精神と歯科そして医療

  精神と歯科そして医療

お役立ちコラムCOLUMN

2015.03.15

精神と歯科そして医療

近年心の問題で、様々なトラブル、疾患が起きることが自体が発生しています。

これも人類が新しいステージに入ったことが原因と私は考えています。

今までは、人類は、感染症や栄養失調、さらには怪我など、物理的な要因が原因で疾患を抱え、それに対処することが医療と思われてきました。

しかし、すでにほとんどの感染症は克服し、栄養失調は改善され、怪我などによる疾患もかなりのレベルで治癒が可能なまでに医療は発達してきました。

従って普段の生活で自分の身内に人の死にまみえる機会も非常に少なくなりました。

ところが一方で、思考や精神の障害の治療が必要な人が目につくようになってきました。
これこそが人間がより高いステージに入り、物理的なレベルから、思考や、精神性が優位に立ってきたということの証左でもあると私は考えるのです。

実際に、歯の治療を受けようと希望する患者さんの中でも、非常に感性の高い方に限って、浮き沈みが大きかったり、特定のことに突然固執したりする精神面で安定感のかける方がいます。歯科治療はそれだけ精神面にも影響を及ぼすと考えられるのです。

はじめに治療を受けようと決心していても、この浮き沈みがひどい場合は、治療の継続ができなくなったりすることもあり、計画的な長期間に及ぶ治療が必要な歯科治療では非常に問題です。

本人がそのことを認識し、頑張ろうとする努力する意識を持っていてくれればまだよいのですが、自分で気が付いていない方の場合、継続的な通院さえ得られず、困った事態に発展してしまいます。

この様に人間が新しいステージに入ったとしても、自分のきちんとした判断力で、元に戻す力があればよいのですが、時に、非常に強い影響を持つ人間の思考に操られ、本来であれば、ありえないような思考や行動をとることが実際にはあるのです。

イスラム国の問題や、14歳の少年を殺す痛ましい事件などは、そのような洗脳に近い影響力を持っている人に影響されたことが原因ではないかとも思うわけです。

このように人類のステージが変わり、精神性、思考のコントロールを医学的にも整える治療が必要な時代が来たといえるでしょう。

これらの心の優位性が高まった時代に、心のコントロールともいえる人間の次に現れてきた疾患にどう対処するかがこれからの医療が抱える問題といえるのではないでしょうか?

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