デーモンブラケット

  デーモンブラケット

お役立ちコラムCOLUMN

2024.06.18

デーモンブラケット

このページは2024年8月30日に修正されました。

当医院では基本的にデーモンブラケットのみ扱っております。このブラケットは、今までのブラケットと比較して次のような特徴があります。


1,矯正の際痛みが少ない。
2,歯が動くスピードが他のブラケットより速い
3,今まで難しいと考えられていた歯の移動が可能(特に側方の拡大)。
4,歯に強い力をかけられないので歯根吸収が起きにくい

デーモンブラケットは以下を注意点があります。
1,ブラケットに強い力をかけようとすると外れる。
2,歯の痛みが少なく、噛めるため、不用意に硬いものを噛んでブラケットが外れることがある。
ワイヤーの力が分散して、予想もしないブラケットが外れることがある。
3,正しい位置にブラケット装着をするのが難しく、位置が狂うと噛み合わせがずれて噛み合わせの位置がわからなくなる。

最近は、デーモンブラケットの特許が終了し、デーモンブラケットと同じ構造を持ったブラケットが他社からも販売されていますが、デーモンブラケットの方がワイヤーとブラケットの摩擦が少ないと感じます。

このブラケットは強い力をかけることができないので、じっくり時間をかけて移動する必要があります。

このようにデーモンブラケットでは、歯列矯正の考え方を変える必要があります。

顎の筋肉に負担をかけない構造のため、顎の位置を3次元的に正しい位置に誘導することができます。その結果、抜歯しかないと診断されていたほとんどの症例を非抜歯で行えるようになりました。

さらに、鼻づまりの改善
や、睡眠時無呼吸症候群の改善脳脊髄液の循環改善による精神面の安定や、子供ではホルモン量が増えるからか、急速に伸長が伸びるなどの効果が認められます。

叢生がひどく、歯の並ぶスペースが足りない場合でも、1回目の歯列矯正である程度歯並びと噛み合わせを治した後、2回目の歯列矯正を行うと治療がうまくいきます。

デーモンブラケットは敏感な患者さんに特に適しています。その理由は?

  1. ブラケットを締め付けないので、歯が自由に移動でき、歯にかかる力を極力減らすことができるため、骨に負担をかけず骨を変化させることができる。

  2. 弱い力が持続的にかかるで、痛みが少ないわりに移動が速い。

  3. 強く締め付けないために、顎の筋肉に負担がかからないために、かみ合わせに無理があれば、自然に顎の位置が移動し始める。

などです。

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