入れ歯こぼれ話

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2018.02.25

入れ歯こぼれ話

このページは2020年2月25日に更新されました。(心も体も軽くなる番町D.C、運営ポリシーはこちら)

入れ歯こぼれ話

つい先日、以前いらしていた患者さんが、「先生のところは遠いからこれなかったのですが、入れ歯がどうしてもかむと痛いので作り直してください」

と言って来られました。

どうやら、私が作った入れ歯を入れていたのですが、その後、前歯の根が割れて抜歯になってしまい、前歯がない状態の入れ歯になってしまったようです。

そこで近所でばねのない見た目のきれいな入れ歯を作ってもらったらしいのです。「この入れ歯は、外に出るときは前歯がないので、していますが、食事の時は痛くて咬めないので、以前先生に作ってもらった前歯のない入れ歯で食べています・・・。」と患者さん。まるで笑い話のようです。

入れ歯は咬むもの、一体その入れ歯は何の歯なのか?私は疑問に思いました。

ばねのない入れ歯は確かに見た目は銀のワイヤーが見えなくてよいのですが、ばねがないために、食べる時、入れ歯が必要以上に沈んで、痛くて咬めないのです。それなのに、今ちょっと歯科医の間でブームになっています。

私だったら、できれば、外に出る時外しても、食事のときは必ず入れてくれる入れ歯を作りたいです。
入れ歯はファッションではないです。咬む為のものです。

またこんな入れ歯を作っているから、みんなインプラントに期待するようになるのか?

とちょっと思いました。入れ歯をきちんと作る技術を磨けばいいのに?
インプラントなんて、骨にネジを打ち込むだけで、リスクはありますが、技術はさほど必要ではありません。
だからみんな先生はインプラントに走るんだな?と感じました。

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