- 2011.04.19
- 修復治療
虫歯は早いうちに叩け
私は、歯科医になってから、ずいぶんと体を酷使してきたせいか、最近まで非常に体調がよろしくない時期が続きました。それで結局昨年CT検査で副腎に腫瘍が見つかり、入院するはめになってしまいました。
どうしてこうなってしまったのか?そしてこれからどうすればよいのか悩みました。
私の場合はもう5年以上も整体の治療を受けていましたが、その経験から考えてやっと一つの結論が出ました。
今考えてみるに歯科医で今のご時世で経営を成り立たせるためには相当の無理をしなければなりません。
その無理がたたったのだと思います。
ですから、もっと早い時期から気が付いて体をケアーしておけば、病気になることもなかっただろうと後悔しています。
歯も同じです。
小さな虫歯の時点で、あるいは咬み合わせが崩れがひどくなる前に治療しておけば、後でかかる費用も苦労も本当に少なくて済みます。
虫歯は痛みが出るだけでなく、お口の中の環境を非常に劣悪なものにしてしまいます。
細菌が増殖して、口臭の原因になるだけでなく、唾液の成分まで変えてしまい、物を食べても味が変わってしまいます。ですから年を取ると味が分からなくなるのではなく、口腔内の環境が悪くなるのではないかと今は真剣に思っています。
また虫歯が進行してくると、当然そこをかばったり、虫歯の穴があいて、咬み合わせが変わってしまい、体全体にまで影響が及ぶのです。
ですから小さな虫歯でもほっておくことは非常に体に負担をかけるのだと思います。
また歯並びや、咬み合わせが悪いことも、虫歯の原因になったり、体調が悪くなる原因になるので、放置しておくことは非常によくありません。
自分の経験や患者さんも観察していると、中には治療することで人生そのものが変わってしまうほど具合が良くなる人もいるくらいです。
でもほとんどの人は自分が悪いとは考えていません。
私が自分が手術しなければならなくなると思ってもいなかったように・・・。
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