- 2023.06.15
「インプラント難民」って知ってますか?
このページは2024年07月31日に更新されました。
「インプラント難民」という言葉を耳にしたことはありますか?
インプラントを受けた後、どこの歯科医院でもうまくいかず、ドクターショッピングをする患者さんのことを言います。
インプラントは、歯が抜かれてしまう人にとってはまるで魔法のような方法に見えます。
確かに歯がなくなって入れ歯になってしまうのは、とても寂しいものですし、自分も年を取ってしまったとショックを受ける方も多いでしょう。
その気持ちに付け込まれインプラントを勧められ治療を受けてしまうという方は後を絶ちません。
しかし、インプラントは本当に大丈夫なのでしょうか?
「インプラント難民」という言葉があるように、インプラント後に問題を抱える方は少なくないのです。
一時期NHKで特集されたほどインプラントは魔法の治療でも何でもない治療と誓いしておく必要があるのです。
実はインプラントには重大な問題があるにもかかわらず、それを無視して行われ続けてきた歴史があり、心ある歯科医はインプラントの治療を避けるのが普通です。
インプラントの問題点1
インプラントには天然歯のような歯根膜構造がない。
現代のインプラントは骨に打ち込まれると、周りの骨完全に癒着する構造になっています。
しかし、本来の歯には歯の周りにハンモックのような歯根膜が存在しています。
この歯根膜が海綿体のように血液の量を調整することで歯から骨に伝わる力をコントロールしています。
車でいうとちょうどサスペンションに当たるものです。
つまりインプラントには、サスペンションのような構造がないのです。
周りの歯が天然の歯で、一本だけインプラントの歯が入っている状態を考えてみてください。
インプラントの歯だけが力を吸収することなくダイレクトに力が骨に伝わってしまうのです。
この問題は、インプラントの開発が始まってから問題とされ、様々な解決法が試みられてきましたが、結局解決策が見つからないまま、治療の症例が増えていった歴史があります。
想像してみてください、もし4つタイヤのある車の一本がサスペンションのないタイヤだったら一体どうなるでしょうか?
しっかりと入った歯インプラントの場合、インプラント体の上部構造(インプラントの上にかぶせるかぶせ物)に過剰な力がかかり、かぶせ物が通常より早いタイミングで壊れてしまうという問題が起こりやすいのです。
また、インプラントは噛む相手側の歯にも影響を及ぼします。
インプラントに歯根膜がないことで、強い力がかかりやすいと申し上げましたが、もし、インプラントがそれでももちこたえたとしても、相手の歯にも強い力がかかるため、インプラントがかみ合う相手側の歯が割れたり、ダメになってしまうといった問題が起こりやすいのです。

インプラントの問題点2
インプラントには天然歯のような免疫機構が働かない。
インプラントには歯根膜構造がありません、通常歯の歯根膜部分からはigEなど免疫物質が放出され、常に感染することを防御しています。
しかし、この免疫物質が出ないインプラントでは、細菌が入ると、骨に直接侵入してしまいます。
骨に侵入した細菌は一気に体全体に血流にのって広がってゆくため、通常では考えられない場所で細菌が見つかることがあります。
私の経験では、インプラントを打たれてから腰の骨に違和感があったので検査をしたところ、どこから侵入したかわからない細菌が検出され、インプラントを除去するに至った患者さんがいました。
私の30年以上の歯科医の経験から考えると、失った歯の治療は入れ歯が最も経過がよく、ブリッジも経過良好とは言えません。一番避けた方がよいのがインプラントだと思います。
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