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矯正後の後戻りについて

矯正治療を行った後で、歯が移動し元の位置に戻ってしまったり、せっかく並んだ歯が崩れてしまうことを後戻りといいます。

実は、後戻りをするかどうかは人によって異なります。

どんな矯正治療でも後戻りをするリスクをゼロにすることはできません。つまり、「後戻りが絶対しないということは絶対にありえない」のです。

後戻りをしてしまう理由を考えるとどうして「後戻りがおきるのか」、そして、「矯正治療にかかる時間が人や症例によって異なる」理由がわかるのです。

歯の矯正が必要になるということは、そもそも歯の並びが正常でないからです。そしてどうして正常な歯並びにならないかというと、顎の骨や、その周囲の筋肉に何らかの応力がかかったために、正常な位置に歯が生えなかったり、歯が生えるのに十分なスペースがなくなってしまったからに他なりません。

この応力の溜まり具合は人それぞれですし、その人の感受性と生活環境に左右されます。敏感な人はたとえある程度恵まれた環境でも骨や筋肉にストレスがかかり、骨では歪が溜まり、筋肉では緊張のストレスで固まります。

弱い矯正力で歯を移動させるは、骨の中の歪応力を取り除く作用がありますから、徐々にその歪は開放されます。しかし、歪開放に必要な時間を十分かけないで治療を終わらせてしまうと、歯と骨は元の位置に戻ろうすることがあります。

ただ、力の強いブラケットを用いると、根が解けたり、骨が解けたりして、歪を開放する方法とは異なる方法で移動することになり、骨組織は吸収されて移動が終了する場合も見られます。その場合、後戻りも起こしにくくなることも考えられますが、その際は強いエネルギーが骨に蓄積されることになるので、後戻りしないことイコール身体にとってよい治療とはいいきれません。

噛み合わせ位置を守るOSAMU式リテーナー

当医院では、矯正後の後戻りを避けるため、OSAMU式リテーナーを作成し、治療後2年間は24時間、その後も少なくとも寝るときははめていただくことをお願いしております。

下がリテーナーの写真です。
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OSAMU式リテーナーの長所
1、全体で歯の位置を押さえるので、歯が移動しにくい。
2、寝ているときの噛み締めなどの力から歯を保護することができる。


当医院では、顎関節症の患者さんや非常に体質が敏感な患者さんが多く、かみ合わせがわずかにズレただけで、体調の変化をきたしてしまうため、通常のワイヤー式のホーレータイプリテーナーを作成しておりません。

もちろん、敏感な方でなくても、かみわせのズレは体調を非常に悪くさせますので、どのような方でもOSAMU式リテーナーはお薦めです。

このリテーナーには下記のような欠点があります。1、全体の歯を覆うため、したままであるとしゃべりにくい。
2、かみしめなどで奥歯の部分が割れる。
3、材料の確保が難しい。

今のところ、かみ合わせを適切に維持する(特に大人の場合)リテーナーはこのタイプしかないことが、私の長年の経験でわかってまいりました。

割れたリテーナーをし続けていると歯の移動を可能にし、場合によっては体調に変化がでることがあります。

リテーナーの奥歯部分が割れてしまいました場合、できるだけお早めにお作り直しください、かみ合わせに問題が出る場合がございます。
再制作費は12,500円(税抜)です。リテーナーは経時的にも劣化を起こすため1年から2年ごとに作り直しをすることをお勧めいたします

また現在リテーナーに使用されます材料が販売中止となったため、在庫の板がなくなり次第、材料が変更になります。新しい材料はやや締め付けが弱い傾向がございます。あらかじめご了承ください。

現在の板の在庫は十分に確保しておりますが、できるだけリテーナーを壊さないよう大切にお使いください。

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