矯正治療と精神

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2024.10.17

矯正治療と精神

このページは2024年10月22日に更新されました。(心も体も軽くなる番町D.C、運営ポリシーはこちら)

歯列矯正と精神との関係は複雑に絡み合っています。

私は若い頃、いろいろな先生の講演会を見て、特に女性の患者さんですが、矯正治療前と、後とで、顔つきが完全に変わってしまう人がいることに気が付きました。

もちろんうまくいった症例として出すわけですから、当然なのかもしれません。でもあまりにも変わりすぎていて、歯並びや噛み合わせが治った結果だけとは思えないし、審美的コンプレックスが改善されただけでここまで変化したとは思えなかったのです。

私の医院で歯列矯正をしている患者さんは、ほとんどが噛み合わせに問題を抱えており、それを治療しているので、身体だけでなく、精神にまで非常に激しい変化があることに驚かされ、それは確信へとつながっています。

初診のころ、何か怒っているのではないかと思うような口調でいらっしゃった患者さんが、とても気さくで、易しい声をかけてくれるようになり、服装がダーク調だったのが、派手でかわいらしい服装に変わったりしました。

またある人は、矯正を始めてある程度歯が動き出すと、ロングの髪を急にショートカットにしたかと思うと、更に、短くしてしまったり、化粧まで変わってしまいました。もちろん装飾品や、服装までもガラッと変ってしまうのです。

はじめは歯列矯正の時期と環境の変化が偶然重なったのかな?と思っていました。

しかし、治療中のほとんどの患者さんで起こるので、偶然ではなさそうです。

ただ、それらの患者さんに共通しているのが、頸椎の変化です。
歯列矯正で噛み合わせを適切に変化させてゆくと、首の骨の状態がどんどん変化してきます。
CT撮影をしなくても、触診しただけですぐわかります。
体調が良くなり、気分も良くなるのは、頸椎の位置が収まるべき位置に収まると考えられます。
頸椎が整い、脳髄液の流れがスムーズになり、脳内の循環に影響が出ているからだと考えられます。

以前、交通事故後、リハビリで無理やり頸椎を引っ張られてから、激しい痛みで方が上がらず、息をするのも苦しいとのことで、当院にいらっしゃったことがありました。

頸椎を修正しながら、歯列矯正を行うと、痛みがなくなり、肩が上がるためには手術しかないと整形外科でいわれていました。

歯の治療後に急に治ったので、整形外科の先生が患者さんに一体何をしたのか聞いてほしいといわれたそうです。

私は「整形外科の先生の治療の仕方が間違っている」と言いたいところでしたが、「顎の位置を適切に治しただけです」とだけ伝えました。

整形外科の先生も、身体全体のバランスと、神経機構そして、生命エネルギーである「気」について考慮して治療してほしいと思っています。

患者さんに無駄なお金と時間を使わせないためにも・・。

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