- 2020.03.14
コロナウイルスの問題と日本の歯科の感染予防
このページは2020年4月24日に更新されました。(番町D.C運営ポリシーはこちら、歯科医がおすすめする強酸性水(三室式で作られた専門家も勧める信頼性の高いの次亜塩素酸水)、無光触媒抗菌コート剤の情報はこちら)
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「歯科治療でコロナウイルスの感染は大丈夫?」と改めて心配になる方は実際は多いでしょう。
実は歯科治療は殆どすべての処置が「外科処置」ですから、感染対策は非常が最も重要な治療科になります。
そもそも歯科では治療中に「血液や唾液に触れずに治療をすることがほぼ不可能」だからです。
以前から歯科の感染対策については「クローブは毎回交換されているのか?」といった問題や、「タービンの滅菌は常に行われているのか?」といったごく基本的なことが問われていました。
そして最近ではタービンの滅菌は半分程度の歯科医院で行われるようになってきました。
しかし、「コロナウイルスが蔓延してきた」今、最も注目されるべきは、「歯を削るときに出る水に感染対策が施されているかどうか?」ということなのです。
私は20年以上も前から、日本の歯科や医科の感染対策に疑問を持っていました。今回の件でほとんど対策をとっていない医院でその問題が露呈したわけです。
医療では治療で何か言い出す前にそもそもきちんとした感染対策がされているかだと私は思います。
感染対策なくして治療もあり得ないからです。
番町D.C.では20年以上も前から強酸性水をユニットに流す水を使用しており、さらに、強酸性水を加湿器に入れて空間を除菌しているので、医院内の空気はとてもきれいです。
実やこの程度まで感染予防を行わなければ安全な歯科治療環境が確保されたとはいいがたいのです。
そもそも日本の歯科用ユニットは強酸性水などの除菌水を通すことができるような構造になっていないため、治療中の感染対策の対応が非常に遅れています。
日本の歯科医院の「9割以上は日本製の歯科用ユニットを使っている」ためこれはかなり大きな問題と言えます。
日本の標準の歯科用ユニットは、世界のスタンダードのユニットとは全く構造が違い、歯科治療の基本的な要素を考慮していないという点が問題なのです。
そもそも、スピットン(口をゆすぐところ)は感染の可能性が高く、海外の歯科医用ユニットでは基本的にスピットンはついないのが標準仕様です。
もし付いていたとしても、感染対策がしやすい陶器製のものが使われています。
日本製では「プラスチック製やガラス製」などのおしゃれさを重視して衛生面の問題のあるものが使われており、感染対策を考えた作りになっていません。
歯科学生を教育する大学では、ほとんどがこのような国産のユニットを使っているため、歯科医師に正しい知識が広まっていないという問題があるのです。
実は15年以上前に私の医院にアルバイト件見学に来ていた学生が、大学の病院で実習が始まるとあまりの不潔さで、先生の後をアルコール綿をもって拭きながらついていっていたら、「一体何をしているの?」と怪訝そうにみんなに聞かれたといっていました。それほど大学病院の感染対策も先生の意識も遅れていたようです。今もさほど変わっていないと思います。
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