- 2013.10.24
メーカーを信じこまない
私は自分が治療を行う際、使用する材料は徹底的に吟味します。
当然のことですが、メーカーは良いことしか言いません。あたりまえです。不利なことは絶対に伏せて言いませんし、場合によっては営業マンが、内部の細かいことまで知らないで営業していることも多々あります。
歯に詰める材料でも、樹脂(レジン)は非常に気を付ける必要があります。そもそも、樹脂は歯につきませんから、化学物質を使って歯につけることになります。
しかし、その化学物質が問題です、実際症状に出ないまでも、過敏症を起こす例は多多あります。敏感な人はいつまでも腫れた感じが治らなかったり、痛みを感じる場合もあります。
これも、この接着剤の処方がメーカーで違うので非常に患者さんにとってよくない結果が出る材料を使っているメーカーもあります。
私は、基本的に日本の厚生省の認可は信用していないので、ヨーロッパもしくはアメリカの基準を通っている材料を使います。
厚生省はきちんとしていると思われがちですが、薬事承認は私から言わせるといい加減なものです。一時医科の薬で話題になったように、データーの捏造などは日常茶飯事です。
また、中身に実際どのような原材料が入っているか調べようとしても、日本のメーカーでは、場合によってはすべて教えてくれなかったりします。
まあ出所の確かなところの材料を使うことが無難でしょう。
その結果、私の医院では、材料が原因であるトラブルは皆無なので、患者さんによく不思議がられます。
「以前の医院では麻酔で必ず気持ち悪くなったのに、全くならない!」とか「根を詰めた後にづっと違和感があったのが全く違和感がない」などです。
治療技術も大切ですが、材料選びも重要といえるでしょう。「基本的に一度メーカーは疑ってかかる」ということが重要かもしれません。
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