歯科治療と便秘の関係

  歯科治療と便秘の関係

お役立ちコラムCOLUMN

2024.11.01

歯科治療と便秘の関係

このページは2024年11月1日に修正されました。

歯科治療を受けて、「便秘や下痢になった経験」はありませんか?

実は何を隠そう私自身が歯科治療でひどい便秘になった経験の持ち主です。

中学生だった頃、検診で虫歯が見つかったため、歯医者さんで治療を受けることになりました。

当時の歯科医院は溢れんばかりの患者さんでごった返していました。

スリッパを履こうにももうすでにスリッパは全部なくなっていて、仕方がないので靴下で待合室に入り、終わって帰る人のスリッパを待っていました。

スリッパを手に入れたのち、1時間ぐらい待たされ、虫歯の処置は10分程度で終わりました。

ところが家に帰ってから、どうも様子が変でした。恐ろしく体調が悪いのです。

そして翌日からとんでもないほどに便秘が始まりました。

私はどちらかというと下痢になるタイプで、便秘になったのはこのときが生まれて初めてで、非常に驚きました。しかもその便秘たるやひどいもので、とにかくお腹が張っているのにまったく出る気配がないのです。

そのような状況は2週間以上も続きました。ここまで体調が不良になったことが無かった中学生にとってはとてもつらい経験でした。

やっぱり、歯の治療が影響しているのだろうな?と思いましたが、自然治癒を待つしかありませんでした。

時がたって、実はこのようなお腹に来るひどい症状は、大学6年生のときにも起こりました。

このときは先輩に歯を治療してもらい、かぶせ物を作ってもらいましたが、そのときも、どうも噛んだ感触がしっくりこなかったのです。かぶせる前に、随分と調整し、高さは良くなっていたのですが、家に帰ってから顎を動かしたときに強くぶつかる感触がありました。

このとき治療をしていただいた先輩は当時大学院生でしたが、随分と虐げられた大学院生活を送っている方でした。

それ以来、便秘のような、いわゆるシブリッ腹になって、出そうにも出ないし、お腹は張るし、とにかく苦しくて、何軒かの内科に診察してもらいましたが、いずれも整腸薬を出されただけで原因不明でした。

しばらくすると、さらに症状はひどくなり背中に湿疹が出はじめ、掻くと出血するようになってしまいた。

とても悩んだので皮膚科も何軒か受診し、某有名大学の教授にも診療してもらいました。

大学病院の教授が特にひどかったです。この状態は「紅班」なのか「丘疹」なのか?と周りの学生に聞きいたあと、その分類に対して一講釈を垂れたと思うと、結局出した薬は近所の開業医とまったく同じ抗アレルギー薬とステロイドの軟膏でした。

教授というのは臨床ができない人が多いと聞いたことがありましたが、この件でよくわかりました。

このとき以来私は大学教授のみならず、内科医や皮膚科医は信用ならないものだと理解しました。

そのときの湿疹やお腹の張り、そして開業後によく起こっていた突然の腹痛(お腹が痛くてトイレから出れなくなり20分ぐらい冷や汗をかいていると何とか収まる)などといった、私を困らせた症状は、整体や、オステオパシーなどに10年以上通い続けて、40台の中ごろになってようやく改善してきました。

整体の先生やオステオパシーの先生は、内科や皮膚科の先生が指摘すらできなかった、様々な問題を教えてくれました。このとき、西洋医学の医者が診ているものと整体やオステオパシーといった代替療法の先生が観ているものが違うとはっきり気がつきました。

そして、オステオパシーの先生は、医者や歯医者さんは体の状態は非常に悪い人が多いといっていました。

体の固まり具合やそれに伴うエネルギーのバランスがどちらの職業の人も相当悪い傾向があるそうです。

そして、最近いろいろな患者さんにお話を聞くと、私と同じように、あまり体調が良くなさそうな先生から治療を受けて、同じような症状になった人が多くいらっしゃることに気がつきました。

私の医院では割と敏感な患者さんがいらっしゃるので特に強く感じるのかもしれませんが、とにかく治療を受けてからさまざまな体調の不良が出てきたという人は少なくありません。

高さの調整が体調不良の原因になることは間違いありませんが、それ以上に治療を行う先生の体調は治療結果に大きく影響すると私は感じています。

治療自体が生命エネルギー「気」の交換のようなもと考えればの十分起こりうることだと思っています。

そういった意味で医師という職業は自分のエネルギーを常に高めておかないと患者さんに影響が出てしまう職業だと思っています。

私はこのことには相当前から肌で感じていました。

そして、自分やスタッフの体調管理は人一倍気をつけています。しかし、普通の先生は自分の体調が患者さんの治療結果に影響するなど考えてもいないと思います。

実際に多くの歯科医を観察すると背中が前に曲がり、首も背中も固まっています。これは経営だけでなく、診療行為そのもので、身体を痛めてしまうのだと思います。

今の歯科医院は、歯科衛生士の募集から、宣伝広告、経営まで相当大変だと聞きます。
確かに私も開業当初は、慣れない経営のことで心労が絶えず、心と体のゆとりが本当に無かった気がします。診療の疲れで身体もガチガチで凝り固まっていましたし、当時整体やマッサージに通うという意識もまったくありませんでした。そして、そんな時に限って、患者さんの治りが悪かったり、トラブルが多かったり、無断キャンセルの患者さんが多かったり、とストレスが増えるようなことしかありませんでした。

自分なりに精一杯治療をしていたり、患者さんのためにできる限りのことをしていても、どうしても歯車がうまくかみあわないのです。こんなことは開業医でなくてもよくある事です。

今診療をしていて、一番びっくりするは、自分の体調がよいと、矯正中の患者さんの歯の動きが良くなったり、頭蓋骨の形が良い方向に変化したりすることです。

これは気功の基礎コースと、治療家コースを受けるようになってから顕著で、そういった意味でも自分の身体を良い状態に維持することは、あらゆる事態を好転させる力があると感じています。

自分の心や身体にゆとりが無い人はたとえ治療をしていたとしても、患者さんによっては却って悪くされかねないと、このような経験から私は知ったのです。

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