噛み合わせを変えるということ

  噛み合わせを変えるということ

お役立ちコラムCOLUMN

2016.08.05

噛み合わせを変えるということ

矯正治療は、ほぼ100%噛み合わせの位置を変えてしまう治療です。
私のホームページで何度も書かれているように、かみ合わせを変化させるということは、実際は全身の骨格のバランスにも大きな影響を与える可能性があるのです。そして顎の周りについている筋肉は、頭蓋骨や頚椎に強い影響を与える筋肉であるので、中枢神経系大きな影響を与えることになります。
ですから、矯正治療は非常に重要かつ繊細な治療でもあるのです。
これらを理解してうえで矯正治療中の変化に対しても注意が必要です。
私どもが患者さんを観察してきて感じた、かみ合わせを変化させる最中に起こる変化や現象には以下のようなものがあります(人によって出る症状は異なります)
1、思考に関するもの
A,一時的に最近のことを忘れやすくなる、
B,積極的になったり、消極的になったする感情の起伏が一時的に激しくなる
C,急に些細なことに強い不安の気持ちが起きる
D,些細なことにたいする怒りが強くなる
E,相手の感情に対して敏感になる
2、体の変化に関するもの
A,股関節や、足首などのさまざまな関節が痛くなったり、違和感が出たりする。
B,視力が上がったり、目が見えやすくなったりする
C,左右の耳の聞こえ方が違って感じたりする(一時的なものです)
D,喉が詰まった感じがしたり、飲み込みにくくなったりする(一時的なものです)
D,頭痛が起きたり、無くなったりする
これらのことは一時的なことで、ブラケットを外すことによって徐々に消えてゆき、体が完全に適応すれば無くなって、とても快調になりますが、一時的にこのような症状に対して不安を訴える患者さんも少なくありません。
このような症状があったからといって、矯正が上手くいっていないというわけではありませんので、過度な心配はなさらなくて大丈夫です。
私どもはこれらの症状が起こっている患者さんを多く経験しており、それに対する対処法も熟知しております。
ただ、ご本人がそれを理解して、治療の過程の一部であるご理解をいただかなければ治療が上手くいかなくなります。あらかじめご注意ください。

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