- 2011.05.31
- 物理的歯科治療
薬と体
西洋医学の導入で、現代医療は数々の病気を克服してきました。
その分野での薬の役割は大きかったと言えます。
しかし、様々な薬剤が出ていますが、実際に本当に必要な薬は?と思うと症状の原因を考えると「?」が付くものがたくさんあります。
もちろん、抗生剤など、非常に有用な薬品も多くあります。
しかし、痛み止めなどは、連用する事は好ましくなく、痛みの原因を取り除いてやる必要があります。
私の医院にいらっしゃる患者さんで頭痛がひどく、痛み止めが手放せない方もたまにいらっしゃいますが、多くは咬む筋肉(側頭筋)が緊張して頭痛を引き起こしていたり、場合によっては頭の形が極端に変形している方もおり、それが原因だったりします。筋肉を軽くマッサージしたり、顎の位置を治してあげるだけで軽減することがしばしばです。
実際、それ以外の頭痛の原因もあると思いますが、過労や、強いストレス、睡眠不足だったりします。この場合でも、筋肉をほぐしたり、頭をさすってあげたりすると良くなりますが、大本の原因である、過労、ストレス、睡眠不足を治してあげないと、再発するでしょう。
もしそれよりひどい原因であれば、薬どころではないでしょう、即病院に行く必要があると思います。。
ですから、薬を飲み続けるより、原因を取り除くことをもっと考えるべきでしょう。薬は肝臓に負担をかけ、気が付かない間に体に恐ろしいダメージを与え、将来他の病気で苦しむことになるからです。
そういった体の声を聞き、それにどう対応するかが難しいところです。
また皮膚疾患で、皮膚科でだされた薬を塗り続けている人がいますが、皮膚疾患の原因が皮膚そのものにあるのはまれで、肝機能に障害が起きている事が多く、その場合、皮膚にいろいろな症状が出てきます。(実際の検査数値に出るわけではないので厄介です)
たとえば、C型肝炎の患者さんなどが皮膚ができものが出来ていることが多いです。
ですから、皮膚科でもらった薬を塗り続けているのも私は個人的には好きではありません。
私も、背中に湿疹の大きいものが出来ましたが、どこの皮膚科にかかっても、出す薬は同じで、皮膚科の医師の診断に疑問を持ちました。
私の場合、肝機能が良くなってくると、徐々に治って来ましたが、実際に治るまでは大変な期間を必要として、治すのは厄介です・・・。
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