- 2011.04.19
なぜかみ合わせの異常が問題なのか?
このページは2022年10月21日に更新されました。
たかがかみ合わせ、されどかみ合わせ
かみ合わせについてはいろいろな先生がいろいろな理論を持って、治療にあたってきました。
先生によっては、噛み合わせはわずか数ミクロンで体調が変化するとおっしゃいます。
しかし、私が研究した結果では、僅か数ミクロンの狂いで歯列全体の歯のあたりが変化するためかみ合わせが大幅に変化することがあること、そして、もともとかみ合わせのがかなりズレているのに、それにさらにずれが重なるために許容範囲を超えるので、大きな問題が起きてしまうと考えられるのです。またかみ合わせのズレは、骨のゆがみと複合して起こる為、非常に複雑な様相を呈しています。
それから、人間の歯は大人になったら動かないものと決め付けている先生がほとんどですが、実際は歯は持続的に、ほんのわずかな力がかかるだけで簡単に動いてしまうのです。
それは大人でも子供でも関係ありません。
もちろん子供の方がよく動きますが、大人でも強い歯ぎしりで簡単に動いてしまいます。
この事実は、歯科の常識を疑っていた私にとっても驚きでした。
つまり、正しい顎の位置に自分で顎を持って行けるように、筋肉を変化(弛緩)させることと、その位置である程度咬めるようにすることで、本当の意味での顎の位置の矯正治療をしたことになるのです。
ですから、ちょっと教えたからといって誰でも出来ることではありませんが、きちんと理論を理解してくれれば、どんな歯科医師でも出来ると思うのです。

上の写真は子供に、かみ合わせの治療を行った例です。左の写真は術前です。骨格が左側に歪んでいるのが分かります。一方右の写真はムーシールドを3ヶ月着けて治療を行った後です。頭の骨全体の歪みが治っているのが分かります。
このように治ってくると、敏感なお子さんは体調がよくなり、集中力も増してきます。
こちらの歪み治療に関しましては今年のロッキーマウンテン社主催のムーシールド講演会にて発表させていただきました。
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