ラバーダム防湿とは?

  ラバーダム防湿とは?

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2020.02.27

ラバーダム防湿とは?

このページは2020年2月28日に更新されました。(心も体も軽くなる番町D.C、運営ポリシーはこちら)

ラバーダムとは、治療の際に歯に装着するゴムの膜のこと。

ラバーダム防湿はすでに100年以上前から歯科治療で使われてきました。ラバーダムには以下のメリットがあります。
1,ラバーダムのメリット

①.歯を感染から防ぐ
②.高速切削器具から粘膜、舌の保護
③.術野が見やすくなる
④.修復物を水分から防御する
⑤.恐怖感からの開放

①.歯を感染から防ぐ

ラーバーダムで歯だけを露出させることによって、唾液やプラークなどの侵入を防ぎ、歯を感染から守ります。
ラバーダムをしていても、ユニットの殺菌水やコンプレッサーのエアーフィルターによる対策が行われていない場合、高速切削器具(タービン、エンジン)から細菌を含んだ水や、汚れたオイル錆びなどを含んだエアーが出るため、虫歯治療の経過は非常に悪くなり、痛みや違和感の原因になります。

②.高速切削器具から粘膜、舌の保護

歯の切削中は分速30万回転するダイヤモンドや鋭い歯のついた高速器具が回転しています。唾液や水を飲み込んだり、咳をしただけで舌や粘膜を傷つける危険性があります。
ラバーダムにあたると器具は即座に停止し舌や粘膜を傷つけることを防ぐのです。

③.術野が見やすくなる

ラバーダム防湿によって、口からの水蒸気や唾液が除かれ、ミラーが曇らず乾燥状態が得られるため、虫歯の確認が行いやすくなります。
虫歯は齲蝕検知液を用いて染め出すのですが、確実に染出すには歯が完全に乾燥した状態である必要があります。

④.修復物を水分から防御する

ほとんどの修復材料は水分に弱い性質を持ちます。つまり治療中に水分や唾液が存在すること自体が治療結果を悪くしてしまうのです。
虫歯治療の際にラバーダムを使わないということは、開腹手術をする際に外でしかも雨の中で手術を行う様なものなのです。

⑤.恐怖感からの解放

麻酔科でラバーダム防湿をされることで、患者さんは自分の歯の治療がどこか自分と歯は慣れた場所で行われているかのような感覚を受けます。
番町D.C.の患者さんの場合、虫歯の治療中でさえ眠ってしまうことも珍しいことではないのです。

写真で見るラバーダム
歯の根元の虫歯治療を行う場合(WSDと呼ばれる歯の根元のえぐれを修復する場合のラバーダムのかけ方)

不良修復物の下に特殊なラバーダムクランプをかけます
不良修復物を取り除いた状態メスで材料の余剰部分を取り除いている
完成

根の治療を行う場合のラバーダムのかけ方

強度が十分にある歯の根管治療を行う場合

ブリッジになっている歯に対しては、ブリッジの下にラバーダムをフロスで縛ることで防湿を確実にします。
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