”これで終わり?”悩まずに済む、”歯列矯正終了の基準?”とは?

  ”これで終わり?”悩まずに済む、”歯列矯正終了の基準?”とは?

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2022.08.19

”これで終わり?”悩まずに済む、”歯列矯正終了の基準?”とは?

このページは2022年11月05日に更新されました。

「歯列矯正が終わり!と言われたけど、本当に治ったの?」、「ブラケットを外したが、どうも調子が悪くて納得できない!」こんな悩みはありませんか?

矯正治療は歯科医治療の中でも最も難しい治療の一つで、治療後の体調の変化が激しいことでも知られています。

またどの時点で矯正治療を終了とするかの判断が難しい治療でもあるのです。

この記事では「一般的な歯列矯正の終了基準について」と私が長い期間、顎関節症などを発症した歯列矯正の患者さんの治療経験で感じ、付け加えておくべきと考えた「本当の歯列矯正終了の基準」との違いについて書かせていただきます。

この記事を読むことで、「歯列矯正が体に与える影響と審美性の関係?」と、「医師として歯列矯正のゴールをどうすべきか?」を正しく理解することができます。

この知識を身につけることで、歯列矯正の相談時に先生に何を聞けばよいか?わかります。また治療を受ける先生を選ぶ判断が的確にできるようになります。

何故なら、正しい歯列矯正終了のゴールを決めて治療が正しく行われれば、見た目や、噛めることだけでなく、体調まで良くなって、仕事も人生も楽しめるようになるからです。

①.一般的な歯列矯正のゴールとは?
②.一般的矯正治療終了の基準の矛盾とは?
③.番町D.C.の矯正治療のゴールとは?
④.番町D.C.で効果が高い理由とは?
⑤.高い効果の出た患者さんの例

①.一般的な歯列矯正のゴールとは?
1.Ⅰ級関係で噛み合う
2.上の歯と下の歯が緊密に噛みこむ
3.正中があっている(上の前歯の真ん中が、下の歯の真ん中が合っている)
4.前歯のオーバージェット
2mm、オーバーバイト2mm

上記の基準がごく一般的な歯列矯正の終了の基準と言われています。

1.と2に関しては番町D.C.でも歯列矯正の終了基準の大切な部分としてとらえています。

しかし3と4に関しては私は歯列矯正の経過を見てゆくと必ずしも重要ではないとわかってきました。むしろこの基準に固執して仕上げられることで治療後の経過の悪い患者さんをたくさん見てきました。

3と4はあくまでも見た目の基準であって、人間の筋肉や骨格のバランスとはあまり関係がありません。

審美性はともかくこの基準は医療行為としての満足度を満たすものではなく、無理に合わせると、健康面の問題が引き起こされる可能性があるのです。

②.一般的ゴールの基準の矛盾とは?
2に関しては私も緊密な噛み合わせを得ることは絶対に必要だと考えます。

しかし、1、3に関しては、実際は難しい場合があると考えています。

もちろん、左右の骨格のバランスが整っていてればそれはそうなることは望ましいでしょう。

しかしそれは、子供の歯列矯正であったり、身体骨格等のアンバランスが比較的少ない患者さんに限られるということです。

人は成長段階に身体にかかったストレスで、顎の左右の成長が異なっている場合があります。

その場合は、上下前歯の正中がピッタリ合わない方が、顎のバランスがとれることもあるのです。

逆に無理に正中を合わせることで、顎周りの筋肉にアンバランスなストレスがかかってしまうのです。

ストレスの多い現代、顎関節症によって、どちらか一方の顎の関節頭が削れてしまい、下顎枝(下顎の関節頭から顎角まで)の長さが左右で異なる方も少なくないのです。

ですから、正中(上下の前歯の真ん中)がピッタリ合うのはケースバイケース、また正中がずれる場合は、さらにⅠ級関係も必ずしも絶対ではないといえるのです。

4に関して考察した場合、オーバージェットが2mm、オーバーバイトが2mmと言うのが一般的な歯列矯正の仕上げ基準となっています。

しかし、これはどのような文献を調べてみても数値自体には機能的な根拠がありません。

実際は縄文人の歯を調べると、殆どがオーバージェット0mm、オーバーバイト0mmであったという報告もあります。

この基準は歯列矯正医が考えた審美的な基準でしかないのではないかと私は考えます。

私が機能で考えた場合、切端咬合(オーバージェット0mm、オーバーバイト0mm)にできるだけ近づけるようことが将来噛み合わせが変化した時に問題を起こしにくいと考えます。

その理由については後ほど書かせていただきます。

③.番町D.C.の歯列矯正のゴールとは?

1,上顎骨に対して適切な位置関係に下顎が位置する
2.噛んだときに顎周囲の筋肉にアンバランスな緊張を作らない
3,下顎の位置が頚椎や身体に対して負荷をかけない位置である

という、一般的な矯正医とは全く異なる基準を持って治療を行っています。

その理由は本来の歯列矯正の目的である、「咀嚼機能を改善し」「身体のバランスを整える」治療に最も近いのがこの基準だからです。

私が異論を唱える理由は、一般的な歯列矯正の仕上げの基準が「審美に対する基準」であったり、「機能面に対する考察が不十分な基準」が、あまりにも多いからです。

④.番町D.C.で効果が高い理由とは?

私自身がの噛み合わせが大きくずれていたことから、体調不良に悩まされ、整体やオステオパシーなどのあらゆる体のバランスを整える治療を受けた結果、「本当の噛み合わせの位置がずれていることに気がつきそれを矯正治療で改善した」経験から、噛み合わせがくるっていることで起こるからだの不調がどれほど深刻かを身に染みて理解しました。

そして、顎の位置がどの位置にあれば、緊張を取り除くことができるのか自分の体験で知ったので、「歯列矯正の調整ごとに必ず位置と体のバランス、緊張具合などをチェック」しながら顎の位置を合わせてゆく緻密な調整による矯正治療をおこなっています。

ですから、通常の歯列矯正とは全く調整の意味が異なるので、治療終了後の経過も、全く違ったと思います。

またこのような物理的な治療技術だけでなく、中医学を教えていただいたことできたついたエネルギーによる影響を氣功を通じて知り、それを歯科治療にもエネルギー調整として生かしています。

"歯が原因"でこんな症状まで!こちら
”矯正治療+α“で“運気が変わった”話 その①はこちら
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⑤.高い効果が出た患者さんの例

当院にいらっしゃる患者さんは歯の治療を受けて、集中力がなくなってしまったとか、矯正治療を受けてから呼吸が苦しくなったりする人も少なくありません。

そして当院で矯正治療を受けることで、集中力が回復したとか呼吸が楽になったといっただけでなく、妊娠をしたとか運気が上がって結婚できたといったことまで起こることがあります。

実は矯正治療でこの様なことが起こるのは人間の解剖学的な問題が解決したからだけではありません。

4000年の歴史を持つ中国の医学の智慧では、人間には主に14本の経絡と呼ばれるエネルギーの流れがあり、それが体全体を調整していると言われています。

特にアゴ周りは特に、「大腸経、胃経、三焦経、小腸経」の経絡との関係が深く、この様な経絡を遮断されてしまうと、そこに関係した臓器の機能に不具合が生じます。

つまり、病気とは単なる目に見えるような物理的な変化が原因とは言えません。東洋医学にもあるような眼には見えないエネルギー的な要素が疾患と深く結びついていることを理解し治療に当たらなければ本当の意味で治るとは言えないのです。

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