日本のデンタルクリニックの現状(保険診療と自由診療)

  日本のデンタルクリニックの現状(保険診療と自由診療)

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2022.07.04

日本のデンタルクリニックの現状(保険診療と自由診療)

このページは2025年07月10日に更新されました。

皆さんはどのようにしてデンタルクリニック選びをしていますでしょうか?

ウェブ検索をしても、同じような内容がHPで見られることはないでしょうか?
白い歯(セラミック)」、「インプラント」「ホワイトニング」「マウスピース矯正」など、ほとんどが「美容目的」の自由診療をお勧めするものがおおいです。
最近酷いのはボトックス注射にまで手を出すデンタルクリニックまであります。

確かに美容系の自費診療は伸びてはいますが、果たしてそれが本質の歯科治療といえるのでしょうか?

この記事では、自由診療で本当に信頼できるデンタルクリニックを選ぶための方法について、また私の考える自由診療の歯科治療について解説してゆきたいと思います。

デンタルクリニックの基本的考え方について
皆さんもご存じの通り、日本では病院がたくさん倒産するのではないかという状況が起こっています。

保険診療による診療報酬では経営が成り立たず、将来にわたって保険点数が上がる見込みもないため、将来にわたって解決策はないといわれています。
そこで若い先生の中には「直美」といって研修が終了後すぐに「美容クリニック」で働く先生が増えているといわれています。

実はデンタルクリニックでもかなり以前から保険による経営難は知られており、早くから自由診療が取り入れられてきました。
デンタルクリニックでは、材料に制限を設け、保険が効かない材料については保険外の診療が認められてきました。
当初は、歯にとって良い材料を使った治療を行うことが自由診療の主な目的だったと思います。

しかし、ここ10~20年ぐらいでそれがすっかり様変わりし、「美容治療(セラミック治療、マウスピース矯正、ホワイトニング)」「インプラント」といった治療が自由診療の大部分を占めるようになってしまいました。

わたしは、今から25年以上昔の大学院3年生の時にアメリカの歯科大学と大学院を卒業された先生と出逢い運命に恵まれました。その時アメリカのデンタルクリニックにおける治療の考え方を初めて知ったのです。

アメリカでは保険診療はないので、治療費は先生が自由に決めることができます。歯科医として患者さんの歯をできるだけ長い期間もたせ、噛む機能を維持向上させる治療法を常に選択するという信念のもとで治療をなされていると聞きました。いかに機能を回復するかが中心の考え方です。

アメリカのデンタルクリニックではこのような先生がほとんどであり、歯科医に対する一般の人の評価は高く、「将来なりたい職業」の中で常に上位を占める職業でした。

アメリカの先生に教わったアマルガム充填(材料は輸入でアメリカから購入しています)

アメリカでは日本と異なり、美容目的でなくても、歯と身体の健康状態を向上させる目的できちんとした歯科治療が自由診療が行える環境にあります。
治療に対する対価(費用)は、歯と噛み合わせにとって最も良い方法である治療にかかった材料費や人的資源、や設備費などから決められています。

一方日本はというと、疾患としての歯科治療は保険が効くため、払われる金額が決まっているため、材料を節約し、人件費を削って行われ、疾患を治すうえでベストな材料や技術で行われるとはむしろできないといってもいいでしょう。

そのため、場合によっては保険点数が稼ぎやすい定期的な歯石除去や訪問診療に治療のメインをシフトしてゆくといった傾向があります。

しかし、いずれ訪問診療の点数も下げられてゆくことになるため、やがてはそのようなモデルも崩壊し、保険診療での治療は限界となると考えられます。(あるいは別の方法で保険点数を稼ごうとするのか?)

そう考えると日本でも保険診療しか行わない歯科医院はいずれ公的機関に移行せざるを得なくなると思います。
アメリカでは、一般の歯科医院以外に州立の公的デンタルクリニックが低所得者向けに治療をする仕組みになっていますが、日本もいずれそうなることが予想されます。

私は25年以上前にアメリカ式の歯科医治療を学んだ経験から、日本では健全な歯の健康と噛み合わせを確立するための自由診療の歯科治療が主流ではないことをとても不思議に思っていました。
しかし現実は歯科大学で習った治療法とは全く違う方法で歯科治療を行わないと保険診療は成り立たないのです。
ほとんどの歯科医師と歯科衛生士はこの現実に絶望しますが、働くしかないというのが現状なのです。(この現実は勤務する歯科衛生士に聞きました)

私は、適切な料金で健康のための正しい歯科治療がなされるべきだとずっと考え、18年前にやっと自由診療専門の歯科医院となって、すべての初診の患者さんに、歯と噛み合わせの診断を合わせた治療計画を1時間以上説明する仕組みにしました。

歯に詰める材料の特性や、現在の患者さんの噛み合わせの状態、そしてそれに至ったであろう経緯をすべてを説明し、それをどのような方法で治してゆくのかという技術的な方法についても、自分の経験と症例を見せながら細かく説明してゆかねばなりません。
これらはアメリカの大学と大学院を出られた先生に1年間みっちり教わってやっとできるようになったわけです。
このような教育は日本ではほとんどなされていない、もしくは著しくレベルが低いです。

ですから本当の意味の治療計画の説明をできる先生が日本に一体何人いるだろうか?と私は思ってしまいます。
通常の歯科の治療計画は、お口の写真をきれいに印刷し「金属の歯を白材料に交換する」、「歯並びをきれいにする」、「歯を抜くとどうなるかをシュミレーションする」といった程度の、歯と身体の関係とは何の関係のない説明でしかありません。治療後のシュミレーションも述語患者さんがその通りなることは殆どありません。

私の場合は患者さんの歯と身体がよくなることがメインですので、歯と身体がよくなることも求めていらっしゃる患者さんがばかりです。
そして、実際に治療結果を患者さんに細かく書いていただき認めて頂いております。

患者さんの声はこちら

それにしても今の日本の歯科は、審美や、インプラントという、極めて短期的な欲望を満たすためだけの自由診療が多すぎます。
身体のことをあまり深く考えていない患者さんが単に自分たちの利益になる治療法を売り込まれているとしか思えません。
このような歯科医療の考え方は、私にはどうしても受け入れることができないのです。

番町デンタルクリニックでは、どのような自由診療の歯科医院としての診断がされるのかカウンセリングを行っております。
通常の歯科医院とは全く異なる歯と全身の影響まで診断するカウンセリングをぜひお受けください。(今通常料金の半額4000円/30分でカウンセリングを行っております)
カウンセリングをご希望の方はこちらをご覧ください。

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