ナイトガードで噛み合わせが変化する

  ナイトガードで噛み合わせが変化する

お役立ちコラムCOLUMN

2020.02.02

ナイトガードで噛み合わせが変化する

ナイトガードを使っていてかみ合わせが変わってしまったことはありませんか?

実はナイトガードでかみ合わせが変わる人は顎関節症になる要素が潜んでいる可能性が高いのです。

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ナイトガードはかみ締めや、歯軋り防止に使われますが、他にもさまざまな利用法があり、私の場合顎関節症の症状の軽減(応急処置)に用いることがあります。

顎関節症症状のひどい患者さんにナイトガードを装着していただくと、「今まであった不快感が取れ、とても体調がよくなって満足される」方がほとんどです

しかし、噛み合わせが完全に変わってしまい、噛めなくなれる方もことでもいらっしゃいます。

歯軋りや噛みしめはストレスもありますが、噛み合わせがあっていないことでも起こります。

ナイトガードを装着したことで、「顎周りの筋肉がゆるみ」、顎の位置が本来あるべき位置に移動し、「元の歯並びでは噛み合わなくなった事」で噛み合わせに違和感を感じてしまうのです。

「ナイトガードでかみ合わせわせが変わるということは始めから噛み合わせがズレていた」と考えるべきです。

ナイトガードをつけることで一時的に症状がよくなっても、根本的な解決がなされたとは言えず、噛み合わせの治療が必要とされると考えた方が良いのです。

多くの患者さんが噛み合わせ治療を進めてゆくうちに、自分の噛み合わせのズレが重症であったと気づきます。

人間の顎や歯の位置は、日々の生活のストレスや歯の治療によってどんどんずれてきます。

このズレが肉体と精神にかかるストレスで許容範囲を超えてしまうと、顎関節症が発症します。

歯軋りでナイトガードを装着しても自分の顎の位置がずれているという認識がない人が多いので、どうして噛み合わせがズレたか分からずパニックになる人もいるでしょう。

逆に噛み合わせの仕組みを深く理解しないでナイトガードを装着すると、このようなトラブルが起こることがあるのです。

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当医院ではナイトガードはあくまでも緊急事態の処置(たとえるなら心臓マッサージのようなもの)」として位置づけています。

ナイトガードを作るときは、顎周りの筋肉の緊張をとって本来の顎の位置に移動できる様に、虫歯の治療や根の治療、噛み合わせ治療のための全顎的矯正治療、エネルギー的なバランスの調整などの総合的な治療も行うことが必要なのです(これには中国伝統医療を取り入れています)。

残念ながら、顎関節症は、虫歯やかみ合わせのずれのみならず、普段の生活習慣、そして昔からの精神面のトラウマ(心の傷)、昔受けた体の傷や痛みなどによって引き起こされたことによる筋肉の攣れとそれに伴う骨格の歪、などさまざまな原因が深くかかわり、結果として症状がでているわけで、顎の筋肉の痛みや、顎関節の異音などは、表面上現れたものに過ぎないのです。

つまり、ナイトガードだけで治療が完全に終わるとは歯科医の立場からは考えていないことを御理解をいただきたいと思います。

本格的よくなりたいのであれば、歯とかみ合わせの治療による身体のバランス改善と、歯の治療だけではないからだのバランスの改善がどうしても必要です。

当医院では初診診断時に噛み合わせの影響によって首などの骨格が変化していることを考慮し、噛み合わせの位置を確認し、場合によってはそれが整う位置にナイトガードを作成いたします。

筋肉が弛緩することによって多くの場合、一時的な症状は消えますが、再発を防ぐため、あるいは完全な治癒を目指す場合は歯の治療が必要となります。

またマウスピースによるかみ合わせの位置は、骨格の変動とともに絶えず変わることがあり、一度あっていたマウスピースも、歯の治療に伴う身体のバランスの改善に伴って変化するため、ベストな状態を維持するためには頻繁な修正やつくり直しが必要なことがあります。

当医院では最終的に矯正や、補綴による噛み合わせの治療を行うため、場合によっては効率の悪いマウスピースを作成しないで治療の進行を優先させる場合もございます。

マウスピースを作成する際は、正しいかみ合わせの位置をいかに正確に採得するかというテクニックと、そのかみ合わせをいかにうまくナイトガードに移しこむかによって効果が決まってきます。

もともとは、マウスピースは、もともとバスケットボール選手や、アメリカンフットボールなど、スポーツ医学の分野で歯を保護したり瞬発力を上げたりすることに効果がありました。

それを治療に応用できないかと考え、歯軋りの防止や、顎関節症の治療に使われはじめましたのです。

この装置を入れることによって、顎や歯は強い噛みしめでかかる力から保護され、顎関節症特有の顎周囲の筋肉の痛みなども軽減されます。

ナイトガードナイトガードは、専用の機械でプレスして作られます。おおむね2年~3年程度使うことができます。現在はより違和感の少ない、2枚重ね(かみ合わせの部分のみ厚くなっている)のタイプに変わりました。2枚重ねのタイプは、バイオスターという機械でしか作れません。このタイプで装着感はかなり改善いたしました。

補足

ナイトガードとデイガード、マウスピース、マウスピース矯正の関係
ナイトガードとマウスピースとは呼び方が違うだけで製作されるものには変わりありません。

ナイトガードは主に夜間の歯ぎしり防止用に、デイガードは下の歯につけるタイプのものをさしますが、どちらも機能に変わりはありません。

マウスピースは、歯ぎしり防止にも使われますが、スポーツを行うときに歯を保護したり、「顎関節症の治療」にも積極的に使用することができます。

マウスピースは例えば、ラグービーなどのぶつかり合うスポーツで誤って膝などが口に当たったりしたとき、「歯の破折や脱臼を防いでくれます」

マウスピースもしくはナイトガードが正しい噛み合わせの位置で製作されると、体調は激変します。

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