ノンメタル治療に潜む問題

  ノンメタル治療に潜む問題

お役立ちコラムCOLUMN

2014.07.18

ノンメタル治療に潜む問題

私の医院にご来院頂く患者さんは、ほとんどが、非常にデリケートな方です。

このようなタイプの患者さんに共通して言えることは、いずれもかみ合わせに対して敏感であることと、材料や薬剤に対して反応性が高い傾向があります。

ですから、化粧品にかぶれたり、良くない食べ物に対して過敏に反応したりします。

そして、私が治療を何人もしていて気が付いたのは、アマルガムに対しては全く反応しないということです。(もちろん当医院で使っているアマルガムが質が保証されたものであることも関係しますが)

そして、ノンメタル治療を銘打って、レジンや、セラミック治療をされた人は非常に予後が悪いということです。

アマルガムの水銀について騒ぎすぎといった、治療に対する誤った考えを持つ人たちのせいで、非常に重要な材料について何の根拠もない情報が流布していると思います。

わたしが経験した限りでは、ノンメタル治療が必ずしも経過が良いとは言えないことです。セラミックは、表面がツルツルで食事をするのに有利とは言えず、しかも、強い力で割れたり、接着している材料(レジンセメント)などが吸水性があるため、細菌感染上も良いとは言えないのです。

近年CAD/CAMなどが流行ってきてるようですが、適合性の問題、材料としての問題などが以前から言われておりました。

私は、ちょうど15年ほど前インプラントの問題をホームページでしきりに書いていましたが。半年ほど前NHKでその治療の問題が取り上げられました。

そして12年ほど前、感染予防の重要性についてホームページに取り上げていたところ、ちょうどつい最近新聞で本格的に危険性が取り上げられました。

私の場合、特に時代の先端を行っているので、当時はなかなか周囲の人や、業界関係者に理解されませんが、結局私が予想した結果になっています。

審美歯科のCAD/CAMや審美レジン修復はこれから必ずボロが出て来ることは間違いないでしょう。
実際すでに業者の間ではセレックシステムなどに重大な欠陥があることを指摘しているのを聞いたことがあります。(2006年頃)今はすでに改善されたかもしれませんが、私は個人的にはあのような方法できちんとした治療ができるはずはないと確信しているので、いつか問題が発覚するでしょう。

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