マウスピース矯正に見る真実を見極める目

  マウスピース矯正に見る真実を見極める目

お役立ちコラムCOLUMN

2024.12.05

マウスピース矯正に見る真実を見極める目

このページは2025年03月31日に更新されました。

数年ほど前からyou tubeやHPでも盛んに勧められているマウスピース矯正ですが、私は今までブログやyoutube動画で、安易に受けるべきではないと強調してきました。(そもそも歯科医学的にみて非現実的治療法なのですが・・・)

今の世の中、目立って宣伝されているものほど裏に危険が潜んでいると思います。宣伝にそれだけの費用をかけるということはそれだけの思惑があることが多いです。

費用をかけて作られている宣伝であればあるほど心理学なども駆使して過剰に購入を煽ることが多いのです。

そのため、その時の一瞬の感情に左右されず、よく考えてから判断すべきです。

最近特に恐ろしいと感じるのは、you tube動画の中に組み込まれている心理学を使った顧客の催眠誘導法です。

正しい内容を正しく伝えるのであれば何の問題もないのですが、悪意を持った人間ほどこのような心理学を利用する傾向にあります。これらの方法では知らず知らずに吸い込まれるように心理学を駆使して作り込まれるのです。

これらのテクニックはインプラントマウスピース矯正など実際の臨床を手掛けてきた側から見ると大丈夫?と首を傾げてしまうようなものの販促に使われています。

なぜこんな事をするかといえば、医院経営からからすれば、手間や時間をかけず、効率よく利益を上げることができるからに他なりません。

美容医療や脱毛サロンなどによく取り入れられています。

1,ゲインロス効果

いったんその内容をわざとコケおろしておいてから実は本当はよい面もたくさんあると解説し、その落差を利用する方法です。

テレビ通販でもよくある一旦高額な金額を提示し、購入を呼びかける際には一気に半額以下まで値下げした金額を提示する方法と同じで、購買者の心理的ハードルを下げる手法です。

これは歯科関係のyou tube動画でよく見かけます。「マウスピース矯正絶対ダメ!」とか「インプラントはやめておけ!」といったインパクトのあるサムネで釣り、失敗するインプラントやマウスピース矯正はやり方が悪いと伝え、自分のやり方では何も問題が起こらないといった内容で患者さんを誘導する方法です。

このようにいったんその悪さを示された後で、実はいい面があるといわれると好感度が心理的に好感度が上がるといわれています。

このような心理学を利用した方法では顧客の拒絶する気持ちのハードルを下げ、良い部分だけをみて購買を決めてしまうことが多いのです。

インプラントもマウスピース矯正も、本人は問題を認識することなく治療が終了いる人もいるので問題は複雑です。しかし、専門家から見るとなぜそんな高額な費用を払ってまでリスクを取るのか理解に苦しみます。たとえ症状が出ていなくても、いつ爆発するかわからない時限爆弾をかかるようなものだからです。

私はインプラントもマウスピース矯正もやりませんが、実際にやっている歯科医院に勤めていた歯科衛生士から聞いた話だと、表沙汰になっていないが、考えたくもないトラブルが口の中で起きていていると聞きます。

実は今歯科業界の倫理観が崩壊していて、このような治療をしている歯科医院があまりに多く、このような問題も歯科衛生士の離職率が高い理由の一つであると複数の衛生士さん聞きます。

患者さんは素人なので、自分に起こった不具合がマウスピース矯正やインプラントが原因かどうかなどわかりようもないので、うまく説明されれば、それを指摘する先生の所にでも行かない限りいくらでもごまかすことは可能だからです。

広告でうまい話があるのをみたら必ずネットで検索してほかのいろいろな意見を調べて検討してみる必要があると思うのです。

マウスピース矯正のリスクの現状を取り上げた記事があったので載せます。

この記事では60㌫近い歯科医がマウスピース矯正を間違った方法で推奨している歯科医がいると答えています。
https://kyodonewsprwire.jp/release/202209297452から引用

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