歯列矯正で失敗しない知識①”失敗しやすい日本人の特徴?”

  歯列矯正で失敗しない知識①”失敗しやすい日本人の特徴?”

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2020.03.02

歯列矯正で失敗しない知識①”失敗しやすい日本人の特徴?”

このページは20203月15日に更新されました。(歯科医療を科学し結果にこだわる番町D.C運営ポリシーはこちら)

「歯並びは綺麗」になったけど「肩こりや首凝りがひどくなった」「呼吸が苦しくなった」「姿勢が悪くなった」という一見何の関係なさそうなトラブルが歯列矯正で起ることをご存じでしょうか?

「高額の料金を払い長い時間もかけた」のにこんなことになるとは思いもかけなかったでしょう。しかし業界内では「いただける料金は多いが、リスクも高く、失敗例もたくさんある」とうわさされるほど難しい治療なのです。

今回は失敗しない歯列矯正知識シリーズとして、日本人の骨格について記事を書かせていただきます。この記事を読むことで「歯列矯正の正しい知識を身につけることができます」さらに、「歯科医院を選ぶときに確認すべきことがわかるのです。これらの知識があれば、矯正医の説明を聞いてその先生がどこまで理解したうえで治療を行っているか判断することができるようになります。

こう断言できるも番町D.C.がISO9001(2004~2015年)で培った「治療技術マネジメントシステム」(システムについて詳しくははこちら)に基づき、再治療の患者さんの失敗原因を理論的に解明し、確実な治療結果につながる「先進の歯列矯正の治療法」を継続的に改善と開発を行なってきたからなのです。

”日本人の骨格の特徴”

①.日本人の骨格の特徴
②.日本人の性格の特徴
③.抜歯矯正が不具合を生む理由
④.矯正医の知識と倫理感、患者の意識の問題

①.日本人の骨格的特徴
日本人(アジア人)は頭蓋骨が西洋人と異なります。下の図をご覧ください。上は西洋人で下はアジア人のものです。上から見ると頭の長さが違うことがわかります。

さらに下の図で、横から見ると顎の奥行きがアジア人の方が短いことがわかります。


このような構造から考えると、鼻筋の通った顎がしっかりとした西洋人と全く同じ方法で歯列矯正ができないことがわかると思います。

②.日本人の特徴
日本人の性格の特徴として、「奥ゆかしい」、「表現が控えめ」、「礼儀正しい」、「我慢強い」などの特徴があります。しかしこれが却って噛み合わせや体に良くない影響を及ぼしている事実には意外に気が付いていないのです。

「ブラック企業が多い」、「いじめの問題」などはこのような性格と無関係ではないと言えるでしょう。

そして普段から我慢をするといった生活が顎の周囲の筋肉を緊張させてしまい、「顎を後ろに引いてしまうという状態」を作ってしまい「出っ歯の原因」になっているともいえるのです。

③.抜歯矯正が好ましくない理由
歯列矯正を行う理由の一つとして「歯並びのコンプレックス」があります。特に出っ歯(上顎前突)は最も多い理由の一つではないでしょうか?

実はこの上顎前突は上記①②がともに原因となって生じているのです。骨格が前後的に短いことで歯列が並びにくくなり、さらに顎の緊張によって奥に入ることで出っ歯に見えてしまうわけです。

抜歯矯正ではただでさえ前後的に狭い口を前歯を後ろに引くことでさらに狭くしてしまうリスクがあり、さらに下顎が前に出にくくなってしまう弊害があるからです。(出っ歯の失敗例の記事はこちら

④.矯正医の知識と倫理感、患者の意識の問題

矯正医の知識の問題
このような骨格的な問題や、下顎が後ろに引かれることで起こるという知識を持っている矯正医が少ないのです。

「咬合学の知識を持つことなく歯列矯正を行う」ということは「目的地を決めることなく航海に出かけるようなもの」で、いつ難破(歯列矯正治療の失敗)をしてもおかしくない行為なのです。
実はこの歯列矯正の失敗が多種多様の全身のトラブルを引き起こすことがわかってきたのです。(詳しくはこちら

矯正医の倫理感の問題
さらに、歯科医師過剰問題から経営が苦しくなり、医学的な科学的にも倫理的にもありえない治療法をインターネットや本、雑誌、果ては漫画まで作って」まるで夢の治療法(例、マウスピース矯正や審美部分矯正、審美歯科治療など)のごとく派手な広告宣伝をして患者集めに熱心な歯科医がいるのはとても残念な事実です。皆さんも一度は目にしたことがあるはずです。

「自由診療でも危ない歯科の現状」の動画はこちら

実際にこのような広告戦略で治療数を拡大させ、結果的にNHKに特集されるほどの大問題を引き起こした代表例が「歯科界の汚点、インプラント」です。インプラントが介護の現場で抜くことも、治療することもできず大問題を引き起こしている真実さえ知らされず、派手な宣伝広告で、いまだに治療を受ける被害者予備軍が後を絶たないのです。

倫理観の無い歯科医はその危険性を知りながら患者さんに伝えることなく治療を行います(もちろんきちんと伝えて責任を取る歯科医もいますが、介護での起こる問題は未解決のままでしょう)。このような「倫理観の無い歯科医院」には絶対にかかってはいけません。

患者さんの意識の問題
患者さん自身も意識を高めることも重要な課題です。歯は食べ物を始めに取り込むというだけでなく、噛み合わせは首や体のバランスにまで影響を与え、噛み合わせの不良は全身の不調の原因にさえなるという理解が必要です。

「”歯”の重要性と歯科治療の老化防止効果について」の動画はこちら

楽で短期間で終わる治療など通常はありえません。安易気持ちで受けた治療が身体に大きな影響をおよぼす可能性があるという意識(デンタルリテラシー)を持つことが必要なのです。
「歯の見た目を治したら、何も問題がなかった身体にどうしようもない不調が出て治らなくなってしまった」という患者さんを多く診てきた経験からこれだけは伝えておきたいのです。

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