歯並びと体、同時に治す

  歯並びと体、同時に治す

お役立ちコラムCOLUMN

2011.06.07

歯並びと体、同時に治す

歯並びが悪いのは、本人にとっては審美的にも考えてもうれしいことではありません。
しかし、あまり知られていないのは咬み合わせが悪いことによる弊害です。
歯の一本一本が咬まない事だけではなく、顎の位置が正しくない事も、大きな問題を引き起こします。
多くは肩こりや、頭痛、ひどい場合は内臓の不調まで引き起こします。(私が見てきた例だと、肝臓が弱ったり、消化器系が調子が悪くなったりします。肝臓は皮膚の湿疹や、ニキビ、疲れやすい等の症状が出ます)
私も自分の歯を矯正で治して気が付いたのは、咬み合わせの位置が相当歪んでいたということと、しっかり物を咬めていなかったということです。
物をしっかりかめる(しかも顎の筋肉にストレスがかからない位置で)様になることで、物の味がより鮮明に分かるようになりました。
よく漫画などでも、「このスープには何と何が隠し味に使ってあるな!」なんてことが書いてありますが、自分ではどうしてそんなことが分かるのだろうと不思議に思っていました。
しかし、自分の歯のかみ合わせが治り、きれいにクリーニングしてもらった後、「料理二使ってある調味料が分かるのはこういうことを言うのか!」と何となくうれしく感じる瞬間がありました。
良くかめず、味も不十分にしか分かっていなかった自分が非常に悔しく思い、人生の半分近くを損した気分でした。
実際に自分の味覚がマヒしていることに気が付くことは少ないでしょう。
味覚がマヒすればするほど、濃い味を欲するようになるらしく、良く自販機の前で、煙草を吸いながらあまーい缶コーヒーを飲んで、それを灰皿代わりにしている人がいますが、缶コーヒーはまさしく濃い味付けの代名詞のようなものです。
煙草を吸っていると味覚はだんだんマヒしてくるので、濃い味が必要になるからだと思います。
最近ではできるだけ薄味の物が食べたくなるようになりました。味覚は長い目で見れば健康にも影響を与える(食べる物の嗜好まで変えてしまう)恐ろしいものではないでしょうか?
お医者さんも、「食べすぎるな!」とか「脂肪を取るな!」なんて言わず、どうしてそのような嗜好になってしまうのか?そこをどうやって治せばよいのか、それを考えれ診療に当たればもう少し世の中は変わるかもしれません。

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