お子さんの早期治療とその手順(理論的解説も含む)

  お子さんの早期治療とその手順(理論的解説も含む)

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2020.03.31

お子さんの早期治療とその手順(理論的解説も含む)

このページは2020年5月10日に更新されました。(歯科医療を科学し結果にこだわる番町D.C運営ポリシーはこちら)

お子様の歯列矯正の治療の流れ

お子さまの噛み合わせによって、症状の原因や治療効果が異なります。お口の中を診せていただき「症状の原因と治療法、どう変わるのか?」具体的に説明いたします。
小さい頃の誤ったかみ合わせは、将来にわたって体に影響与えることが少なくありません。

私自身も肩コリや首の痛み悩まされていました。しかし、歯並びを治すことによって改善することができました。今考えてみると、やはりかみ合わせが原因だったようです。自分でも、まさか歯が原因であったとは思いもしませんでした。

お子様のかみ合わせの重要性

子供の噛みあわせは食べるだけでなく、重要な人間の機能をも左右します。
歯は物を噛み砕くという機能を持った非常に大切な臓器です。しかし単にものを噛みつぶし消化しやすくする以外にも体全体のバランスを取るという重要な機能や、呼吸を正常に行うための機能をもっているのです。

その歪みが、どんどん蓄積してゆくと、取り除くのに相当時間がかかり治療に苦労を要するようになります。
ですから、できる限り早い段階で歪みを取り除いてあげる必要があるのです。

また当医院では、CT撮影によって下顎の位置の狂いや、頚椎のひずみを3次元的に調べます。また上顎と下顎のひずみや、前後左右のバランスの狂いは、半調節性咬合器を用いて正確に診断し、上の顎、下の顎のどちらがどのように歪んでいるか?また左右でどちら側に歪んでいるかも診断します。通常は3次元的なゆがみが生じているので、模型とCT映像を見ながら説明させていただきます。

そのひずみを元に、顎の位置を本来のあるべき位置に移動させる治療を行います。
通常はムーシールドや、口腔内のマウスピースのような装置を思い浮かべられる方が多いと思いますが、実はそのような装置だけでは、本当の意味での顎の位置のひずみを取り除くことは出来ません。

20年以上にわたるかみ合わせに関するわれわれの研究から、顎の位置を筋肉や骨格に対して無理のない位置に移動させることによって、お子様の場合早くて1週間ほどで、顎の歪が是正され、頭頂骨や側頭骨などにおきている骨格的な歪が解消されます。

かみ合わせの3次元的な位置の是正について
前述の診断から行う3次元的なかみ合わせの位置の是正は、乳歯が残存している時期から積極的に治療を行います。
ほとんどすべてのお子さんで、「体が楽になった」、「顔の歪がなくなった」、「元気になった」などの経過を保護者の方から頂きます。お子様の歯の治療を単なる歯並びの治療にだけに終わらせない当医院のコンセプトは、歯の3次元的な位置を変えることで初めて実現できるのです。

また、「鼻呼吸が出来ない」といった症状は、かみ合わせの3次元的な位置(特に前後的な是正)を治すことによって良好な結果が得られる典型的なものです。顎の位置が奥に入っていると、どんなに鼻呼吸をしようと努力しても、本人の力ではどうにも出来ません。
鼻から吸った息は口の後ろ側を通過しなければ肺にに入ることが出来ませんから、口腔機能が正常であることは鼻呼吸が正常に行われるうえで非常に重要な要素であることは、当たり前といえば当たり前なのです。

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