歯科治療の本当の大変さとは?

  歯科治療の本当の大変さとは?

お役立ちコラムCOLUMN

2017.08.17

歯科治療の本当の大変さとは?

「歯科治療はやることが細かくて大変!」

多くの方がそう思っていらっしゃると思います。しかしそれ以上に大変なのが実は悪くなっているお口の中を治療しなければならないということです。

痛みがあったり、患者さんが来院するということは、何かお口の中にトラブルを抱えています。もちろん虫歯や根の病気は一つの現象ですが、そのような現象が生じてしまう原因が必ずあります。

例えば常に強いストレスを抱えていれば歯軋りがひどくなりひびが入って虫歯ができやすくなります。

不摂生や激務によって体全身にストレスがかかればやがて内臓が弱り、免疫能が下がって、結果として歯周病や根の病気が発症したりします。

全身や顎の筋肉が歪んでくれば、それによって噛み合せに問題も出るでしょう。

つまり、歯やそれにかかわる身体にあらゆる種類のストレスエネルギーが溜まった結果、症状が出ているといえます。
本当に治そうとすれば、歯の治療をするということはその「ストレスエネルギーも患部とともに取り除く」ことを意味しますから、治療中には臭いを感じたり、激しく咳きが出たり、あるいは敏感な人では身体で感じる感覚として、その悪いエネルギーが放出されたことを感じることがあります。

実は術者がそのエネルギーに耐えながら治療をすることが、とても疲労困憊する原因で、医療人は常にそのようなエネルギーを患者さんから開放させながら治療をしているといっても過言ではありません。

むしろ細かい技術的なものよりそのエネルギーを受けながらきちんとした治療をすることのほうが大変だと私は思います。そのエネルギーをあまり受けすぎて溜まってしまうと医療人といえど身体を壊してしまう事もあります。

そのエネルギーが重いときは、時には治療がスムーズにいかなかったり、手に力が入りにくくなって物を落としたり、集中力が長く持たなかったりするので、そちらのほうが私達にとっては本当の治療中の戦いといえるのです。

RECENT POST

CATEGORY

ARCHIVES