- 2025.06.17
歯の健康と老化、東洋医学が教えること
このページは2025年06月17日に更新されました。(心も体も軽くなる番町D.C運営ポリシーはこちら)
皆さんは「歯が弱ってきて、歳を取ってきたな」と思うことありませんか?
実は東洋医学で、歯は老化とも深い関係があり、弱ってきた歯を放置すると、全身にまで大変なことが起こるのです。
東洋医学では、腎が歯と骨と深い関係があり、腎の機能が落ちると、骨が弱り、歯が虫歯や歯周炎になりやすくなります。
腎は、「精」が作られる場所です。「精」とは生命活動を支える根本のエネルギーで、これがなくなると急速に老化が進むと考えられています。
腎に流れる「腎氣」と呼ばれる腎の「氣」がなくなると、人はやがて死を迎えます。
歯や骨に問題が起きている場合、「腎氣不足」のサインと考えられます。ですから歯や骨の治療だけではなく、「腎氣」も補ってあげる必要があるのです。

腎氣が足りなくなると、「抜け毛」や「白髪」、「腰の痛み」、「手足の冷え」、「耳が遠い」、「夜間頻尿」といった老人で頻繁に見られる症状が出るようになります。
実は私も「腎虚」という「腎氣」が完全に不足した状態になり、いつ死んでもおかしくない状態になった経験があります。
幸い、医療氣功と出逢い、気を補ってもらい助けてもらえましたが、後にその先生に、「いつ死んでもおかしくない状況だった」といわれました。
そこまで追い詰められた原因は、東洋医学での「氣の仕組み」を知らないまま、歯科診療で「気を消耗」していたことが原因でした。
西洋医学では老化はほとんど解明されていませんが、東洋医学では健全な腎の機能を保つことができれば、老化を防ぐことが可能であることが分かっています。
私は、このような素晴らし学問をもっと早く知っていればよかったと当時本当に悔やまれました。
「東洋医学や氣」については興味があったのですが、どこで教えてもらえるかが分からなかったのです。
今の西洋医学中心の教育システムの中では、医者になる人が東洋医学を学ぶチャンスは非常に少ないでしょう。
今考えてみると私は、臨床実習が始まったころから、体調不良を起こすことは多かったことを思い出すと、当時から診療をすることで、「気を消耗」していたことをかわかりました。
このような「氣」という概念は西洋医学にはありませんが、私の今までの体験から考えても、「氣」という目には見えない生命エネルギーが人間にとって大きな役目を果たしていることは間違いないと思います。
東洋医学はその方法が4,000年以上も使われ続け、成果をだし続け、今でもそれが残っているわけですから歴史が証明する治療効果を、せいぜい200年程度の歴史しかない西洋医学が評価するのはあまりにおこがましいといえます。
漢方薬では、サリドマイド、エイズウイルス、B型肝炎ウイルスを拡散した西洋医学のような薬害を聞いたことはありませんし、もしそのような漢方薬があったとしても、4,000年の歴史の中で淘汰され、すでに使われなくなっているはずです。
そこが漢方薬の素晴らしいところだと思うわけです。
私は西洋薬を出すことめったにありませんが、昔出さなければならない時は、薬としての歴史が古いものを選んで出していました。
これは長い期間使われ続けているということ自体が安全であることの証左であると考えていたからです。
私は歯科治療では西洋医学を使います。しかし、歯の治療でも体を治してゆくための治療であるという原則に従い、「東洋医学」の良い部分も生かし、「本治」を行う歯科医師でいようと思っています。
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