- 2023.03.28
虫歯治療に歴史と実績のある材料「アマルガム」
このページは2024年2月18日に更新されました。(心も体も軽くなる番町D.C運営ポリシーはこちら)
番町D.C.では臼歯部のほとんどの場所、前歯部の見えない部分にアマルガム充填を行なっております。
最近ではアマルガム充填を見かけなくなりました。しかし歯科の歴史において「200年以上の歴史と実績」をもつ材料で非常に素晴らしい性質を持つのです。
この記事ではなぜ番町D.C.ではアマルガム充填を行うのか、その信頼性について科学的に説明してゆこうと思います。
先進治療こそ歴史に裏づけられた信頼性を大切にする。そのこだわりをご覧ください。
①.アマルガムと私との出会い
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①.アマルガムと私との出会い
私が大学でアマルガム充填の実習をしたのは大学5年生の時たった一回で、アマルガムをここまで充填することになるとは思いもしませんでした。
写真はアマルガム(カプセル状です)
しかし大学院時代、アメリカで行われているアマルガムの充填を観て驚きました。
そして自分の歯にも詰めてもらうと、その違和感のない噛める喜びに「こんなに素晴らしい材料があるのか?」と換気したです。
②.アマルガム充填のメリット
A.アマルガムは詰めると膨らみます。固まるまでは5分間が勝負です。
固まるまでは雪のような柔らかさで、固まると金属そのものです。歯に直接詰めるので、とても精密に詰まります。
歯にその場で材料を詰める方法を直接法と言い、精度が最も高いです。
歯型を取り(写真撮影で行う方法もあります)それをもとに作った詰ものと入れる方法を間接法といい、直接法より精度が劣ります。
アマルガムは唯一硬化時に膨張する性質があり、「歯と詰め物とのギャップが硬化とともに少なく」なります。
例えば近年審美材料として充填されているレジンは直接充填材料ですが光を当てて固める際に「重合収縮」という歯との間に隙間できやすい性質があります。
B.抗菌性
アマルガムには水銀が含まれているため、高い抗菌性を持っています。アマルガムは二次カリエスになりにくいことが知られています。
C.直接充填できる唯一の金属であり耐久性、耐摩耗性に優れる
アマルガムは充填後に徐々に硬化する金属であるため、小さな虫歯から下ぼれの大きな虫歯まで余分な歯を削ることなく緊密に充填することができます。
また高い耐摩耗性と耐久性を持ち合わせる材料といえます。
D.研磨後ツルツルになるのでプラークが付きにくい
アマルガムが硬化後は研磨によってツルツルに研磨することができるため、プラークが付きにくく衛生的です。
③.アマルガム直接充填のメリット
アマルガム直接充填では、虫歯を診療当日に除去充填でき、1時間程度で噛むことができるようになります。
仮歯をを必要とせず、「細菌に感染するリスク」が低く、治療後に「噛み合わせが変わる」ことがほとんどありません。
④.アマルガムの技術的問題
このように素晴らしい特性を持つアマルガムですが、硬化する短い時間で歯の形と高さの調整が必要です。
⑤.アマルガム充填が優れているわけ
アマルガムに使われる水銀は無機水銀で身体には無害です。
ところで、神社の鳥居に塗られている朱の原料は何かご存じでしょうか?
辰砂という水銀の化合物です。辰砂は漢方薬でも使われるほど病気に効果を発揮するものです。
鳥居やお寺など朱色に塗られたものは長持ちします。これは抗菌性だけでなく、外界からのエネルギーストレスに強いからであるといわれています。
昔秦の始皇帝の時代に不老不死の薬を探しに日本に来た徐福という人物がいました。彼が求めていたのが日本にあることが知られていたこの辰砂でした。
日本でもこのことを知り、辰砂が豊富にある高野山を選びお寺を建立したのが弘法大師空海です。
アマルガムが昔から使われていた理由は、アマルガムが、このようなエネルギーストレスに強く抵抗する力あると昔の人は知っていたのです。
アマルガムを詰められた人のほとんどが明らかに体調がよくなり違和感もなく、調子が良くなったといいます。
補足
アマルガムに対して水銀が含まれるために、「健康に問題が生じるかのように誤った情報を流す」方がいらっしゃいます。
歯科用のアマルガムは無機水銀であり、人体に影響のある水俣病などの有機水銀とは組成が異なります。また「厚生労働省においても歯科用のアマルガムのに対して禁止事項は設けておらず」、人体に悪い影響があるものではありません。
また噛むことで歯から体内に水銀が吸収されるかのような情報がありますが、番町デンタルクリニックの患者さんで20本以上のアマルガム充填を行った方の頭髪から含まれる水銀量を測定したところ、通常の日本人の平均レベルと何ら変わることがありませんでした。
このことからも人体に対する影響は基本的にないと言えるでしょう。(むしろマグロなどからの摂取量の方が多いのです。)
FDAの見解はこちらです。
歯の違和感で病んでいる方はカウンセリングをお申し込みください。
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