- 2012.10.27
医療の最近
最近では、やっと一部の本に、「医者にかかっても無駄である」といった趣旨の本が出るようになりました。
私もそれはおおむね納得できます。
しかし、私自身、副腎の腫瘍を摘出してもらった時は、さすがに現代医療に感謝しました。
でも、疑問が残ったのは、法人の健康診断を10年近くも受け続けてきたのに、腫瘍について一度も指摘されず、たまたま、自分で、自費の精密検査を受けCT検査をしたところ発覚したということです。
つまり、今までの一般検診は私の場合全く意味がなかったといえますし、こんな検診をお金と時間を使ってまじめに受けたいたにもかかわらず、下手をすれば命さえも危なかったということです。
つまり、病気になってから切り取ることはしても、早期に発見することなど、今のシステムではむずかしいのではないのでしょうか?
もちろん高額の自費による検診を毎年受ける方法もありますが、CTを毎年受けると相当な被ばく量になるので、あまり受けたいとは思いません。
これらを考えてみても、どうやら医者にかかってもあまり意味がないという結論が出てきてしまいます。
確かに、熱が出ていても仕事をしなければならない時は点滴など有効な手段があると思いますが、これも結局体に無理をさせて、最後に体調を壊すのが落ちでしょう。
もちろん、命に関わるけがや、急性のショック、重篤な感染症などでは医療は重要です。しかし、それ以外の病気で、医療は実際はほとんどが本当の意味で役立っていない気がしないのです。
ですから、少なくとも、CTなどに頼らなくても、患者さんの状態が悪いことを診断できる医師がいてくれればと思うのはわたしだけでしょうか?
現代医療の治療はほとんどが対症療法で、本当の原因療法は自分の生き方そのものにあります。
生き方を諭してくれる医師は最近ではめっきりいなくなってしまいました。
食生活、生活習慣、そしてストレスの管理など、病気の原因を取り除く方法は薬以外のものでたくさんあります。
今の出来高主義、薬第一主義の考え方の医療では、いつまでも医療費は増え続け、人も幸福にはなれないでしょう。
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