4-ハンドシステム

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2014.03.31

4-ハンドシステム

このページは2023年02月05日に更新されました。

4-ハンドシステムとは、日本ではまだあまりなじみがありませんが、アメリカでは20年以上も前から行われている治療のスタイルです。

これはアメリカの歯科ユニットメーカー(adec社)がユニットの構造をどうすれば歯科医がより効率的にかつ、疲れることなく診療を行うことができるかを何万件もの歯科医を回りながら調べた結果たどり着いた結論でもあります。

歯科治療は以前と比べるとより高度化し、ルーペや顕微鏡を用いた治療が日本でも自由診療では当たり前になりつつあります。

肉眼での治療には限界があり、高い精度の治療は難しいことは明らかですが、ルーペや顕微鏡を使うことはとても体力を使うことになります。。

ルーペや顕微鏡を用いた治療では、患部だけ見ているだけなら、比較的疲れにくいのですが、器具を取るなどの拡大したもの見ることと、普通に見ることとの視線の移動作業はドクターに肉体的な負担を強いることとなります。

これを解決したのが4ハンドシステムです。基本的にドクターは欲しい器具を言って手を出していれば、高いレベルのアシスタンドが次の処置を予測し、直ちに必要な器具を手渡してくれます。結果的に治療は非常にスムーズに進むため、自分ですべてを取って作業をする場合の半分以下の労力と時間で診療を行うことができるのです。

私たちは2009年に4ハンドシステムを導入し、治療の効率化と治療技術のレベルアップを目指してきました。
アシスタントにはこのシステムの教育を徹底的に受けていただき、治療効率を格段に上げることが出来たのです。

下の写真のように、アシスタントはドクターの利き手とは反対側に位置するテーブルから治療器具の受け渡しをしますが、このタイミングが大切で、ドクターのストレスを感じさせない様に受け渡しするには高いアシスタントとしてのスキルが要求されるのです。

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