先端医療にし(西洋医学)、ひがし(東洋医学)

  先端医療にし(西洋医学)、ひがし(東洋医学)

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2019.11.18

先端医療にし(西洋医学)、ひがし(東洋医学)

このページは2022年11月14日に更新されました。

局所治療の西(西洋医学)、総合治療の東(東洋医学)

局所医療、対症療法の西(西洋医学)、統合医療、原因療法の東(東洋医学)

西洋医学と東洋医学との違い
1,西洋医学の考え方
西洋医学はもともとは戦争での負傷者を扱う外科治療から始まったものが多く、極めて合理的でかつ物理的な考え方で治療をおこないます。

①症状から病名をつけ、症状のある部位を原因部位と判断する。
②薬(細菌の死滅、体の反応を止める治療)により症状の消失もしくは軽減、癌、腫瘍、不良肉芽などの除去による症状の軽減と消失
③病名をつかないと治療ができない。
④原因療法をできないものが多い(喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー、膠原病、鬱病など)

2,東洋医学の考え方と特徴
東洋医学は4,000年以上の歴史があり、病気を全体のバランスから診てゆきます。症状を取る、病名をつけることが目的ではなく、症状の原因を探り、原因を治してゆく治療を行います。
①八綱弁証で診断(望診、問診、触診、視診)から、陰陽五行(木、火、土、金、水)のバランスを診断、現在の臓器と五行のバランスを把握する。(病名をつけることが目的ではなく、症状のある部位が原因部位とは限らない)
②(氣功、漢方、推拿(按摩)、鍼、食養生を用いて体の状態を正常な状態へと導いてゆく。
③病名が付かなくても症状から治療法を見つけることができる
④西洋医学で治療困難な現代病(糖尿病、アレルギー、喘息、婦人科疾患)の治療が可能

今の日本に必要な技術が言うまでもなく東洋医学的な治療と言えます。

本当の最先端西洋歯科医学を見たとき(西洋医学偏)

日本には本物の歯科治療が根付かない訳
私が大学院生の時、歯科大学で受けた臨床教育の技術では患者さんが治らない現実に苦しんでいました。
そんな時、アメリカの歯科大学と大学院を卒業して当時のアメリカの最先端の臨床技術を習得した先生に出会い、本物のアメリカの治療技術を学べるチャンスに巡り会いました。このことが私の日本の歯科に対する既成概念が完全にひっくり返えされることになったのです。

本物の歯科治療(アメリカ)はここが違う
1、専門性の重視(自由診療を見据えた技術力重視)
2、徹底した感染予防と効率化
3、材料、設備に十分なコストをかけることができる。
4、大学ごとの特徴ある教育システム

1、専門性の重視(自由診療を見据えた技術力重視)

自由診療では、より高い技術であればあるほど料金は高くなる仕組みです。すなわち歯科医にとっては理想的な環境と技術で治療を行うことが可能。

2、徹底した感染予防と効率化

歯科用ユニットや、滅菌システムが完成、効率化のための4-ハンドシステムの完成。などシステマティックに治療を行う体制が完成しています。

3、材料、設備に十分なコストをかけることができる。

治療にかける時間や設備、材料が先にあり、それからコストが決まる仕組み、日本の場合保険では先にコストが決まり、それに対して治療方法が決められる傾向があり、手順がはしょられる。

4、大学ごとの特徴ある教育システム

大学ごとに結果の出る特殊な臨床テクニックを教育。顎関節症治療、根管治療(顕微鏡歯科)、MTAの開発など結果重視の教育研究システムがある。特に大学院は研究とシステマティックな臨床家を育てる教育システムが素晴らしい。

日本の歯科が遅れている訳
1、低い歯科大学の教育のレベル、教官のレベル。
2、皆保険制度がレベルを引き下げる原因に。
3、留学生が本物の技術をもちかえれない訳。
4、バランスを欠いた診療体系

1、低い歯科大学教育レベル、教官のレベル。

①優秀な歯科医の流出。
腕の良い先生は開業して自分の思い通りの治療ができます。高い技術力があれば自由度が低く低収入の大学に見切りをつけ開業します。それが大学の教育レベルの低下と教官の質低下を生んでいます。
②大学病院が問題患者の受け皿に。
大学病院にインプラントの失敗症例や、精神疾患患者さんが押し寄せ、対応に追われ、臨床教育の場としての環境ではなくなっている。
③研究と臨床との狭間で技術向上が困難に
研究や雑務に追われ、臨床を極めることは難しく、自身を高める暇もないのが現状。

2、保険皆制度がレベルの高い歯科医療の足枷に

①保険制度下では治療費はどこでも誰でも同じ。
矯正専門医を除くと日本の歯科医はほとんどが保険医として開業し、自由診療のみで開業する先生は僅かです。保険診療であれば特に高度な技術は求められないのです。
②保険診療メインでは安価な材料、機器、設備にシフトしがち。
保険診療では支払われる金額は決まっています。先生は原価を下げるために、材料費を絞る傾向にあります。日本の市場で自由診療用の材料が流通せず、手に入れにくい状態となっています。

3、留学生が本物の技術をもちかえれない訳。

①歯学でアメリカ留学は費用が莫大
アメリカで最先端の歯科臨床を学ぶためには大学によりますが年間数百万単位の授業料がかかります。標準的な2年程度で、渡航費、生活費も含め2,000万円以上の費用がかかります。お金持ちのご子息か大学の公費留学です。公費留学は40歳以上にならないと許可されず、臨床の技術を学ぶには遅すぎるのです。
②アメリカ留学は研究留学がほとんど
アメリカの奨学金制度もしくは有給職員としての留学をする為には、臨床では無理で、基礎研究者の枠しかありません。
③臨床のレベル差がありすぎる。
臨床教育レベルの差から、臨床の技術レベルの差が大きすぎるため、臨床の留学生が実際の患者さんをあまり触らせてもらえない(アメリカは訴訟国家なので)

ワンランク上の治療を知っていますか?

私が初めてアメリカの最先端歯科医療の治療技術を学んだとき、時々発せられる師の言葉に戸惑いを感じることがありました。

「技術のある術者にメインテナンスを受けると患者さんはわかるし、二度と別の場所で受けない」、「レベルの高い術者、アシスタントが治療をすると風が吹く」
「正しい歯の治療をすれば患者の身体も心も変わる」、「アメリカ根の治療専門の科では、朝当番の人がバケツ一杯の洗浄液(ネオクリーナー)を作る」

いずれも、最初はずいぶんとおかしな発言だな?と思ったものでした。

そして、それから20年以上の歳月が経った今、この言葉の意味が分かる様な気がします。

つまりこれらは全て物理的なものではない、歯科疾患や体の病気の根本原因であるエネルギーについても触れているということです。

普段私たちはタブー視しており、特に医療業界ではこのような見えないエネルギーにつていては触れません。しかし、実際にはまだ解明されていないこのような内容が疾患とは大きく関係することは、経験のある医師であれば気がついているはずです。そしてアメリカでも、一部の医師たちにとってはこのようなことに対する理解も進んでいるうえ、うまく活用することも考えているのです。

つまり、治療に当たり単に物理的な疾患部位を取り除くだけでなく、そこにたまったエネルギーを取り除くことが一定の効果があることを知ったうえで治療に生かすことを教えているのです。

鍼灸師の治療を受けるとき、このような力を持つ人と、そうでない人とでは、効果が違うといわれます。これは「つぼ」と言う本来はとても小さくて、確実に当てることが難しいのですが、、エネルギーを持っている人が行えば、確実にそのポント状のツボに当たらなくても高い効果をあげることができるれるといわれます。

日本の医療の場合、いまだ解明されていないものに関する許容は狭く、また排除する感覚が強いと思います。したがってマイナスのエネルギー(一般的には邪気などと呼ばれる)に関しては何かオカルト的なものを感じ、認めようとしない傾向にあります。もちろん、証明されているものではないのでそれが治療のメインとなるのは難しいのですが、その性質を理論的に理解して治療の効果をあげることは決してオカルト的なものではありません。

アメリカではたとえ現在の科学では完全に解明できないとしても、存在することは認め、それを治療に役立てるという柔軟な発想があるようです。

「技術のある術者にメインテナンスを受けると患者さんはわかるし、二度と別の場所で受けない」

とは、このような悪いエネルギーを取り除く力のある術者がメインテナンスを行うのと、その能力がない人が行うのとでは、治療を受けた患者さんの感覚が全く違うことを意味します。つまりこのような能力を持った歯科衛生士も存在しています。また素質のある衛生士はそのような力を持っています。そのような人の治療を一度受けると、患者さんは他の人の触ってもらおうとはあまり考えないということです。

分かる患者さんにはそれが分かるようです。仕事に向き、不向きというのは素質と大いに関係あると私は考えます。医療人を目指す人はある程度そのような素質を持った人が多いと思います。ただ、その素質は生かすも殺すもその人の生き方や、良い師に出会えるかで変わってきます。良い師に出会えばその力は増大してゆくと思いますし、誤った方向に行ってしまう先生も私自身何人も見てきました。

「レベルの高い術者、アシスタントが治療をすると風が吹く」

とは、私達の医院では診療中常に窓を開けて換気をするようにしています。その理由は、歯を治療していると口の中から臭いや切削物でなく、マイナスのエネルギーも大量に噴き出すと考えられますす。このエネルギーが噴き出すと、口の周りの空間との間にエネルギー差が生じ、空気の流れに変化が起きるのだと思います。

そしてこのようなマイナスエネルギーを患者さんから引き出すことも、治療をする人と、アシスタントをする人によって変わることをこの言葉は意味します。

「正しい歯の治療をすれば患者の身体も心も変わる」

とは、このようなマイナスエネルギーを取り除く治療が出来れば、歯だけでなく、体全体に変化が現れるわけですから、当然身体も心も変化するのです。繊細な人であればあるほど、さまざまな外界からの影響で精神にダメージを受けていることが少なく有りません。それが取り除かれることによって考え方も変わってくることがあるのです。

「根の治療では、アメリカでは朝当番がバケツ一杯の洗浄液が作る」
これは根の治療では非常に洗浄が重要であることを意味しています。根の中は非常に複雑で、細い管状になっているため、洗浄を執拗なまで行わなければ中にたまったエネルギーを完全に除去できないからです。上手くエネルギーごと洗浄してもらうと、何か抜けてゆくような不思議な感覚を感じることがあります。アメリカの根の専門の科では、当番がバケツ一杯の洗浄液をみんなのために毎日作るほど洗浄が重要視されているということです。

わたしの場合も、洗浄は非常に重要視していますが、十分に洗浄し切れるまでは根を顕微鏡で観察するだけでまだ不十分だと感覚的に分かることがほとんどです。
色や、臭いだけでは説明のつかない何かです。

ほとんどの先生はこのようなことを無意識のうちに生かして治療をしています。ですから本当に名医には会っただけで何かすでに癒された気持ちになることがしばしばあります。恐らく物理的にははっきり見えない何か(エネルギー)を取り出してくれ、それが実際の治療にもなっているのだと私は考えるわけです。

実際、苦痛で苦しんでいるときに、先生に脈を取ってもらうだけで、また看護婦さんにさすってもらうだけで何か気分が楽になってくる感覚を覚たことが私も何度も有りました。これも一種のエネルギーなんだと思っています。

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