- 2011.03.17
矯正に審美を求めるか?機能を求めるか?そして小さいころからの治療は?
矯正治療で普通よく問題になるのは審美性の問題です。
しかし私は審美性はもちろん大切ですが、機能をよくすることに重点を置かないと矯正治療は意味がないと思っています。
見た目を重視するとどうしても歯を抜くことが多くなりますが、実際私も以前は歯を抜いて矯正治療をしていたものの一人として、抜いてよかったとあまり思えないのです。
もちろん口元は下がるのですが、それ以外の弊害のほうが多い気がするのです。
実はこのようなことは、自分の今まで抜歯をしてきた患者さんに申し訳ないのであまり書きたくないのですが、患者さんにとっての本当の利益を考えると、やはりそういうしかありません。
しかし、成人になってから矯正をすると、どうしても口ものを歯を抜かずにきれいにすることが難しくなります。
ですから少しでも早く、ムーシールドなどの装置を使って機能の不全を治しておくべきだと私は考えます。
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