化学物質と体調

  化学物質と体調

お役立ちコラムCOLUMN

2017.04.12

化学物質と体調

人間の身体は常に有害物質を代謝し、それを体外に出す働きをしています。

それをしめしているのが体臭です。

年を取れば取るほど加齢臭がひどくなったり、お酒を飲む人やヘビースモーカーなどが独特の体臭を持っていることは、誰でも気がつくはずです。

よく電車の中でいかにも敏感そうな女性がマスクをしている姿を見て、「むしろ病人に見える」と思ったものですが、私も歯の治療をしたり、整体などに通ったるするうちに敏感になってきました。

そして、「今まで気にならなかったにおいに対して強烈な嫌悪感を感じる」ようになりました。

学生時代に、「糖尿病患者さんが終末期になるとケトン臭を出す」と習いました。ケトンはアルコールなどの最終分解物で、毒性が高いものです。

身体の中にたまった悪い物質は、呼気や汗などとともに外に出されるのだと思います。
病院は常にこのような物質が放出されていると考えたほうが良いと考えられます。なんとなく病院が苦手なひとがいるのもこんな理由もあるかもしれません。

また犬が御主人がガンであることを伝えた事例がテレビでも放映されていましたが、人間の1000倍以上の嗅覚を持つ犬であれば、臭いでどんな病気になっているのか、どの臓器が悪いのかを、ある程度判別できるのかもしれません。

私達の歯科医院では、常に換気と空気の清浄、アロマを焚くことが大切だと考えています。

口の中は、歯についた菌や汚れから出る悪臭や、呼気と混じって出る悪臭など、あらゆる種類の化学物質が大量に外に放出される場所だと考えるからです

治療中もずっと窓を締め切ったまま換気もせず、また空気の清浄もしなければ、患者さんから放出された化学物質はどんどん部屋にたまり、結局患者さんやスタッフが吸い込んでしまうことになるので、治療を行う場としては好ましいとは思えませんし、スタッフも先生も健康を害しやすくなります。

空気を常に換気していることから、オープンテラスのようなさわやかな空気の歯科医院だといわれることがありますが、それも大切なことだと思っています。かといって、感染対策がないがしろになるようなことはしないようにしています。

またアロマは、特に生命力の強い植物から作られる物質を濃縮したものなので、化学物質を分解、無害化する力が強いと考えられます。

レモンに含まれるリモネンなどは油を分解する作用が強く洗濯や掃除などの使われますが、おそらく有害性の物質も分解していると思われます。
アロマを焚くことで、口の中から放出された化学物質を無害化し、医院では非常に有効性が高いと考えています。

実際窓が開けられない冬場に空気清浄機のスイッチを最強にし、とアロマ装置6台に電源を入れてアロマを炊くと、治療の疲れが明らかに楽になってくるの実感しています。

体調が悪く成りやすい人や、電車で気持ち悪く成りやすい人は自分に合ったアロマを家で焚くとか、アロマを放出するネックレスなども売られていますので、それらを使うと効果が期待できるのではないかと思います。

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