- 2023.08.21
インプラント難民の次は一体なにが?
このページは2024年10月22日に更新されました。(心も体も軽くなる番町D.C運営ポリシーはこちら)
10年以上前、NHKでインプラントの問題が浮上し、インプラント難民という言葉まで生まれました。
ほとんどのインプラントは、骨に深く刺さっているため、その後の処置が大変難しく、しかもさまざまなメーカーが様々なタイプのインプラントが開発されているため、除去する装置もインプラントの種類だけ用意する必要があり、除去も大変難しく、危険を伴います。
インプラント自体は完全な異物ですから、繊細な人は異物感と、咀嚼ごとにかかる圧力の違和感は耐えがたいものです。(通常体の感覚が麻痺することで適応しますが、それが好ましいとは言えません)
NHKの報道以来インプラントのデメリットが知れ渡り、インプラントを打つ患者さんも減りつつあります。
しかし、これから「インプラント難民」の後に「審美治療難民」と、「マウスピース矯正難民」でが増えることが見込まれます。

歯科の治療が基本的に保険診療でまかなえる日本の歯科では、自費に持って行きやすい、審美歯科治療やマウスピース矯正が盛んに行われるようになってきました。
審美歯科治療では、「材料が劣化が早い」とか、「思ったように噛めない」、「歯を削りすぎた」などのさまざまなトラブルが明るみになってくるはずです。

昔、サターンという会社が車体に樹脂を使った斬新な車を販売しましたが、ほどなくして会社自体がなくなりました。
時代が変わって、今でも車体には金属が使われています。
包丁もセラミック包丁が注目されましたが、それほど販売数は増えていません。
つまり強度が必要な場所に金属に勝る性質を持った材料は現在でも見つかっていないということです。

日本の歯科市場では保険制度の不採算を埋め合わせるために必要以上に審美治療を取り入れてきたわけです。
この付けは必ずここ10年間で回ってくるでしょう。
そしてそれに遅れること3年程度でマウスピース矯正と小児の矯正を囲い込み型の歯科医院で行われてきています。
この治療法も大変問題がある方法ですから、数年以内に大きな社会問題と化すに違いありません。
このようなことは歯科医の倫理がもう少しあれば防ぐことができるのに、お金のために同じ失敗を何度繰り返すのか、つくづく残念に感じます。
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