“睡眠時無呼吸症候群”を歯列矯正で治す

  “睡眠時無呼吸症候群”を歯列矯正で治す

お役立ちコラムCOLUMN

2024.12.31

“睡眠時無呼吸症候群”を歯列矯正で治す

2025年8月31日に本ページを更新しました。

睡眠時無呼吸症候群(以下SAS略す)という疾患をご存知ですか?

睡眠時に起こる呼吸障害で、噛み合わせと顎周囲との関係が深く、誰にでもおこる疾患です。

①SASとは?

SASは、舌根沈下を起こすことで呼吸路が塞がれ、呼吸が止まることで起こり、悪化すると「心筋梗塞」や「脳梗塞」原因となる厄介な疾患です。
出っ歯の呼吸路閉塞の例はこちら

②SASの原因

1.口の中が狭い(狭窄歯列弓、顎の後退位による出っ歯など)
2.口と顎周りの緊張が強い
3.極度の肥満
SASの原因は上記の3つがありますが、日本人には1と2は少なく、多くが1.と2.が原因と言われます。

③医科で行われる治療法

1.シーパップCPAP
2. 軟口蓋の切除
3.肥満の改善

これらの治療法のうち1.と2.は対症療法であり、1.ではマスク装着の違和感と装着後の跡が酷く、2.ではリスクが高く、3.の肥満は日本人にあまりいないため、効果的な治療法がほぼないと言えます。

④歯科で行われる治療法
1.マウスピースの装着
2.歯列矯正

1.は対症療法です。2.がベストの方法で、ただしい下顎の位置で噛ませる歯列矯正を行えば、SAS原因である、「口の中の狭さ」「口と顎周りの緊張」の問題を同時に解決することができるのです。


無呼吸症候群の睡眠時の様子

SAS治療用シーパップ

SAS治療用マウスピース

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