比例して歯科医療の技術教育レベルが上がるシステムになっており(当時)、大学別の教育の質レベルランキングが公表されていると、その先生に聞いて知りました。(その先生の卒業した大学は当時のアメリカの歯科大のランキングでトップだったようです。)
アメリカの知られていない高いレベルの歯科医についてのお話はこちらに詳しく書いています。
その先生の技術指導をうけるうち、日本の歯科大学卒業後の研修や、アルバイトをしていた歯科医院での診療で漠然とおかしいと感じていた私の感覚に誤りがなかったという確信に至りました。
そこで私は日本の大学で7年以上教わってきた「日本独自の歯科医療の診療方式やシステムを捨て」、「ゼロベースから歯科治療とシステムを見直すべき」と決意したのです。そこには当然保険制度という、日本にしかないシステムも含まれていました(ですから私は保険診療はいたしません)。
その先生にの出逢いから3年ほどたつと、基本的な治療技術はほぼマスターし、患者さんに治療結果に満足してもらえるレベルになり、自信もつけました。

しかし、アメリカのスタンダードの方法でも治らないような、難しい患者さんが医院に集まるようになってきたのです。
私は「顎関節症(顎関節症についてはこちら)」を発症した患者さんを専門にしていたので、相談に乗っているうちに、歯の治療後や歯列矯正後に問題が起きた例がとても多いことに気づきました。
顎関節症と一口に言っても、症状は多岐(全身の体調不良)にわたり、原因の特定はとても難しいです。当時は顎関節症の治療に答えはないようにも思えました。
私はこのような患者さんを解決するために、何人もの先生の講習を聞きに出かけましたが、顎関節症と噛み合わせや出る症状の関係や、確実な治療法を理論的に矛盾なく教えてくださる先生は前述のアメリカの大学を卒業された先生を含め「皆無」でした。
悩みながら、答えを探し求めているとき、自分が体調不良に陥り、整体の療法を受けるうちに、噛み合せが変化してきた感覚がありました。
自分の歯並びを治そうと、自分の歯列矯正を行ったところ、顎の位置が一気に変化し、整体で治らなかった首の痛みが一気に無くなっただけではなく、明らかに全身の体調が良くなったのを感じたのです。
その時初めて顎関節症を発症する患者さんの場合噛み合わせが顎の筋肉や全身を深くつながって起きていることを身をもって知ったのです。
そして、全く新しい方法で顎関節症を治す方法を発見しました。これは歯列矯正で治療後に問題が起きないためにはとても重要な考え方でした。
“体も変えるロジカルな歯列矯正”で”不調まで治す”?はこちら
その方法は、お口周りの筋肉をできるだけ緩ませる位置に顎を移動させながら噛み合わせ決めてゆくという方法でした。
しかし、一番の難題だったのは、どうやって正しい位置に顎を固定するかという方法でした。
この方法も試行錯誤するうちに何とかその解決策を見つけ、患者さんに治療を行ってゆくうちに、来院されるほとんどすべての患者さんで、症状が消えるだけでなく「健康になってゆく」、「生活の質向上してゆく」といったことが起こるようになってきたのです。
不妊治療を受けていた女性が自然妊娠で「授かったり」、男女を問わず、「出世」、「好転職」、「結婚」を決めた人も少なくありませんでした。やはり人は体調が良くないと、運気も向いてこないものです。
のちに東洋医学を勉強して理解したのですが、物理的な骨格の歪を取り除くことが筋肉や筋を緩めることに繋がり、緩むことで目には見えない「気」と呼ばれる全身をめぐっている「生命エネルギー」の流れが良くなり、全身の調子が整うことがわかったのです。
一方で氣の流れが滞ることが筋肉が固まる原因となることがあり、筋肉の緊張と氣の流れはお互いに影響しあっているといえます。
もともとは噛み合わせの歪でも、顎関節症のような複雑な体調不良が引き起こされた場合、不調を完全に取り除くには「気」という目には見えないエネルギーも同時にコントロールする必要があるわけです。
私のホームページのブログやyou tubeでは歯列矯正が全身に与える影響を、現代科学で解明されている「物理的」なものと、「気」と呼ばれる、現代科学で完全には解明されていない「生命エネルギー」という2つの観点から、様々な症状が消えるメカニズムを解説しています。
歯列矯正で後悔する人がいらっしゃる理由は、物理的な「噛み合わせ」と生命エネルギーである「氣」の両方が変化することで患者さんに影響がでるからだと私は考えています。
後悔している人の中には、明らかに治療のやり方が間違っていた場合もあります。
治療後に見た目が変になったりするのは、「下顎の位置と噛み合わせの与え方」に問題が、「体調が優れなくなった場合」や「老けて見えるようになった」場合は、氣(生命エネルギー)の問題が起きていると私は考えてます。
私は長年、下顎の位置と身体の関係を研究し、「歯列矯正」で下顎の位置を三次元的に理想的な位置に移動させることで、確実に体調がよくなり、顔つきや雰囲気、不定愁訴までも治り、パフォーマンスが整うことを知りました。これは顎の物理的な位置は全身の骨格のバランスにとても大きな影響を及ぼしているからです。
治療後に「老け顔」になってしまうのは「皮膚の張りや内臓の位置を保つ役割」を持つ「脾」の機能が低下したことで起こります。これは経絡という氣の流れ道が遮断されることで起こります。脾と関係する経絡は、顎周りを通っており、噛み合わせが狂うと脾と関係する経絡につまりが生じるからです。
一度骨格の構造が乱れて「気」の通り道が遮断されるとこの気のエネルギーの循環はなかなか自然には戻らないため、歯の物理的な治療と「気を増やし流す治療」を同時に正しく行う必要があるのです。
このような「氣」を整える治療法は主に中医学と呼ばれる伝統医学の中ににあります。気功や漢方,鍼灸などがそれに当たります。
全身をめぐる経絡という目には見えない線路のような流れに「気」を十分に流してゆくのがこの伝統医学の特徴です。
このような治療では患者さんに「氣(生命エネルギー)」を与え、患者さんからは「邪気(その人にとって余計で悪さをするエネルギー)」を取り除くことが必要なため、術者には大きな負担がかかるため、ただ技術が必要なだけではなく、その負担に耐えられる体になるために特殊な訓練が必要です。
私の場合は、医療氣功師の先生に5年以上教えていただき、合計で8年間の訓練ののちに、邪気の影響から自分の命を守ることができる体になれたのです。
皆さんも、整体師、アロマテラピスト、マッサージ師、美容師さんなどが、「もらって」しまい体調不良になるといった話は聞いたことがあると思います。
このような目には見えないエネルギーの影響は人と人が触れ合う現場では、避けることができません。
実は、訓練をする7年以上も前に、体調不良で悩んでいらっしゃる患者さんが来院されたとき、参考になればと、その方が以前治療を受けていた先生の本を渡されました。
題名は「噛み合わせで難病が治る」というものでした。
その本を読むと、当時私が考えていた内容がすべて書かれていました。歯の噛み合わせが全身にとても大きな影響を及ぼし、それが万病の元であるという内容です。
患者さんがその医院に行かなくなった理由を聞くと、先生が亡くなってしまったからというのです。
実はこのような不思議な治療技術をもつ先生は、単なる治療技術だけでなく、意識するしないに関わらず「気」という目には見えないエネルギーを使っており、それが治療効果を出しています。しかし、エネルギーを使う治療はリスクもあり、気を消耗し、亡くなってしまったのだと私は思いました。
その時その患者さんには「先生もこの先生のようにならないように気を付けてください」といわれました。
案の定、私はその翌年から、副腎に腫瘍ができたり、体調不良で医院を閉院しようと考えたりと、身体の問題で苦しんでいたのを覚えています。
わたしはこの苦しさから逃れるために、様々な整体や、マッサージ、オステオパシーなどのありとあらゆる療法を受けましたが、かかるたびに担当の先生が体調不良に陥り、転々とかかる先生を変え、最後に「医療氣功」にたどり着いたわけです。(このような先生の中には心筋梗塞になったり、亡くなった方もいらっしゃいます。)
この医療氣功がなかったらおそらく私はもうすでに死んでいるか、閉院していたのではないかと思います。
このような話を歯科医が書くのも不思議と思われるかもしれませんが、医療も歯科医療も、物理的に治れば終わり、といった単純なものではなく、このようなこともあるのかな?程度に知っていただければと、書かせていただきました。
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