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当医院におかかりになる前のご質問

Q1、現在他の医院にて矯正治療中ですが、どうも調子が良くありません。どうしてでしょうか?

A1、本来矯正治療は、歯並びのがたがたや、噛み合せの不具合を治す治療で、矯正治療を行っているほとんどの先生が、昔からあるセファロ分析法を用いて治療計画と診断を行っています。

これらの分析法は、非常に権威のある先生が何十年も前に確立した方法で、それをもとに大学では現在でも矯正の治療計画や診断、抜歯基準などが教育されています。
しかし、これらの分析法はあくまでも、今ある上の歯と下の歯がかみ合う位置で診断されており、そもそも、患者さんが今、咬んでいる噛み合せの位置が正しいことを前提でとして分析されることになります。

実際は、顎の位置は前にも後ろにも、そして、高さにも非常に自由度が高く、歯の位置が変われば顎の位置はいくらでも変化してしまう可能性があるのです。

逆に言うと、患者さんが成長段階で何らかの理由で顎の位置が変化し、歯の生えてくる高さや位置が狂った状態で噛み合せが完成してしまえうと、分析の基本となる、噛み合せの位置がはじめから狂っている場合もあるはずです。実際に当医院に来院される患者さんの顎をCT撮影によって3次元的な位置を診断してみると、ほとんどのケースで、理想的な顎の位置からずれています。

もし、その狂っている噛み合せを基準とした分析方法で矯正治療を行われれば、ブラケットを付け、歯が移動することで、噛み合せの位置がリセットされ自然に顎が正しい位置に移動してくれる場合も無いとはいえませんが、歯の並びは治っても、3次元的な上下の顎の位置関係は治らないケースは非常に多いはずです。

3次元的な顎の位置が治らないまま治療が進み、噛み合せが、がっちり決まってしまうことで、かえって顎の位置が強く決められ、今までにはなかった顎関節症の症状が出てくる場合もあります。

矯正治療ではセルフライゲーションブラケットのような、かかる力が弱いブラケットを使った場合と、普通のブラケットを使った場合の治療の結果に差が大きく出ます、ブラケットとワイヤーによってかかる力が弱けれ弱いほど、顎がリラックスし、正しい顎の位置に移動しやすくなります。しかし逆に強い力がかかると、痛みによって顎の周囲の筋肉が緊張することで、顎が後ろに下げたり、強くかみ締めたりすることになり、リラックスできる顎の位置に移動にくく、必ずしも理想的でない噛み合せの位置に噛みあわせが完成してしまい、さまざまな不具合が出ることがあります。

そのような症状もブラケットを外すことで、緊張が取り除かれ、ある程度改善しますが、人によっては明らかに矯正前より体調が悪くなって、治らない人もいらっしゃいます。

その場合は、ブラケットを外した後、様子を見て、顎の位置を治す矯正治療をやり直す必要があります。

Q2、現在他の医院にて矯正治療中ですが、転院と考えております、その際のプロセスはどうなるのでしょうか?

A1、本来は治療を始められた医院で最後まで治療をお受けいただくことがベストですが、体調がどんどん悪くなっていてこまっている、治療に関して通院中の先生との信頼関係にが崩れかけているなどの場合、セカンドオピニオンとして、当医院にて現在の状態、治療計画等のお話をすることが出来ます。

ただ、ブラケットを外して再治療をお受けになる場合は、トラブルを避けるため、前医との治療や費用に関する内容に関しては事前に解決なされ、ブラケットを外した状態で治療計画の説明をお受けになってから矯正治療を開始させていただきます。

また、治療そのもののやり方が通常まったく異なるため、歯の移動量も大きくなる傾向がありますので、治療期間は以前想定されていたものより長めになることをご理解ください。



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