会っただけで治ってしまう先生?

  会っただけで治ってしまう先生?

お役立ちコラムCOLUMN

2014.04.06

会っただけで治ってしまう先生?

昔は、お医者さんのところに行くと「先生の顔を見ただけで治った気がする」

といった存在の先生が多かったような気がします。

しかし、今では残念ながら、「目も合わせない」、「看護婦さんに指示だけする」、「パソコンの画面だけ見ている」

といった、医師とは呼べない先生が増加しています。
これらの先生は、よく我々の業界でいわゆる「さばいている先生」と言われている先生です。

このような先生のところで治療を受けたとしても、保険診療費の無駄で、絶対治るわけがありません。

患者さんの側も、もう少し先生を選別できる眼を持たねばなりません。
それが十分でないから、医師とは呼べないような先生が増加してくるのです。

私も歯科医を20年以上やっていますが、最近は歯の治療をしていて、どうして同じ人間なのに、このように千差万別な歯の疾患の状態があるのか、深く考えるようになりました。

単純に手入れや生活習慣だけでなく、様々な問題が結果的に長い年月をかけて歯に現れます。

毎日ひどいストレスを受けている人は、そのストレスが歯に現れます。
そのストレスも人によってまちまちです。

最近話題になっている、「ブラック企業」などに務めている人は、当然歯の状態にもそのストレスが現れます。

私の方としては、働き方に問題があるので、会社を変わるかしなければ歯をいくら治しても、また悪くなるとわかっています。ですから、暗に会社を変わったほうがよいようなことも伝えます。

しかし、多くの場合、そのような環境にあると、体が休まる暇もなく、頭の周りの筋肉まで硬直化し、結局、考え方まで固まってしまっていて、会社を転職しようといった、前向きな気持ちになりません。また考え方が固まっていると、不安が先行して、先の変化を受け入れられなくなります。

そして、決して良い待遇ではない、昨日と同じゆとりのない仕事を今日も、そして明日も、繰り返してしまうのです。

今、私は、かみ合わせを治すことによって、その様な「頭の周りの筋肉の緊張を取り除き、思考の転換ができないか?」といった治療法にも取り組んでいます。

その取り組みもある程度成果が出始め、歯の治療や矯正治療をしたおかげで、ゆとりができ、転職された方も多くいらっしゃるようになりました。

単に、病気を取り除くだけでなく、このようなメリットまで患者さんが得ることができる先生になれたら、昔のように「会っただけで治った気がする」先生になれるのではないかと、ひそかにその地位を狙っているのです。

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