トラウマと歪み

  トラウマと歪み

お役立ちコラムCOLUMN

2011.07.12

トラウマと歪み

多くの患者さんが体の歪みを感じ、整体や、様々な代替療法を受けています。

現代の医療では体を部分に分けてしか治療しないので、全体の歪みが個々の臓器が全体的な調和を狂わせていることなど考えもしない事がほとんどです。

私も歯の治療を通じて、口の周りや、顎、首、肩などを触診するうちに、顎が歪んでいる人がほとんどで、その原因が虫歯や歯の欠損に原因があるものから、不適切な治療、歯が生えてくる方向の問題でおこるなど、様々な原因が考えられますが、その中でも、不適切な習慣や、トラウマ(昔に受けた肉体的、精神的傷)が大きな原因になっていることもあると気が付きました。

このようなトラウマが原因の場合、大人だと非常に治療に時間がかかります。

しかし、子供の場合非常に早く反応してくれるので、やはり子供が治療しやすいと考えてしまいます。

今の矯正歯科の治療を見ていると、誤った矯正治療によって、矯正治療自体がトラウマを生んでしまっている事の方が多いと思います。

実際、子供に矯正のためにインプラントを打つと言った非常識極まりない歯科医がいることは、非常に悲しくなります。これが結局トラウマの原因になりうるからです。つまり、矯正をするために歪みの原因を作っているのです。

また力の強くかかる矯正装置は強い痛みのイメージとして、長く記憶に残ってしまいます。

できればこのような力をかけない、そして、むしろ歪みをとってゆく矯正治療をしてほしいと切に願うのです。

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