このページは2023年09月10日に更新しました。
歯科医の仕事は非常に大変です。ミクロン単位の細かい作業でありながら、分速30万回転という超高速なタービンを繊細に動かしながら、過不足なく正確に歯を削ってゆかねばなりません。
歯をたった数十ミクロン(1ミクロンは1/1,000 mm)削りすぎただけで噛み合わせは大幅に変化してしまいます。
ほんの僅か数十ミクロン、間違った歯を削られるだけで、治療後に起き上がれなくなるほどの体調不良が起きてしまうこともあります。
非常に繊細で氣を使うお仕事ですから、どんなレベルの歯科醫師に に治療をしてもらうかは非常に重要なポイントなのです。
通常患者さんは歯の不調を抱えて来院されるますが、そこには物理的な歯の問題だけでなく、目には見えないエネルギーの悪い方向への変化という問題も内在しています。
歯科医はエネルギー状態の悪い患者さんを診ることになります。
私は虫歯を削ったり、詰め物を外そうとすると、口や歯から強い負のエネルギーが出てくることを常に感じます。
エネルギーの影響で手元も狂わされることもあり、常に十分な体力を維持して精神を集中させておく必要があるのわけです。
先生の中には心労と、患者さんのエネルギーの影響で鬱病になってしまう先生も少なくないのがこの職業の特徴です。
私も入院までとはいきませんでしたが、鬱病になってしまい真剣に閉院を考えた時期が何度もありました。
鬱病はかかった人にしか分からない、「何もする気が起きない」、「ひどく疲れる」、「思考が回らなくなって今まで2,3分でできていたことが1時間かかっても出来ない」といった表現のできないほどの苦しさです。
しかも、十分な休息や睡眠をとっても、すぐに改善してゆくわけではありません。そもそも鬱になる時期は仕事が忙しいことが多いので、週末にゆっくり休んだとしても回復するまで至りません。
わたしの場合は、体中のこりと一緒に、精神的な部分で追い詰められたので、非常に苦しい経験でした。
歯科治療は私にとっては天職であり、細かい歯の治療や、患者さんの技工物を製作することは一種の喜びで、学生時代から苦痛に感じたことは一度もありませんでした。
そんな私が、朝病院に来て、患者さんをこれから診療しなければならないと思うだけで、一日が永遠のように長く感じ、涙が出るほど診療自体が辛くなるのは信じられないことでした。
スタッフには、それとは氣が付かれないように振舞うのが精一杯の時期が何ヶ月も続きました。
幸か不幸か、私の現実とは異なり、患者さんやスタッフ、そして家族には私がそのように苦しんでいるようにはまったく見えなかったようでした。
正直、当時何でこんな苦しい目にあうのか意味が分かりませんでしたし、いつ終わるのかと思いながらの診療は永遠のように感じました。これも鬱にかかった人の感覚の特徴だそうです。
このような症状に悩まされたときは、鬱に関する治療法についてインターネットで毎日調べて、新しい情報はないかと探し続けていたのですが、はっきりいってお医者さんの書いた文章や、専門家の書いた内容はほとんど「当たり障りのない」、「根本的解決にならない」、「当事者の気持ちをわかっていない」診断と投薬と理論の羅列ばかりでした。
そして、どうして鬱になるのかを調べても、過労とかストレスとかを挙げていますが、はっきり何か?とは医師自身も理解できておらず対応のしようがないといった内容ばかりでした。
私の解釈では、まず、鬱になりやすい体質があると思います。その体質はいろいろなエネルギーを拾いやすい体質といえ、HSPやエンパスともいわれています。このような体質の人は人の感情、他人や環境のマイナスやプラスのエネルギーの影響を受けやすい人です。
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