歯並びが悪い・・抜かずに体調も改善

  歯並びが悪い・・抜かずに体調も改善

お役立ちコラムCOLUMN

2024.08.01

歯並びが悪い・・抜かずに体調も改善

このページは2024年8月01日に更新されました。(番町D.C運営ポリシーはこちら)

歯並びが悪いので矯正したいけど、どんな治療法を選んだらよいのかお悩みの方は多いと思います。
このページでは、そのような方に向けて、様々な治療法のメリット、デメリットを踏まえながら、本当の治療はどうあるべきかについて書かせていただきます。

1,歯並びが悪くなるのには必ず原因がある。

きれいな歯並びがの人がいる一方、歯並びがガタガタの人もいます。

ではこの違いは何故おこるのでしょうか?
私が東洋医学を勉強しながら歯科治療について研究してきてわかったことがあります。
それは体にかかるストレスエネルギーが筋肉や骨格が影響を受け、歯並びや噛み合わせに影響を与えるということです。

「歯並びが生まれつき悪い」という方がいらっしゃいます。
しかし実際は、生まれつき歯並びが悪いわけがなく、生まれてきて(もしくはおなかの中にいるときから)顎の骨や周りの筋肉に、何らかのストレスがかかって骨が歪んだり、緊張して固くなったりして、歯が生える理想的な状態でなくなり、歯が間違った方向に生えることになり、結果的にスペースがなくなり、歯並びが悪くなったと考えるのが理論的です。

ですから骨格や筋肉に周りのエネルギーの影響を受けやすい子ほど(つまり敏感な子供ほど)歯並びや噛み合わせに影響が出やすいといえるのです。
これは、私がいろいろ診療してきて、発達障害や、敏感な子ほど歯並びや噛み合わせに影響が出やすかったことからわかってきたことです。
敏感な子は、現代科学では測定できない、ある種のエネルギーを感じる能力にたけており、それが一般の人より卓越した能力として認められることも多いのです。

2,抜歯をすべきか、避けるべきか?

歯並びや噛み合わせが悪いことで歯を抜くという診断を受ける場合も多いと思います。
私は大学卒業後、歯列矯正について勉強し「セファロレントゲン」で診断し、「Tweed基準」などをもとにして抜歯か非抜歯かを判断すると教わりました。
しかし、これらのレントゲンが、患者さんが自分が普段噛んでいる噛み合わせの位置を基準にしていること、さらにCTによる診断が進歩してきたことで、骨格を総合的に診断できるようになり、間違っていることに気づいたのです。

今は、顎の3次元的な位置を正しくする歯列矯正法で、ほとんどの症例で非抜歯で治療を行えるようになりました。
ただし、大人で歯のガタガタがひどい場合は、一回の歯列矯正では治せない場合もあります。詳しくはカウンセリングでお聞きいただけます。
いずれにしても、抜歯をすることは本来ある口の中のスペースを狭めることになるので、体に最高のパフォーマンスを求めるのであればぜひとも避けるべきです。

3,どんな装置を選択すべきか?

叢生治療(歯がガタガタの場合)では、抜歯して歯列矯正になる傾向にあります。
しかし1,でも書いているように、叢生(ガタガタ)の歯並びの患者さんは、経絡が詰まっている傾向があり、固まった骨や筋肉の緊張の結果、顎の骨も狭くなり、噛み合わせが低い傾向があります。
骨や筋肉の緊張を取り除かないで抜歯して矯正を行ってしまうと、歯列自体が狭くなって口の中も狭くなってしまいます。
これが「呼吸の質を下げる原因」となります。
叢生の患者さんの場合の場合、歯にはできるだけ弱い力をかけながら「ゆっくり骨ごと歯列を広げる矯正治療」が勧められます。
それに最も適したブラケットが「セルフライゲーションブラケット」をです。

 

ただし、大人の場合は、見た目の美しさや、審美性を強く求めることはかなり難しくなります。その場合は、体質や顎の大きさ、かみ合わせなどを総合的に判断して審美性と身体の状態とをどちらを優先するかで治療法を決めることになります。

4,どんな考え方で治すべきか?

歯列矯正を行うにあたって、ほとんどの歯科医や患者さんは見た目をきれいにすることを第一の目的とすることが多いようです。
歯の中心があっているとか、歯並びがきれいになっていると歯列矯正がうまくいったと勘違いしがちです。
しかし、プロの目から見ると、たとえ歯並びがきれいになっても、また歯の中心があっていたとしても、体に問題を起こしてしまうかみ合わせではなんに意味もありません。

特に下顎の位置は、全身を流れる経絡と密接に関係しているため、これが正しい位置になっていないと、歯列矯正をしたことでかえって体調不良を引き起こしてしまうことがあります。
当院を訪れるほとんどの患者さんが、歯列矯正の恐ろしさを正しくい認識することなく治療を受けてしまい、治療前より治療後の方が体調が悪くなったことで再治療を受けています。

下の写真はCTスキャンで3次元的に首の位置を撮影したもの、歯列矯正で正しい顎の位置に移動するとともに、頸椎の配列が治ってきています。

下顎が正しい位置に収まると、脊髄液の流れがよくなり、神経系のゆがみが取れるため、患者さんが想像もしない治療効果が得られることが多いです。

RECENT POST

CATEGORY

ARCHIVES