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2018年11月16日

歯科医院は一見華やかそうで、とても地味な職業です。

最近では歯科のブラック医院の問題が起きているようです。経営難で予防中心に切り替え、歯科衛生士に稼がせるスタイルがはやっていますが、歯科衛生士の負担過重と、本来の歯科治療がおろそかのまま患者さんを大量に集める宣伝に汲々とする歯科医医院そんなタイプの歯科医院が増えてきています。

最近ではホームページに対する広告規制を厚生省が乗り出しましたが、「ホームページに偽りあり」で良好な経過を得られるかのように見せかけた治療法、歯科医学の基本もわかっていないような治療法をあたかも最新の治療のごとく宣伝し、また出来もしない技術を持っているかのように偽装するホームページがとても多くなっています。

宣伝が派手で、分院がたくさんある医院ほど危険ではないでしょうか。実際は宣伝広告費と運営の基本費用を稼ぐために、医師には保険ではまかないきれない分の自由診療のノルマを貸し、スタッフはコーディーネーターと名前をつけ、治療する本人でもないのに治療コースを患者さんに説明、説得してノルマを達成し歩合を稼ぐ。そんなスタイルを強いられたスタッフは、倫理観から退職する人も少なくないと聞きます。そして退職者を補うための採用費が医院の負担になるという負のスパイラルが出来ています。

実際に分院展開している医院はきちんと治る治療もしていない割りに、経費を抑えた治療をまわすことを、辞めてゆくスタッフの欠員を補う新しいスタッフの確保と教育に追われ、社会に貢献しているのか社会からお金を奪っているだけなのか、わからない状態である医院を数多く見て来ました。

ある大きい法人の歯科医院でぼろぼろにされた患者さんが当医院にいらっしゃいました。顎関節症を治してもらおうと、何冊も本を読んで治療技術に期待して治療を受けたらしいです。その患者さんを診た歯科医院の院長は、「歯を抜かない矯正」や「知らないと損する歯の話」などで何冊も本を出している大きな法人の歯科医です。

以前読んだ、その先生の告白の中で、自分は都内に開業しても患者さんが全く来ないので、ちらし配った。しかし、どんなことをしても患者さんは増えず、閉院寸前となりました。そのとき、両親に「地元に戻ってきなさい」といわれたが、一年奮起、本を書いたことで「患者さんでいっぱいの勝ち組歯科医」にすることができた。とサクセスストーリーを回想しています。

患者さんを治療はめちゃくちゃなのに、本を書いたことで自分が稼げる医院の院長になれたということが、歯科医の人生に一体何の意味があったというのでしょうか?

本当はお母様のおっしゃるとおり、田舎に戻り、細々とそれなりの技術で少なくとも患者さんの痛みだけでも取り除ける歯科医でも良かったのではないでしょうか?

歯科医には(医師もそうですが)中途半端なプライドが邪魔をして本質を見失う人がたくさんいらっしゃいます。たとえ医師になれたとしても、人には向き不向きがあるますから、自分の想像する華やかな成功だけが本当の成功ではない、医師としての成功の形はいろいろあると思うのですが、それに固執したため、患者と自分そしてそこで働くスタッフ皆を不幸にしている。そんな悲しい現実が、笑顔で写る院長の写真の裏に見え隠れします。

2018年5月20日

私たち歯科医が治療をしてゆくと、敏感な患者さんの場合、物理的な歯の欠損や病気を取り除いても完全に回復しないこともあります。もしきちんと治癒するはずの手順と手技で行われても治らない場合は、単なる物理的な疾患が原因ではなく、トラウマと呼ばれる、精神や心に刻まれた傷が大きく影響していることが考えられます。

トラウマとは、「過去に受けた傷」と一言で片付けてしまうにはあまりにもおくが深い内容です。

私たち人間は意識があり、感情がありますから、人生におけるさまざまな経験の中で、自分では表面上忘れ去ってしまった事柄でも、深く意識の中に心の傷として残ってしまうことが数多くあります。

自分自身の経験から考えると「突然理不尽な要求をもとめる」理解不能な患者さんや「前医で自分がされた治療について、何度も吐露する」といった経験は医師であれば誰でも経験するはずです。
実際はこれを聞いてあげるのも、患者さんにとっては治療になっていることは後で気がつきました。
また医師でなくても、顧客から理不尽な要求をされたり、自分ではどうにもならないことを不満を言われたり、家族の不幸や、身内のトラブルなど、心が苦しくなる思いをすることは誰にでもあるはずです。

そして、その心に溜まったエネルギーが解放されないまま残り続け溜まり続けると、些細なことに対する恐怖心が抜けにくかったり、感情になみがあって、ふさぎ込んだり、過剰に明るくなったり、家の中が荒れたりします。

私はこのような物理的な形になっていないトラウマも何らかの形で肉体に、そして脳のメモリーとしても身体の中どこかに残ってしまっていると考えます。
特にうつ病などは身体にも残ったトラウマ(特に打ったとか怪我をしたというようなものではない)が痛みとして症状に現れるのだと思うのです。

そして溜まってくると、たとえば、上手なマッサージ師にもんでもらったり、ヨガをやったり、運動をしたりすると、痛みやこりだけでなく、心まで軽くなることがありますが、きっとそれらの行動が良い作用を及ぼしトラウマのエネルギーが何らかの形で消失したからだと思います。

私たち医師はそれらを取り除く専門家である必要がありますし、実際疾患となった部分はそのトラウマの集大成でもあるわけですから、取り除くことによって場合によっては患者さんに大きな変化を生むことがあります。

根の治療でも、歯の抜歯でも、そして虫歯の治療でも、治療がうまく行くとそのようなトラウマの集大成が取り除けたような感覚を覚えることがあります。
そのときは、普段とは比べ物にならないほど、とてもつかれ、診療後は家に帰るのがやっとになります。

そしてそんな経験から、自分を元に戻す方法を絶対に知らなければならないを感じるようになったのです。
そして、整体、ヨガ、オステオパシーなどを転々とし最後に気功で自分を制御することがもっとも効果があることに気がついたのです。

2018年4月 3日

私は、歯科医以外の職業をほとんどしたことがないのと、歯科治療の技術や本当の意味を理解することが忙しくで、客観的に歯科医という職業がどういったものなのかを考えることがありませんでした。

しかし、今になって、客観的に歯科医を見てみると、かなり特殊な職業である気がします。
患者さんの状態を判断するための知識と、診断できるだけの直感がいるだけでなく、ほとんどが外科治療だけに相当の体力を必要とします。つまり体力の消耗が半端ではないと思います。

また歯科医療は他の医療の中では、現代でも、たった一人で患者さんの全般的な処置をしなければならない科だと思います。

そして、歯科衛生士さんが手伝ってくれるとはいえレントゲン撮影から、患者さんの健康管理、精神状態の分析、治療(しかもほとんどが外科治療)、そして場合によっては技工(患者さんの口に入れるものを製作する)にいたるまで、自分でやらなければならないことがあるのですから、その忙しさは大変なものです。

そして、ほとんどが零細な中小企業ですから、経営者として、人事や売り上げと経費のバランスをとったり、今では集患といって患者さんにいらして頂けるように、自院の売り込みまでしなければ、医院として成り立たない時代になってきました。わたしの場合はそれ以外にISO9001を取得したときは、医療の質管理の責任者件システム管理全体を統括を行い、かつマニュアル作りの秘書のような仕事まで全部自分でやりましたので、ISO9001の審査担当者に本当に一人でおやりになったのですか?と疑われたくらいです。

ほとんどの歯科医院は保険診療も行っていますから、診療しなければならない患者さんのは相当な数になりますから、通常の歯科医院ではどうしても、技工などはする時間はなくなってしまいます。
しかし、患者さんの健康状態や精神の状態、そして、口の中、を理解するためには技工操作はじっくり患者さんと向きあることができる時間なので、とても大切な時間です。これがなくなると、治療は単なる流れ作業にならざるを得なくなります。患者さんの歯の模型はそれほど、患者さんのさまざまなことを語りかけてくれるのです。

このような観点から見て、私が自由診療のみの歯科医院を目標として、今のじっくりとした診療のできるスタイルにできたことは非常によかったと振り返って考えています。

話を元に戻しますが、歯医者さんはとにかくマニアックな人が多く、審美にこだわりだすと、前歯の歯茎の位置の0.5mmの長さにまでこだわったり、歯の接触を完璧にするといって、理想的な咬み合せを作ったり、矯正ではいかに審美的な並びを作るかにエネルギーをそそいでいる人などを見かけます。

私も30代ぐらいまでは、自分が入れた前歯がきれいに仕上がると、達成感を感じたものです。しかし、歯が体と健康に大きく関係していることを知るようになってから、フレキシブルな体を理解しないで些末なことにとらわれた治療を行う意味のなさを痛感しました。コンマ何ミリをあわせる努力をしても、体が変化した瞬間数ミリの変化が起こることに気がつき、マニアックな治療をしている先生には失礼ですが「木を見て森を見ず」の治療は歯科では治療にならないことに気がついたのです。

歯科治療も「森を見て木を直す」といった考えで行いっていきたいものです。

2018年1月15日

現代医療は、目覚しい発展を遂げてきました。

しかし、多様化する現在の多くの悩みを抱えた疾患を治療することが難しくなってきました。
「パニック障害」、「自律神経失調症」、「鬱」、「適応障害」など、数々の疾患名が作り出されましたが、愚かしいことにいずれも目に見えている症状をそのまま病名にしているようで、歯の治療で言えば「歯肉溶け病」といったところでしょうか?

こんな名前をつけてよく恥ずかしくないと思ってしまうのは私だけでしょうか?

このような疾患が起こってしまう原因が何であるかをしっかり見つめなおさなければならない時代が訪れたと思っても良いと思います。

東洋医学はこのような疾患に対して、全身の関係や、エネルギーの流れ、経絡の流れなどから説明することが出来るようです。
日本のお医者さんもそろそろ、真剣に東洋医学の真髄を学ぶべきではないでしょうか?

そうすれば保険診療に頼らなくても、そして莫大な医療費に悩まされなくても、皆が病気から解放されることが出来ると思うのです。

2017年9月25日

医術という言葉は良く聞かれることですが、よく診ると「術」という言葉が入っています。

「術」には技能という意味も有りますが、得体の知れない妖術や魔術という意味も有ります。
確かにわれわれが見てきた限りでは、「あの先生が治療すれば治るのに、どうしてこの先生では治らないのか?」といったことは良くあることでしたし、経験の少ない歯科医よりは経験のある歯科医のほうが治る確率が高くなります。(もちろん個人的な技量にも大きく依存しますが)

年齢を重ねるとともに、われわれ医師は通常、自分でも信じられないような力が開花してくることに気がつきます。人によっては「電話がかかってきただけで誰からか分かる」といったことから「あの患者さん最近いらっしゃらないけどどうしたのだろうか、と思うと実際に予約の電話が入る」といった類のものから、ふとした会話から「これが治らない理由なのか!」と真実が突然見えることもあります。

そして、患者さんにとって「顔を見ただけでなんだが良くなった気がする」といった先生もいらっしゃいますし、「あの病院にいくだけで具合が悪くなる」といったあまり好ましくないケースもあります。

ここまでくると十分「術」でも後者の意味を持ってくるレベルでしょう。

人間の行う治療とは本来はこういったものも含まれるべきで、何でもフローチャート式で治せるなんて間違っています。

そう考えると、私たちの職業は当分コンピュータに取って代わることはないからある意味安心です。

2017年8月17日

「歯科治療はやることが細かくて大変!」

多くの方がそう思っていらっしゃると思います。しかしそれ以上に大変なのが実は悪くなっているお口の中を治療しなければならないということです。

痛みがあったり、患者さんが来院するということは、何かお口の中にトラブルを抱えています。もちろん虫歯や根の病気は一つの現象ですが、そのような現象が生じてしまう原因が必ずあります。

例えば常に強いストレスを抱えていれば歯軋りがひどくなりひびが入って虫歯ができやすくなります。

不摂生や激務によって体全身にストレスがかかればやがて内臓が弱り、免疫能が下がって、結果として歯周病や根の病気が発症したりします。

全身や顎の筋肉が歪んでくれば、それによって噛み合せに問題も出るでしょう。

つまり、歯やそれにかかわる身体にあらゆる種類のストレスエネルギーが溜まった結果、症状が出ているといえます。
本当に治そうとすれば、歯の治療をするということはその「ストレスエネルギーも患部とともに取り除く」ことを意味しますから、治療中には臭いを感じたり、激しく咳きが出たり、あるいは敏感な人では身体で感じる感覚として、その悪いエネルギーが放出されたことを感じることがあります。

実は術者がそのエネルギーに耐えながら治療をすることが、とても疲労困憊する原因で、医療人は常にそのようなエネルギーを患者さんから開放させながら治療をしているといっても過言ではありません。

むしろ細かい技術的なものよりそのエネルギーを受けながらきちんとした治療をすることのほうが大変だと私は思います。そのエネルギーをあまり受けすぎて溜まってしまうと医療人といえど身体を壊してしまう事もあります。

そのエネルギーが重いときは、時には治療がスムーズにいかなかったり、手に力が入りにくくなって物を落としたり、集中力が長く持たなかったりするので、そちらのほうが私達にとっては本当の治療中の戦いといえるのです。

2017年7月28日

今歯科業界は結構大変な状態になっています。

保険制度が崩壊し、治療技術を大学で十分教えてもらえなかったにもかかわらず自由診療を行わなければ経営が成り立たないという矛盾を抱えているのです。

アメリカの大学でははじめから保険制度がないので、自由診療でも納得してもらえるような治療技術を教えてもらえます。しかし日本ではそのような教育を受けることは非常に難しく、時にアメリカの大学を研修されている先生もいらっしゃいますが、莫大なお金をかけて留学してやっと技術を習得してしかも有名にならなければ、なかなか歯科医として成功することが難しいようです。

仕方がないことかもしれませんが、多くの歯科医は、治療技術を習得するといった難しい道を選ぶことより、今日、明日にでもお金を稼ぐことができるような自由診療に飛びついているのが目立ちます。
安易な臼歯部のダイレクトレジン、マウスピース矯正、セレックシステムなどはその例で、基本的に様々な問題を抱えるこのような治療法が、今ではまるでスタンダードのように見える宣伝の対象と化しています。

また今になっていろいろと問題が生じているインプラントなども結果的には安易な自由診療移行のためのツールでしかなかったので、インプラントをうたれて高齢化した患者さんの、抜くことすらできない問題を抱えたままで残ってしまっているインプラントはこれから社会問題化してゆくと思います。

虫歯の深い奥歯のダイレクトレジンや大きく歯を削るセラミック修復での治療は材料の刺激で抜髄(神経を抜く治療)となる数が増加してしまうこと考えられますし。一度神経を抜いてしまうと歯の寿命は圧倒的に短くなりますし、根管治療がきちんとできる歯科医院はまだ少ないのが現状です。安易な審美治療は日本人の歯の寿命を短くする原因とのなっているかもしれません。またダイレクトレジンは目にはっきり見えなくても、必ず金属より早く磨耗しています、噛み合せが知らない間に低くなっている原因はこのダイレクトレジンの多用だと思います。何故臼歯の機能部分に磨り減りの早いレジンを使うのか?歯科医として勉強をした先生の治療としてはいま一つ信じられません。自費用のレジンでも所詮は樹脂です、金属の1/20程度の強度しかありません。患者が求めてもまずリスクを説明して、断るのが筋でしょう。

私の医院では、患者さん意識が比較的高いので、虫歯などの状況がそれほど酷くないという理由もあると思いますが、治療後に神経を抜いた歯は10年間で数本もありません。きちんと感染対策とMTAなどの適切な材料による処置を施せば、神経を抜く治療に至る可能性はきわめて低くなると思います。また金属材料を使うことによって噛み合わせの変化も少なくできます。そして何より「ものが噛める」とよく言われます。考えてみればそのために治療に来ているのですから当たり前のことですが、審美治療をうけて失敗した患者さんはなおさらそうおっしゃいます。

歯を治すことは、痛みや違和感、不快感を取り除いたり、健康の向上のために行うものですから、歯の機能の問題や痛みが起きないようなベストな材料や噛み合わせのための治療が行われれば、それが最もよいわけです。
仮にそれが自由診療であっても、きちんと行われるのであればそれでも患者さんは治療を受けてくださる人はいらっしゃると思います。多くの日本の歯科医院のように本来の目的とは違う自由診療化は患者さんのためにはなっていないと思いますし、結果的には自分の首を絞めているのと一緒です。

しかし、保険制度での歯科の点数の急激な締め付けや、歯科医院の数が急に増え経営が悪化してきたため、多くの先生は時間や労力をかけずになんとかお金が稼げる方法へと移行せざるを得なかったのだと思います。
一概に歯科医がすべて悪いとは言えません、国もこのような状況を放置してきたこともありますし、もっと積極的にアメリカの治療技術を日本に導入するなどの歯科大学の教育改革を行うべきたっだとおもいます。

私が20年以上前に、アメリカから帰ってきた先生が治療を教えてくれたとき、多くの同級生や後輩は、治療技術を習得する大変さを知ってそれ以上踏み込もうとしませんでした。つまり多くの先生はなかなか治療が大変な自由診療で行うアメリカ式の治療にはなじめなかったのだと思います。

これは日本の文化もある程度影響していると思います。少しでも安く治療をしてあげるのが親切な医師、というイメージがあることは誰にも否定できないでしょう。
しかし、レベルを保つための投資や費用を考えるとそうと、それが果たしてよいのかどうかとも言い切れないことを理解しないと、医師も患者さんも結局不幸になるだけだと思うのです。
いくら安くてもキチンと治らなければ意味がないからです。

私の場合、適切な感染予防の意識と、歯の治療にはある程度お金がかかってしまうという感覚を患者さんに理解していただくまでに10年以上の歳月がかかりました。
そして一番難しかったのが、治ったと分かっていただける感覚が分かる患者さんと出会うことでした。患者さんとの出会いはとても大切です。医院の性格上敏感な患者さんが多いのですが、多少治療が難しくても、自分が治療して状態を良くなったことが実感できる患者さんと出会えることが、歯科医としての自分の存在意味を感じることが出来るのだと思います。


2017年7月12日

医師も歯科医もよく「医者の不養生」といわれることがあります。

お医者さんが病気になってぽっくり死んでしまったりすることが少なくないからです。
お医者さんもそうですが、歯医者さんもとにかく「歯が悪い⇒体の具合が悪い、といった方」を多く診療しなければならない職業で、相手にする人の具合が悪い人ばかり、ということはむしろ当たり前のといえます。

私のブログでも良く書いていますが、体の調子が悪い⇒悪いエネルギーが溜まっている。といっても過言ではありません。
そう考えると、お医者さんが病気になってしまうリスクは、むしろ普通の人が病気になるリスクより高くて当然といえます。

「医者の不養生」では全くだめでむしろ「医者のやりすぎるほどの養生」でなければ、仕事を続けられないのが現実ではないかと思います。

私自身も、歯科医として患者さんを診療するようになってから、「原因不明の体調不良」や「「おなかが張る」、「ガスが溜まる」、「うつ状態になる」、「体中がコチコチになる」といった症状に悩まされていました。
今は整体に通ったり、オステオパシーに通ったり、ヨガをしたりと周到に養生をしているので、何とかある程度以上の健康状態を保つことができています。

診療時間を17時半までにしたのも、自分の身体を翌日までに回復させるための苦肉の策です。

医師は患者さんより健康状態が上でなければ、患者さんを良くすることが出来ないと思います。エネルギーの法則からいっても、高いエネルギーから低いエネルギーへを流れます。もし患者さんよりも具合が悪いエネルギー状態の先生であれば、むしろ「患者さんの良いエネルギーが先生の方に向かってしまう」といった本末転倒のようなことも起こりかねません。

物理的な歯の治療というのは、腕が確かであれば十分だと思います。しかしそれ以上に治療を受けて治ったと感じていただけるためには、それ以上に何かが必要です。それがスタッフの健康だと私は考えます。そして法人の目標としてもスタッフの健康管理を入れたわけです。

私たち医療人は自分達の健康状態には普通の人以上に気を使う必要があると思います。残念ながら、多くの医師や歯科医は健康管理はおろか自分の具合の悪さにすら気がついていない人がほとんどと感じます。

患者さんのお話を聞くと、「病院に行けば行くほど調子が悪くなる」といった人もいらっしゃいます。きっとその病院のスタッフの健康状態も、そして病院内の空気もよどんでいるに違いないと、話を聞きながら考えるわけです。

歯の病気の治療というと短に物理的な回復(虫歯が詰め終わる、根の治療が終わる)だけに着目しがちですが、物理的に悪くなる前に、その部分には悪いエネルギーが溜まっていると考えて間違いないと思います。
さんざんハンマーで叩いたコンクリートはたとえ割れていなくても、その後指で触れるだけで砕け散ることがあります。これは叩かれたエネルギーがたとえ目に見える形でなくても溜まっていることを示しています。

人間の病気にも同じことが起こっていると思います。ガンができる前にはそうなってしまうだけのエネルギーという負荷がその部位にたまっているはずです。

歯の詰め物が取れるということは、取れるだけのエネルギーや負荷がその歯に加わっていることもあるのです。詰め物が取れる場所がいつも決まっていたりするのは、その場所に取れるほどのエネルギーが溜まりやすいからです。ですから、詰め物やかぶせ物のやり方が悪くないのに取れたり壊れたりする場合、患者さんには「それは取れてやり直す必要があったからだからポジティブに考えてください」と説明して、再度治療をやり直します。

実際に取れた部分の歯をきれいにして詰め直すと、本人もびっくりするほど具合が良くなることがあります。恐らくやり治すことで何らかのエネルギーが解放されるからだと私は個人的に思っています。

近年接着性の良いレジンなどがでて、詰め物が取れないことがとても重要のように考えられていますが、「悪いエネルギーが溜まっているのに外れない」ことのほうが将来より大きな問題を引き起こすのではないかと治療をした経験で思います。

多くの患者さんは、「外れないこと、治療されないこと」が歯医者選びの基本の様に考えているようですが、むしろ外れるべきであるのに、外れないことによって悪いエネルギーが溜まり続けることのほうが重篤な問題を引き起こすことは想像に難くありません。

今や原因のわからない疾患がたくさんありますが、これらも多くは何らかのエネルギーが作用していることは間違いないと思います。地球上は今は電波や磁気など様々なエネルギーが飛び交っていますから、反応性が高い人はそのエネルギーでおかしくなってもなんら不思議ではないからです。

2017年6月 2日

私と顎関節症との出会いはもう25年以上も昔になります。

当時は東京医科歯科大学で医員をしていた関係で、知り合いからいろいろな患者さんを紹介されたり、診る機会がありました。そしてその中でも多かったのは顎の不調の患者さんです。顎関節症は当時から多い疾患だったと思います。

あるとき学生時代に臨床実習で診療させていただいていた部分入れ歯を作った患者さんを私の同級生が診療しているのだが、自分は大学を辞めるので続きの治療をして欲しいといわれました。

私もしばらくしたら大学を辞める予定でしたので、断ろうと思いましたが、自分が昔診療した患者さんでしかも久しぶりなので一応お会いしようということになりました。

すると、どうやらその患者さんは顎関節症で悩んでいらっしゃるようで、顎の調子が悪いと訴えていらっしゃいました。

当時担当した同級生の歯科医は「ちょっと神経質になっている様だ」といって私に紹介することを申し訳なさそうにしていました。

大学病院では顎関節症の患者さんは一種の心身症のような扱いで治らないけど何とか上手くお話して治療を納得してもらうしかないといった感覚ですから、ちょっと迷惑な患者さんを紹介している感覚になってしまうのです。

しかし、その患者さんが、はじめて私が顎関節症を治すことができが人だったのです。

診断すると顎の位置が相当ずれており、これでは顎関節症症状を訴えても仕方がないだろうと思われる状態でした。

残りの歯が少なかったので残った歯を根の治療をして蓋をし、その上に総入れ歯を作ればかなりずれた噛み合わせでも治すことができそうだったので総入れ歯を作ることにしました。

その入れ歯は今も私が作成しているモノライン(0度臼歯)の入れ歯です。モノラインの入れ歯はかみ合わせの位置を自由に動かすことができるので顎の位置の決まりにくい顎関節症の患者さんやズレのひどい患者さんにはうってつけなのです。

モノラインの入れ歯を完成させると案の定患者さんはかめる様になっただけでなく、とても体調が良くなったといって喜んでくれ、予備の入れ歯が欲しいといってくださいました。

多くの入れ歯の患者さんは(当医院ではそうですが)なぜか予備の入れ歯を欲しがります。なくしたり割れたりといったトラブルがあったときに予備の入れ歯が無いと困るからだと思います。

そのとき、患者さんは本当に感謝してくたので、それがきっかけで顎関節症の治療はとても大切で患者さんにとって死活問題なんだと思うようになったのです。

そして20年以上経った今でも、あのときの出会いがなければ「今のように顎関節症の治療から、全身の変調までの治療をするといった考えは思いつくことはなかっただろうな」、と思うのです。

2017年5月23日

矯正治療に実は失敗が多いことが徐々に知られるようになって来ました。

しかし、患者さんの不安を取り除くために、「失敗しない矯正治療」と題してさまざまなことが言われるようになっていますが、いずれもどうして失敗しないかの根拠が薄く感じます。失敗しないということは実は歯だけの問題ではないので非常に奥深く、難しいことなのです。

矯正治療は治療を受ける人のや体質や習癖、そして幼少のころから受けてきたストレスなどが複合して起こってしまった歯列と顎の位置の変化を治す治療だと私は考えます。歯列が偶然に乱れてしまうことはまずありません。

つまり、なぜこのようなひずんだ歯列になったのかという原因を考察をしてからでないと、良くなっても徐々に歪んできます。当院ではその原因についても患者さんとお話します。

人は敏感な体質だと、歯列不正は起こりやすくなります。これは、ちょっとしたストレスでで筋肉が緊張したり、固まったりするので顎の位置は動きやすく、正常な位置から左右的にも前後的にも狂いやすいからです。

そしてそのような反応は幼少期、極端なことを言うと母体の中にいる赤ちゃんのときから起きています。

敏感な赤ちゃんは母体に強いストレスがかかればそれに反応して緊張してしまいます。それが顎や全身の歪の原因となっていることが考えられます。

永久歯の噛み合せの位置は実は乳歯の歯列が完成すると、その噛み合せに沿って6歳臼歯がかみ合うので、乳歯列が悪ければ、永久歯列も悪くなります。

乳歯列の悪さは一見してよく分かりませんが、幼少期からのストレスの反応で顎をかみ締めていれば、噛み合せが低いと、歯列全体が圧平されてしまい、アーチが狭くなって、永久歯が並ぶスペースがなくなり叢生(がたがたの歯並び)が引き起こされるのです。

また、狂ってしまった歯列や顎の位置の狂いは、永久歯列に引き継げられ、成長とともにさらに歪んでゆき、そしてその影響は全身の歪へと広がり、全身の体調不良を引き起こすほどのレベルになってしてしまうのです。

最近診療して気がついたのは、成人した人では、脳の使い方によっても歪みの起こり方が変わってくるということです。左脳(論理脳)を良く使う人の左側の筋肉は緊張しやすく、顎が左に曲がりやすくなります。

最近の成人はほとんど左に顎が曲がる傾向があります。

最近「アンチエイジング」という言葉をよく耳にします。食事や運動は非常に重要な要素だと分かっています。しかし、それ以上に体の歪は老化に直結していると思います。体が歪めば全身の循環は悪くなり、細胞の代謝が損なわれるからです。

まずは体のひずみを取ることが本当の「アンチエイジング」の始まりと思うのです。
実際に当院で矯正治療を含む治療を受けた患者さんのほとんどが歪みを治す治療を受けているので、10歳以上若返ったように見えます。

歪みを取る矯正治療や噛み合せの治療はこれからの健康増進に非常に大きな役割を果たすであろうと考えるのです。

2017年3月31日

ホームページを読まれている方は、私が目に見えないような気といったものに関しても肯定的であると感じていると思います。

一方で、患者さんとお話をしていると、「科学者なのにどうして未知のエネルギーとか見えないもを信じるのでしょうか?」

と聞かれることがあります。

そこで私は「科学者だからこそ、それがあると仮定し、それを治療に生かしているだけで、きわめて科学的です」と答えます。

どうしても今の科学では説明のつかない、未知のエネルギー的な何かがあることは確かだと私は考えています。

かのアインシュタインも、どうしても説明がつかない天体の動きがあり、当時解明されていない何かがあることだけは理解していたと聞きます。

これを私は医学的にも利用すべきですし、どう利用するかといえば「インプットとアウトプットからブラックボックスを推定し、そのブラックボックスの性質だけを考え利用します。

歯の治療を通じて、私は原因不明といわれるあらゆる疾患について、原因が確実にわからなくても、ブラックボックスの作用を理解して、こうやればこういう結果が得られるという理論だけ組み立て、その理論に沿って治療をすれば、良い結果が得られると考えたわけです。

そして、しばらくすると、そのブラックボックスも何かがはっきりしてくるわけで、私がホームページで紹介している、身体と噛み合わせの関係はそんな方法から考え、ひねり出したものなのです。

例えば、睡眠時無呼吸などは歯の噛みあわせや、現代人の骨格や顎の位置の変化などが原因となっています。これも、奥歯を高くするとなぜか治る?奥歯を高くする治療をとりあえずしておけば何とかなる⇒最終的に顎の回転が起こることで治っていると理解する。

といった感じです。

自律神経失調症も、噛み合せや虫歯の治療、整体、マッサージで治ることがある⇒筋肉の緊張を取り除く治療をすれば治る⇒原因は運動をしなくなった現代人の固まった筋肉の緊張などによって引き起こされた頚椎や胸椎、腰椎の位置異常にあったと理解する。

といったあんばいです。

だから、ヨガやストレッチなどで良くなるのか?と分かるわけです。

2017年3月18日

当医院を訪れる患者さんを診ていると、時々は治療をいえるのか疑問に思ってしまう診療をしている医院を知ることがしばしばです。

先日、骨の密度がやや低いという理由だけで、骨の吸収を抑制するビスフォスフォスフォネートを含む薬剤を投与された患者さんがいらっしゃいました。

確かに骨密度が低いのは圧迫骨折等を起こしやすいので問題ではありますが、果たして破骨細胞の活性を抑制する薬剤を出すことが患者さんにとって良い選択であるとは、ちょっと知恵のある人間が考えればおかしいことぐらいはすぐ分かるはずです。

人間の身体は骨の生成と破壊を繰り返すことで成り立っています。つまり常に新鮮な骨が出来上がり、骨に加わる力に対して適切な反応をして、理にかなった骨の構造を生きている限り作り続けます。

骨密度が少ないからといって、片方の機能の活性だけを下げるなど付け焼刃といえるでしょう。

大学に入るまで勉強を必死にして、大学でも医学を学んだものが、そのようなことすら分からず、最近CMで盛んに宣伝している、圧迫骨折の恐怖を患者に植え付け、製薬メーカーの言われるがままになっている姿が見え隠れします。

非常に残念です。

本来であれば、代謝を良くする方法を指導するとか、食生活の改善を指導したり、運動を付加の少ないものから始めさせるといった他のもっと良い方法があるはずです。


今世の中ではあらゆる企業が不正について襟元を正さなければ成り立たない時代となってきているのに、医療だけは相変わらずまだのんにやっていると思ってしまいます。

この患者さん、薬の副作用が原因とは確実にはいえませんが、それまでそこまで問題がなかった歯が結局だめになって抜歯をすることになました。
しかし、抜歯をする際もこのビスフォスポネートが曲者で、服用した状態で抜歯をすると、抜歯の穴が腐骨化したり、治りが悪くなることがあるようで、歯科でも問題視されています。

病院でこの薬を薦められたら、果たしてその薬剤が自分にとって本当に必要か?別の治療法はないのか?今一度考えてから服用すべきだと思います。

2016年10月14日

世の中にはさまざまなエネルギーがあります。
そして、われわれ人類が解明できた目に見えないエネルギーは、磁力、電波、音波など、限られたもので、宇宙に存在するエネルギーのほんの一部でしかありません。

そもそも、人間が認識可能なエネルギーなど、たかが知れています。

治療をしていると、さまざまなエネルギーが疾患と関係しているのではないかと疑わせます。

散々具合が悪かった人が、職場を変えただけで、非常に元気になったりするのは、職場のいわゆる「場」自体に悪いエネルギーが溜まっているからではないでしょうか?

一般的にいって、上手くいっている会社にいってみると、気分も良く、みな明るい顔をしています。

これは、よく雰囲気と呼ばれますが、その環境を作っている場には良いエネルギーが多く、悪いエネルギーが少ないと考えられます。

私は歯の治療では、このエネルギーを出来るだけ取り除くように心がけいます。

ですから、治療を受けた人はほとんどが、すっきりさわやかになって帰っていかれます。

別にいちいち説明はしませんし、信じない人もいますので、黙っていますが、勘のよい人は気がつくようです。

歯から始まる、からだの治療をする人は、このようなことも考慮して治療に当たるべきでしょう。

2016年9月11日

噛み合わせを体の関係について、私は20年以上研究してきました。

そして、その奥の深さを知れば知るほど、人間の力のすばらしさを体験してきました。

治療を行う人は、やはり、身体と精神が健全でなければいけません。また人格的にもぬきんでた存在とならなければ人を治療する技術レベルは落ちます。

医師の身体と精神の健全度が高まれば高まるほど治療効果とスピードは上がってきます。

一方、身体も、精神も病んでいる先生では、患者さんの問題の本質を捉えるのに、患者さんと同じ目線になっていたり場合によってはそれ以下であったりするので、治すというよりは、運が良くて現状維持、悪いと、来院した患者さんを却って悪くしてしまいかねません。

高級外車を、爆音を立てながら乗り回す歯科医や、愛人を何人も作っていたり、高級ブランドを買い捲っているようでは、ちょっと手先が器用でも、自分自身が病んでいるのですから、治る人も治らなくなるでしょう。

2016年7月30日

物事には流行り廃りがあり、それは仕方が無いことだと思います。

えてして大衆は物事の核心を見ることなく流行っているものに飛びつく生き物であるからです。

しかし、こと医療私の場合は歯科医療ですが、ここで流行り廃りを持ち出されてくるのは少々困りものです。

治すという行為に流行り廃りもなく、目的に向かった治療を行う方法はそう多くは無いからです。

インプラントや審美歯科、審美修復が流行りました。そして今は次のブームとしてマウスピース矯正が流行っています。

歯科医までがブーム乗って患者さんを集めようとする浅ましい光景を見ていると、医師という立場とは全く違う、欲深い商売人の姿さえ見え隠れします。

長い間治療をするという仕事をしていると、いろいろなことがわかってきます。

どんなに自分が適切と思っている治療を行っても治らない患者さん、これらは単純に部分的な治療を行うことでは絶対に治らない全身の原因があることのみならず、最終的には自分の中の精神の問題、家族の問題など、ありとあらゆることが結果として疾患に表れているわけで、治療も非常に奥深くなってゆくのです。

そしてその原因も自分の深層心理の中にあり、劣等感であったり、高慢さであったり、わがままであったりします。

しかし、あまりにその曇りがひどいと、一体なにが原因なのか全くわからなくなってしまいます。その曇りを少しずつ取り除いてゆくのが私達の仕事だと思います。

流行に乗って治療をするようでは場合によってはその曇りをさらにひどいものにしてしまいかねません。

結局それらすべてを自分で克服してゆかなければ病気は治らないのです。そしてそれを克服して本当の自分自身の問題点に気がつき、自分のレベルを少しずつ上げてゆくことが人生なのだと思います。

そういった意味で、医師という人立場は非常に責任がおもい職業だと思います。

2016年4月10日

治療の成績は、何をするかより誰がするかのほうが重要であると私は考えます。

私が病気になったとき一番に探すのは天性の医療人の素質を持った腕利きの先生で、どこの病院であるかはあまり考えません。(もちろん十分な設備がある必要はありますが)

なぜそう思うのか?

これはあくまでも自分がすぐ体がコル体質で、体中のコリに悩まされ、そこらじゅうのマッサージを回った経験から、マッサージをする人によって効果が全く違うことに気が付いたのです。

マッサージを受けると非常に調子が良くなる場合と、あまり効果がない場合とがあります。
これは明らかに誰にやってもらうかの個人差で、調子がよくなる人はいつも決まっています。

また私も美容院も利用していますが、カットやシャンプーも、うまくて元気になる技術を持った人と、かえって不愉快になる人とに分かれます。

つまり、治療は誰がするかが一番大切であるということです。もちろん、設備が良くてシステムもよく、スタッフもそろっているところが良いのですが、その病院の中で最も治してくれそうな先生にかかるべきなのです。

先生は悪いものを取り除くわけですから、取り除くことができる技術を持っている必要があります。このような技術を習得することはもちろん大切ですが、人を癒す職業人としての天性の素質は絶対に欠かせません。この天性の素質は治り具合に大きな影響を与えるのです。

私が東京医科歯科大学に講演に行った際、講演後の歓談の際、同窓会の理事の先生が、「それはあなただから治すことができるのであって、皆にできることではない」と言われました。そして「私の同期に治療するだけで患者さんが元気になる先生がいたが、自分はくたくたになっていた」とも言っていました。

その時は一体何のことを言っているかにわかには理解できませんでしたが、今ははっきりとその意味が分かったのです。

その先生の言いたかったことは、天性の癒しの能力が治療には必要であるということです。その能力の高い、先生に治療してもらえば、そうでない先生より治りは格段に良くなると思うのです。

しかし、「くたくたになっていた」と言っていた表現から、治す天性の素質のある先生は、自分の寿命を縮めながら治療をしているといえるのでしょう。

実際に私の副腎の腫瘍を取ってくださった先生もずいぶんいろいろな持病を抱えていらっしゃっるようで、申し訳ない気持ちと、心配な気持ちです。

また患者さんの治りの良い名医呼ばれた先生の多くが早死にであったり、何度も手術を受けていたりします。

名医と呼ばれる先生は、自分の体を人一倍ケアーしなければ天寿を全うすることも難しいと思います。それを受け入れた上で医療人として患者さんの治療に専念している先生が多くいらっしゃいます。とても素晴らしいことだとと思いますし、少しでもそのような先生の役に立ちたいと思うのです。。

2016年3月31日

インプラントは歯科界の打ち出の小槌のごとくはやってきましたが、実際はトラブルも少なくありません。

インプラントによって調子が良くなる人もいらっしゃるようですが、骨に穴を開けて金属をねじ込んでゆく治療なので、無理があることは事実で、思ったような効果が出なかったり、却って調子が悪くなってしまう患者さんも少なくありません。

ねじ込まれたインプラントは、常にその人の下顎骨や上顎骨を刺激し、そのストレスが全身に影響に出てしまうことも少なくありません。

実際、そのような患者さんからインプラントを取り除くと体調が戻る人も結構いらっしゃるようですが、どうしても、インプラントを抜いた後に入れ歯になることに抵抗感があって踏み切れなかったり、抜いてくれる歯医者さんが見つからないといったことで難民化しているようです。

これからはこのようなインプラント難民?も今まで打たれてきたインプラントの数が多いだけに、増加してくると考えられます。

私自身はインプラント治療を受けられた患者さんを受け入れることはほとんどしていませんでした。

しかし結局専門家に大丈夫と太鼓判を押され、信じてやっては見たものの、実際はあまり調子が良くないという患者さん自体には責任は無いでしょうから、入れ歯になっても良いので治してほしいと考えられている患者さんに関しては積極的に治療をして差し上げなければならないのではないか?と今は思うようになりました。

2016年2月18日

今体質が敏感な人がどんどん増えてきています。

アレルギーがあったり、なんとなくだるい、心を病んでしまう。

このような問題は昭和のころにはあまり聞かれませんでした。

もしかしたら、昔は根本的な原因がわからないまま、結果についての治療を行ってきていたのが、より原因に近いものにアプローチしなければ結局治らないということがわかってきたからなのかもしれません。

われわれは、虫歯になりやすかったり、咬みあわせが悪くて体調が苦しくなりやすいなどの患者さんを多く治療してきました。

その結果、歯や顎さらには身体に問題が起こりやすい人は、その人の仕事の内容や種類、そしてその人自身の体質とも大きく関係していることがわかってきました。

たとえば医療やマッサージ師、整体師の仕事、弁護士やSEの仕事などをしている人は歯や体にダメージを受けやすいです。その中でも体質が敏感な人はさらにダメージを受けやすいですから、敏感体質でこの種の仕事をされている方は正直相当きついと思います。

これらの職種の人がダメージを受けやすい理由は、あくまでも私の想像でしか有りませんが、いまだに解明されていない、ある種のマイナスのエネルギーが作用して歯や臓器などにダメージを与えるためだと思います。

医療関係の人は相手の身体を癒すことが仕事ですから、いらっしゃるのはマイナスのエネルギーがたまっている人がほとんどでしょうから、どうしてもその影響を受けることになります。

またSEの仕事は強力な電磁波を受ける機会が多いため、そのようなエネルギーは身体にマイナスに働きやすいと考えられます。

弁護士は、諍いに常に直面することになりますから、当然プラスのエネルギーよりもマイナスのエネルギーが大きいと考えられるからです。

このように考えると、感情や疲れなど、感覚的にはわかってもはっきりとは見えないものでも人間に対して大きな影響を与えていることは間違いありません。

よく笑っていれば病気にならないといいますが、このようなエネルギーのような影響を考えた治療も今後は必要になってくると思います。

われわれも自分達の健康管理には常に気をつけています。というのは、やはり自分達の健康状態が患者さんの健康状態よりも良ければ患者さんをよりよい状態にまで引き上げることが出来ます。

一方自分達が悪ければ、自分達のレベルにまで引き下げることになります。
これでは治療を受けに行っても結局エネルギーレベルを下げられ本当の意味で治らなくなってしまうからです。

2016年1月19日

今日もバスの事故のニュースが大きく取り上げられました。

結局は法令違反が原因なのか、コスト削減が原因であるのかよくわかりませんでしたが、結局無理な経営が事故を生んでしまったようです。

東芝の不祥事や、マクドナルドの不祥事などこの手の話は枚挙に暇がありません。

しかし、結論から言って顧客に対して不誠実であるという行為はいずればれることになるということです。もちろんばれないでしばらくうまくいくこともあるでしょうが、結局その分ばれたときの代償が大きなものとなってしまいます。

われわれ歯科も競争が激しくなって、歯科医師から見てあまりに不誠実と思ってしまうような治療が今まで結構横行してきていました。

生理学的に考えて、どう考えても無理があるインプラントの流行。患者さんの歯を長持ちさせたり健康を得るために必要とは到底思えないほどの極端な審美治療。

いつかはその根源にある先生の経営第一主義が発覚することになるでしょう。

また、それとは別に誤ったコストカットをしていることもよく見かけます。

質があってのコストカットなのに質を犠牲にしたコストカットです。これはトヨタに発覚したコンピュータシステムの問題や、タカタのエアーバックなどで安全に問題が出た例などは行き過ぎたコストカットが原因ではないかと想像しています。

私達の業界でも、どうしてそこでコストを削るのかわからないようなコストカットをして質を落としてしまうことも結構あります。

もちろんわれわれの業界では保険診療ではいただける料金が決まっていますから、ある程度自由診療の収入がある歯科医院でなければひたすらコストカットする構図になってしまうのはやむをえないと思います。

しかし、今後日本の歯科でも自由診療が多く取り入れられるようになるため、その料金体系によって質がさまざまとなることは想像に難くありません。

アメリカではすでに価格帯によって治療レベルの格差があって、高い技術で高めの治療費を請求する歯科医院はそれなりの歯科医院を紹介するという(アメリカは専門医が多いので専門医同士がお互いに専門医を紹介しあう)すみわけが出来上がっています。

このような仕組みは日本でも進み、価格帯と質といった住み分けで、一般的な企業と同じようにで信用のある歯科医院とそうでない歯科医院とでは価格帯の差も広がってくることでしょう。

そのときに歯科医院の持っている質に対する姿勢は自分が治療を受ける上で重要な参考になってくると思います。

2015年12月15日

歯科で自律神経失調症や、メニエール病、味覚障害などさまざまな病気が改善することがわかっています。

これらの疾患を私が20年以上観察し、治療を行ってきた経験で、医療の考え方自体を変えなければ疾患を少なくすることは難しいといえます。

私の医院に多く訪れる患者さんの中で、不妊に悩む人も結構いらっしゃいます。

不妊の原因はさまざまですが、不妊治療を行っているほとんどの先生はホルモン治療がメインです。しかし、本当の原因は自律神経のバランスが崩れていたり、全身の循環が悪くて、ホルモンがうまく働いていない場合などがほとんどで、薬は却って肝臓を痛めつけ、御本人にとっては非常につらい治療であることが多い気がします。

治療を行っている当の先生がそのことをあまり理解しないで機械的に治療を行っていることが多いため、あまり良い結果が得られていないのを良く見かけます。

また母体の状態が良くないので子供の状態も良くなく、弱い子供が生まれたりします。

自律神経のバランスを崩されるような方は、どちらかというと敏感で、いろいろな薬剤や刺激に反応しやすい人なので、薬を多用する前にバランスを整える必要があるわけです。

もちろん整体なども有効ですが、歯とかみ合わせ治療は特に首周りから頭にかけての筋肉と強い相関関係があるために結構有効で、矯正後に懐妊したりします。

2015年8月12日

私どもの医院では歯の治療と矯正治療を総合して治療を行うことで顎関節症を治療しています。

しかし、実際は多くの先生が顎関節症と矯正治療との相関関係をあまり肯定的にとらえようとしてしていません。

ただ私どもが20年近くにわたって臨床をしながら導き出してきた結論から言って、矯正治療と顎関節症は密接な関係があると言えることは間違いないと言えます。

確かに、歯並びが悪くても顎関節症にならない人もいますし、一見歯並びが良くても顎関節症がひどい人もいらっしゃいます。

しかしこの一見歯並びが良いが問題なのです。

多くの矯正治療を行っている先生が勘違いしていることは、かみ合わせと歯並びとは、何ら相関関係はないという事を殆ど理解していないという事です。

また、矯正治療と顎関節症とは相関関係がないという結論がアメリカでも導き出されはしましたが、これは、かみ合わせ(顎の3次元的位置)を治療するという方法と、技術がまだ矯正医の間で一般的ではないことと、その正しいかみ合わせの位置導き出し方が十分にわかってないため治療に生かせていない事実があるからです。

従って現在、顎関節症と矯正治療と間に相関関係があると考えるのは、現在の一般的な矯正の治療技術とはなじまないであろうという上での結論であると考えたほうがよいでしょう。

これはすなわち、顎関節症になるパターンと、ならないパターンとが矯正治療を行っている歯科医自身が全く理解できていない(当然です、顎関節症になってしまう噛み合わせの位置と、なりにくいかみ合わせの位置についてわかっていないからです。)

つまり、実際は相関関係がありますが、自己責任でその治療技術を持っている先生にかかった方が良いのではないか、というのが結論として言えるのではないでしょうか?

多くの矯正医は顎の周囲や首、肩などを触診しません。しかし、私は今の治療技術を完成するまでに、数多くの患者さんの首や肩、顎や頭を触診して、顎の位置関係とそれらの筋肉の硬直具合とそれを取り除く方法について研究を重ねてきたのです。

その結果、仮に歯並びが良くなったからと言って、かみ合わせ(顎の3次元的な位置)まで良くなるということはよっぽどの偶然でも重ならない限り起こりえないという事実をわたしは理解しました。

私自身も今まで何人もの矯正医の話を聞いて分かったことは、「治療を始めてみたものの、治療途中で治療がうまくいかず、途方に暮れる」などという事は結構頻繁にあることの様です。その為、矯正医はお金はある程度入る分非常にリスクが高い専門職であると内輪では考えられています。

そういった経験から、ちょっと経験を積んだ(痛い目にあった)先生は、難しい症例ではないかと何となく感じる患者さんの「治療はうまく言い訳を付けて断ったり」、「ストレートに難しいからや治療しないようが良いといったり」して断ることも結構あるようです。

つまり、噛み合わせに対して敏感そうな患者さんを矯正治療をすると問題が起こることは経験からある程度理解しているでしょうし、ハイアングルや極度のオープンバイトケース、成人の受け口のような実際に治療が難しい患者さんは治療することをさけたりします。

これは、かみ合わせ(顎の三次元的な位置)を考えないで、並びしか治さない矯正医の治療に限界があるからです。

歯並びを治すという矯正治療の引出ししか持たない矯正医にとっては、本来矯正治療で治さなければならないかみ合わせの狂い(顎の三次元的位置狂い)が原因で顎関節症が引き起こされているという事実の想像すらつかないからです。

実際歯並びが悪くても顎関節症を発症しない患者さんがいることから、もしかしたら顎関節症は単なるかみ合わせの問題ではないかもしれないとそう考える先生もいるかもしれません。

しかし、この場合も、本人が自覚している場合の顎関節症患者のことをさしており、自覚していなくても、医学的に診断してみれば広義の顎関節症の患者さんはそこらじゅうにいます。

たとえば、最近私も良く見るテニス選手でも、いつも故障している選手がいます。一方故障もなく常に優勝争いに残っている選手もいます。この違いは本人の素質もあるでしょうが、私は、かみ合わせが大きく関係していると思います。

私が注目する、いつも故障している選手は、かみ合わせが明らかに右にずれています。しかし、本人はそれが自分の故障と関係あるなどとは考えたこともないでしょう。つまり、このような場合も顎関節症になっているとは言えると思います。

一方、ほとんど故障もない選手は本当にバランスの良いかみ合わせをしていることがよくわかります。

医師は本人が自覚して訴える患者さんを診るだけでなく、自覚がなくても、医師として問題があることを指摘できるだけの診断能力を持たねばなりません。

殆どの歯科医は、本人が顎が痛いと訴えている患者さんだけが顎関節症患者だと考えています。私はそこに間違いがあると思いますし、自覚症状が無くても顎関節症の患者さんはたくさんいらっしゃるのです。

すべての虫歯を診断出来、それを歯科医に訴えることができる患者さんが何人いるでしょうか?つまり、虫歯ですら、本来歯科医が診断するべきものです。

顎関節症についても、本人が自覚している患者さんだけが顎関節症だと考え、歯並びの悪さ(本来は顎の三次元的位置というべきですが・・)と顎関節症とは相関関係がないというのは少々強引だと私は考えるのです。

2015年6月23日

私が、26歳で晴れて歯科医師国家試験に合格し、歯科医師になった当初は、歯科医師として、「治療がきちんとできるようにさえなれば、歯科医師として一人前である。」
と考えたものです。

当時は何もできない自分にいつも劣等感を抱いていました。

「入れ歯を作っても、いつまで経っても痛くて噛めない。」

「虫歯の治療をしても痛みが消えない。」

このような、今の自分では解決できないことがほとんどの毎日のことでした。

特に苦手だったのが抜歯と、根管治療、そして開業してしばらくしてからの矯正治療でした。この3つの治療は特に大学できちんとした教育が行われていない分野だと今でも思っています。

大学院に通っているときは常に、先輩の治療技術を盗もうとしたり、どうやったら痛みが消えなくなるのだろうと教科書を読みなおしたり、考えることが多かった気がします。

しかし、大学院在学中でアメリカの歯科教育を知ったときは衝撃でした。

「日本の歯科教育(少なくとも私が出た当時の大学での教育)は全然足りない」とはっきり感じたものです。

あれから20年以上も経ち、痛みが直らない原因や、かみ合わせがうまくいかない原因を私なりに研究し、今ではほとんどの痛みや、治療がうまくいかない原因を理解し、ほぼ100%の結果を出せるようになった気がします。

しかし、そこに行き来ついてわかったことですが、治療とは単に歯の治療がきちんとできればよいというわけではなく、それだけにとどまらないということです。

何故、歯がそのようになってしまったのか?

その根本的な原因を突き止め、それを患者さんに理解させ、そして、それを取り除く努力をしてもらえるようになるまでやって、初めて患者さんを本当に治療をしたといえることに気が付いたのです。

つまり、痛みを取り除いたり、噛めるようにすること自体は、基本の基本、さらに、患者さんの習慣や、嗜好そして対人関係などが自分の歯を痛めつけている、あるいは健康を阻害しているといった、自分では気が付いていない自分の中に潜む問題を理解してもらうことが非常に重要だと気が付くようになったのです。

これこそがワンランク上の治療を言えるでしょう。

よくある問題の一つは喫煙習慣です。

喫煙習慣は、まず本人がなぜ喫煙習慣を始めてしまったかの原因を理解しなければやめることができません。また喫煙習慣は絶対に取り除かなければ、病気の原因を作っているようなものです。

喫煙習慣がやめられない人の多くは、甘えがあります。
自分の健康を阻害する習慣をやめられないのは甘え以外にありません。

喫煙は、もちろん苦しいことから逃れるために自分をあえて麻痺させるために行うものですから、これをやめることができないということは、麻痺させなければ苦しいことに立ち向かえないという弱さもありますし、また自分自身をその苦しみから解放しようとする努力や勇気がないといった一面もあるように見えるのです。

喫煙習慣のある人は、非常にきつい勤務体制の職場で働いていたり、ストレスのかかる業務をしていたりと、人によって様々です。

しかし、実際によく考えてみると、いくら家族と自分の生活のためとはいえ、そのような職場に絶対にしがみついていなければならない理由もないし、場合によってはそのような環境を自分で積極的に変えてゆくこともできるのです。

喫煙や飲酒などは一種の逃げでしかないと思えます。苦しい環境でもそれを改善しようと必死に頑張っている人はたくさんいるのです。

残念ながら、私どもは去年の6月から喫煙習慣のある患者さんの治療はご遠慮いただいているので、そのような方の治療を最近することはあまりありません。

今、実際に治療をしていて感じるのは、自らの環境を冷静に見なおして、自分にとってよりストレスの無い生活を選んだり、環境を変えたりして、本当の健康を取り戻している患者さんがほとんどだという事実です。このような患者さんの姿を見ると本当に治療をしていてよかったと感じます。

初めにいらした時は、完全にテンパっていて、全く余裕のない患者さんの顔が、3ヶ月もすると、いつもニコニコした素晴らしい笑顔に変わってきます。

20年以上歯科医療に携わり、でこのようなことが歯科で出来るきることが分かってきたことは、私自身にとって本当に幸せだと感じています。

2015年6月 6日

歯科治療は、自由診療を行っている歯科医院では、全く自由に設定できます。

ですから、いくらであろうが、治療を受けようとする人が払ってくれるのであれば、その価格は適正といえます。

ただ、どんなものでもそうですが、値段は正直です。安いものはそれなりに手間を省いたり、コストをかけないようにしなければ利益が出ません。

歯科治療も全く同じで、手間をかければ、また材料を良いものを使えば、それだけ値段は高くなるものです。

つまり「値段は正直」ということです。服や食べ物なら捨てることができますが、歯を一度いじられてしまうと結構悲惨なことになります。

先日私が美容院に行って髪をカットしてもらったところ、その美容師さんは
「変なところでカットされると、あとで手直しするのが大変なんです。色んなところに行って欲しくないんです。」
と言っていました。

それを聞いて私は、「変なところに行ってしまうと歯の治療も大変なんです。場合によっては治すこと自体が非常に難しくなることがあります」

というと、美容師さんは「そうですね!髪はまた生えてくるからまだましですね!」

と言っていました。

そうです。歯の治療は一度失敗するともう生えてきません。患者さんもそれをわかってくださる方は、治療を開始してからずっと私の医院に通い続けてくださります。たとえ引っ越しして住まいが遠くなってもです。

クリーニングや、歯石の除去ぐらいだと大丈夫なのですが、ほかの先生が触ってしまうと場合によっては、もうすべての治療をやり直さなければならないことになってしまうことさえあります。

実は奥歯一本の高さを変えたり、誤った材料を入れられただけで、かみ合わせが一気に変化して、歯の移動まで起こり、今まで行ってきた治療がすべて台無しになることがあるのです。

そういった意味で、きちんと一生面倒をみててくれる、確かな技術を持った先生を見つけることが大切だと、私は思います。

2015年3月15日

近年心の問題で、様々なトラブル、疾患が起きることが自体が発生しています。

これも人類が新しいステージに入ったことが原因と私は考えています。

今までは、人類は、感染症や栄養失調、さらには怪我など、物理的な要因が原因で疾患を抱え、それに対処することが医療と思われてきました。

しかし、すでにほとんどの感染症は克服し、栄養失調は改善され、怪我などによる疾患もかなりのレベルで治癒が可能なまでに医療は発達してきました。

従って普段の生活で自分の身内に人の死にまみえる機会も非常に少なくなりました。

ところが一方で、思考や精神の障害の治療が必要な人が目につくようになってきました。
これこそが人間がより高いステージに入り、物理的なレベルから、思考や、精神性が優位に立ってきたということの証左でもあると私は考えるのです。

実際に、歯の治療を受けようと希望する患者さんの中でも、非常に感性の高い方に限って、浮き沈みが大きかったり、特定のことに突然固執したりする精神面で安定感のかける方がいます。歯科治療はそれだけ精神面にも影響を及ぼすと考えられるのです。

はじめに治療を受けようと決心していても、この浮き沈みがひどい場合は、治療の継続ができなくなったりすることもあり、計画的な長期間に及ぶ治療が必要な歯科治療では非常に問題です。

本人がそのことを認識し、頑張ろうとする努力する意識を持っていてくれればまだよいのですが、自分で気が付いていない方の場合、継続的な通院さえ得られず、困った事態に発展してしまいます。

この様に人間が新しいステージに入ったとしても、自分のきちんとした判断力で、元に戻す力があればよいのですが、時に、非常に強い影響を持つ人間の思考に操られ、本来であれば、ありえないような思考や行動をとることが実際にはあるのです。

イスラム国の問題や、14歳の少年を殺す痛ましい事件などは、そのような洗脳に近い影響力を持っている人に影響されたことが原因ではないかとも思うわけです。

このように人類のステージが変わり、精神性、思考のコントロールを医学的にも整える治療が必要な時代が来たといえるでしょう。

これらの心の優位性が高まった時代に、心のコントロールともいえる人間の次に現れてきた疾患にどう対処するかがこれからの医療が抱える問題といえるのではないでしょうか?

2014年9月 6日

私は自分の歯を矯正治療していろいろなことがわかりました。

自分がかみ合わせが悪くて体調が悪かったことに気が付いたとき、真っ先に思ったのは「どうして自分はこんなに敏感で、しかもかみ合わせが悪く、苦労するのだろう。ついてないな!」ということでした。

何しろ、歯科医院を開業して5年も経たないうちに体中にガタがきて、とてもこれ以上働くのが難しく、廃院しようかと思うほど体調不良に襲われたからです。

しかし、整体に通ったり自分の歯を矯正するなどしてゆくうちに復活し、さらに、当医院を訪れるいろいろな難しい患者さんを治療してゆくうち、「自分が敏感で、しかもかみ合わせが悪くて体調を崩したことは、患者さんを治療するためにも必要なことだったのではないか」と思うようになりました。

多くの先生がかみ合わせを治す治療を行っていると、堂々とホームページに載せていますが、、どうもピンと来ませんでした。というのは、先生自身が実際に歯で苦労したわけでもなく、治療を受けて治ったという内容でもなかったからでした。自分で経験したこともない人が本当に顎関節症で苦しんでいる患者さんの気持ちがわかるのだろうか?といつも思うのです。

私はもちろん、当医院のスタッフも実際にかみ合わせの治療をうけたおかげで、かみ合わせを治す矯正治療は、どんなに難しく、そして、様々な症状が起こることを理解し、実際に患者さんから出る訴えの意味と現在の治療の進行状況との整合性を説明できるようになったのです。

私も矯正治療をうけた時、かみ合わせを変えるたびに、舌をかんだり、唇がむけてカサカサになったり、気持ちが沈んたり、手首がしびれたり、のどが詰まる感じがしたり、といった様々な好転反応?を乗り越えて、やっと体調の良い状態を獲得しました。

多くの顎関節症を治療している先生は実際にそのような感覚を理解できるほど、感性が鋭い人が少ない気がします。実際には患者さんの方がよっぽどよくわかっていることも少なくありません。

私の経験では、自分が経験していないことを理解して、治すことは非常に難しいのではないかと思うのです。なぜなら、おそらく患者さんの訴えることが全く理解できないだからです。

大学院時代の経験で、非常に多くの顎関節症の患者さんが大学病院を訪れていましたが、患者さんの訴えは適当に受け流し、すぐに薬を出す科に紹介する先生がほとんどで、患者さんの話に真剣に耳を傾け、治療に生かそうとする先生はほとんどいらっしゃいませんでした。

そのような状況を見て、どうしてこの先生は真剣に患者さんの訴えの原因に取り組もうとしないのか不思議に思ったものです。

ですから、自分が顎関節症で悩んだことも、現在の自分の治療法を確立する上で、非常に役立ったと思い、決して苦労だけではなかったと思うようになったのです。

何事もそうですが、自分が経験しないと当人の本当の感覚は分からないものです。そういった意味で自分が歯の感覚が鋭かったことと敏感な体質だったことに感謝しているのです。

2014年8月17日

現代の医療も、歯科医療も本当にどう流れてゆくのか、私は正直怖いと思っています。

たとえば、「再生医療」、これは非常に良い治療法のように言われていますが、中にはそれが必要な人もいるかもしれませんが、ほとんどの場合、きちんとした医療施術を行われていれば、臓器まで交換する治療が必要になることはほとんど考えられませんし、そのような体の管理をしてきた本人に問題があると言えます。(体は神様から授かったものです、それをそのような使い方をした人にも責任があるといえでしょう)

また、もしそのような人を保険で治療するなんてことになると、医療費爆発的に増加し、国家破たんを早めることでしょう。

そもそも、悪くなった臓器を交換するといった考え自体がおかしいのに、それをまるで夢の実現のようにはやし立てるマスコミや、そこに群がる利益に期待している業者の欲に恐ろしさを覚えます。

歯科医療に関しても、審美修復を推奨し、アマルガムや、金属の詰め物をまるで悪者のように書き立てる人たちの欲深さにも非常に恐れを感じます。

恐らく、問題のない金属修復をやり直すことによって、新しい歯科治療の需要を作り出そうとしているのでしょう。

しかし、虫歯になったいるのであればまだしも、何の問題も起こしていないアマルガムが入っている歯から、果たしてそれを除去する必要があるのでしょうか?

私の経験では、アマルガムは大人の人でも小学校のころの詰めた物が全く何の問題もなく良好な経過を経ていることは、よくあることです。
しかし、レジンや、セラミックのかぶせものは、セラミックは割れ、レジンは2次カリエスか、かみ合わせがすり減りで、数年以内に問題を起こしており、経過が良かったものは見たことがありません。

実際、レジンを詰めてから具合が悪いといって金属に戻す治療を受ける勘の良い患者さんも結構いらっしゃいます。

レジンはすり減るという性質から、2から3年、長くて5年ごとの再治療が必要という新たな需要が生まれます。つまり問題のない歯を治すことによって、再治療のサイクルという新しいビジネスチャンスが生まれるのです。これを考え付いたことはすごいのですが、医師の立場からすると非常に切ないことです。

私の医院では、治療後数年以上たってから、再度訪れる患者さんがいらっしゃいます。多くの場合、「たくさん虫歯があるのでは?」とか、「また結構やり直しがあすのでは?」と恐れて来院されますが、「ほとんどやり直し歯がありません」と答えると、非常に喜んでお帰りになります。

つまり、治療の結果から言うと軍配はアマルガムにあるわけですが、ビジネスモデルから言うとレジンンに軍配が上がるわけです。(これはレジンについて業者に問い詰めた話にも書きました

そして、情報の氾濫のインターネットではアマルガムの悪さを書き立てられていますが、私自身を含め私が治療した患者さんにも彼らが書き連ねた症状が出たことは全くありませんし、治療後の経過はむしろ良好なのです。

実際、アマルガムによる害は科学的に証明されたことはありませんし、日本の厚生省でもアメリカのADAでもアマルガムは正式に認めている材料です。

治療経過がよく、体に問題が起きない材料を何故外す必要があるのでしょうか?

一方、アマルガムの代わりに詰めるレジンはビスフェノールAというホルモンかく乱物質が入っており、これらは、非常にわずかな量でホルモンの作用に害を与えるといわれています。金属と比べて削れやすく、吸水性があり、固まるときに収縮する、この材料をアマルガムの代わりに使うことが正解と言えるのでしょうか?

アマルガムについて書き立てる人はそのような都合の悪いことは一切書きません。

私の立場は、勿論、歯の治療をするうえで、完全に無害な材料を使えればベストですが、実際はそれは不可能と考えます。お口の中は過酷ですし、力に耐えるために様々な合金を使う場合があります。100%安全な材料を使うことで、治療がうまくいかなくなるのであれば、何のための治療かわからなくなると思います。

私が治療した患者さんでは、重篤な体調不良に陥っていたのに、かみ合わせを治して非常に良くなった患者さんがほとんどです。また、虫歯を取り除くことによって体調が変わって非常に好調になる方も少なくありません。勿論レジンをアマルガムに変えただけでかみ合わせが治り体調が回復した人もたくさんいらっしゃいます。

本来の虫歯と感染源を取り除き、正しいかみ合わせを与えるという、ごく普通の正しい治療を行えさえすれば、患者さんの具合は必ず良くなるのです。患者さんの不安をあおるような内容に騙されてはいけないと思うのです。

ちなみに私と同じような考えを書いている先生を見つけましたので参考まで
ちなみにADAの見解です。アマルガムは安全で主張される問題とアマルガムとの科学的な関連性はないというものです。

2014年7月29日

先日、テレビを見ていたら、池上彰さんがバブルの話をしていました。

話が進むうち、当時バブルに踊らされ、多額の借金を背負わされた人が、当時を振り返り。
「銀行マンも、このままバブルが続けばいずれどうなるかわかっていたでしょう、しかし、おかしいと思いながらも当時の状況では変な営業でも、続けるしかなかったのでしょう」と語っていました。

もちろん、銀行マンもその道のプロですからいつかは異常なバブル景気に終わりが来ることは分かっていたでしょう。しかし、必要もない、おかしな融資を繰り返した結果、ついに、バブルの崩壊と、銀行の信用失墜を引き起こしてしまいました。

医療業界は世の中の他の業界のブームから10~20年遅れで来ると言われています。

私が何気なく、一般の業界の常識でふと医療界を見ていると、今医師や歯科医がまさしくバブル崩壊のはじまった頃のような医療業界信用崩壊が始まっているのではないかと思わせる事実がたくさん起こっています。

歯科では、つい最近起こり始めたインプラント問題や、感染予防の問題、そしてこれからはホワイトニングや、審美治療(マウスピース矯正など)、ヒアルロン酸注入(こんなことを歯科て行っているとは知りませんでした)が問題になってくるでしょう。

医科では、「C型肝炎は治療できます」と盛んにCMで流していながら、実際は副作用による死亡例がたくさん発覚したり、「子宮頸癌の予防接種を受けましょう」と盛んにプロモート活動していた結果が、副作用で中学生が重篤な状態に陥り、結局予防接種は控えるべしという結論になりました。そもそもプロモート活動が必要であったのでしょうか?

我々医師はその道のプロです、臨床に長年携わっていれば、どんな治療が経過が良くて、どんな治療が経過が悪いのかはわかっているはずです。

歯科で言えば、審美目的で治療を行えば本来の歯の治療は絶対うまくいかないでしょうし、インプラントも本当にお口の中を長い期間保証することを考えれば決して行わない治療でしょう。特に人生の終末にどうすべきかは考えておくべきことなのです。歯は完璧に磨けなくなり、感染を引き起こしやすくなりますが、リスクが高すぎて抜くこともできません。

診療の帰りに、それほど出っ歯でもないのに、審美ブラケットの矯正装置を装着され、すでに歯を抜かれている中高生を見かけます、「この子の将来はどうなるのか?きっと大人になってどんどん体調は悪くなるだろう」と思うと心が痛みます。審美ブラケットを使う先生は審美のことがメインで治療を行っているに決まっているからです。

よっぽど無知で不勉強な人でない限り、歯科医師や医師は本来どの治療が患者さんにとってプラスになるか、ならないかは、実際に治療をしてみた感触で、心の奥底では絶対にわかっているはずだと思います。しかし、自分の生活のため、名誉のため、お金のために、心とは裏腹な治療をついやってしまうのです。

私が見てきた限りでは、そのように心を裏切った治療をし続けると、その人の顔つきは悪くなり、家族やその周囲にトラブルが頻繁に起きるようになっているのを見ます。

一見お金持ちで幸せそうに見えながら、実は毎日酒におぼれ、いい年をしてスポーツカーを唸らせ憂さを晴らしていたり、子供が不登校になったりと、一体どうしてこんなことになるのかといった周りから見ると理由がわからないトラブルを抱えているのです。

でも、結局はその人の生き方に問題があるのでしょう。

やはり、「人にやってはいけないことをしていれば、必ず報いが自分に戻ってくるのだろうな?」といつも思っています。自分もそうならないよう気を付けなければなりません。

今の世の中そこまでしなくても生活できるはずなのに、どうしてそこまでしてお金を稼ごうとするのか?しかも医師というそれを絶対してはいけない立場なのに何故?としばしば思うのです。

2014年4月 6日

昔は、お医者さんのところに行くと「先生の顔を見ただけで治った気がする」

といった存在の先生が多かったような気がします。

しかし、今では残念ながら、「目も合わせない」、「看護婦さんに指示だけする」、「パソコンの画面だけ見ている」

といった、医師とは呼べない先生が増加しています。
これらの先生は、よく我々の業界でいわゆる「さばいている先生」と言われている先生です。

このような先生のところで治療を受けたとしても、保険診療費の無駄で、絶対治るわけがありません。

患者さんの側も、もう少し先生を選別できる眼を持たねばなりません。
それが十分でないから、医師とは呼べないような先生が増加してくるのです。

私も歯科医を20年以上やっていますが、最近は歯の治療をしていて、どうして同じ人間なのに、このように千差万別な歯の疾患の状態があるのか、深く考えるようになりました。

単純に手入れや生活習慣だけでなく、様々な問題が結果的に長い年月をかけて歯に現れます。

毎日ひどいストレスを受けている人は、そのストレスが歯に現れます。
そのストレスも人によってまちまちです。

最近話題になっている、「ブラック企業」などに務めている人は、当然歯の状態にもそのストレスが現れます。

私の方としては、働き方に問題があるので、会社を変わるかしなければ歯をいくら治しても、また悪くなるとわかっています。ですから、暗に会社を変わったほうがよいようなことも伝えます。

しかし、多くの場合、そのような環境にあると、体が休まる暇もなく、頭の周りの筋肉まで硬直化し、結局、考え方まで固まってしまっていて、会社を転職しようといった、前向きな気持ちになりません。また考え方が固まっていると、不安が先行して、先の変化を受け入れられなくなります。

そして、決して良い待遇ではない、昨日と同じゆとりのない仕事を今日も、そして明日も、繰り返してしまうのです。

今、私は、かみ合わせを治すことによって、その様な「頭の周りの筋肉の緊張を取り除き、思考の転換ができないか?」といった治療法にも取り組んでいます。

その取り組みもある程度成果が出始め、歯の治療や矯正治療をしたおかげで、ゆとりができ、転職された方も多くいらっしゃるようになりました。

単に、病気を取り除くだけでなく、このようなメリットまで患者さんが得ることができる先生になれたら、昔のように「会っただけで治った気がする」先生になれるのではないかと、ひそかにその地位を狙っているのです。

2013年9月22日

私が歯科医になって最初の3年間は、「歯科治療は本当にこれでいいのか?」

といった疑問の毎日でした、大学に残っている先生はいろいろなことを教えてくれたのですが、実際自分が行っている診療や教えてもらった診療は、「はたして本当に治っているといえる正しい治療なのか」というようなものばかりでした。

私も先輩に治療を受けた時、その先輩は、私が治療に疑問を持っていることに気が付いたのか「おれのやっていることは間違っていない!」と繰り返し言っていました。

しかし、今考えると、日本の歯学部では、教授陣の質の悪さ、教官のレベルの低さから、きちんとした治療技術を教えることができる人はほとんどおらず、それが日本の歯科医療のスタンダードを作っているので、いくら間違っていないといっても、教育自体が間違っているので本当の意味で治っている治療ができる先生は自力で勉強している先生しかいないといえます。

残念ながら、当時先輩に治療された歯は、私の中で、今でも一番問題を抱えた歯になってしまいました。

私はラバーダムをして虫歯を取り除きますが、ラバーダムをしているという、非常に条件の良い見やすい状態でも、熟練している私が治療をしても、20分ぐらい虫歯の除去にかかることがあります。

しかし、日本のほとんどの歯科医はラバーダムをしません。これで虫歯が完全に取り除けるわけがありません。これは世界の歯科医師では常識で、きちんとした治療をする先生は防湿(ラバーダムなどを用いた)を何よりもきちんと行います。

日本の患者さんの、再治療のほとんどの原因は虫歯がきちんと取り除けていないことです。これを知らないで治療を受けている患者さんが、今でも日本ではたくさんいらっしゃいます。なぜなら、虫歯を完全に取り除く教育を大学で受けた覚えのない沢山の歯科医が治療を行っているからです。

私と縁があった先生には、少しでもこの技術を教えようと思っていますが、自分が治療ができていないと思っている先生が少ないので、教わりに来る人もあまりいません。

虫歯を取り除くごくごく基本的なこともそのようなレベルなので、かみ合わせを含めた全体的な治療など望むべくもないでしょう。

2013年8月31日

先日ISOの審査を受けたのですが、医療でも管理という場面でISOが非常に重要になってきているとのことでした。

しかしISOの審査員が何度も言っていたことは、「我々は管理技術に対しては審査をし、より良い管理技術が行えるようにお手伝いができるが、固有技術に対しては全くお役にたてない」ということでした。

医療の現場でも、管理技術によって起こってはならないことが起こることを防ぐことは非常に有効であるし、もっと広まってほしいと感じました。

しかし、一方で固有技術といった点で日本の医療界、歯科医療界には非常に疑問を感じます。

医療では薬を出すことが当たり前になっていますが、これはあくまでも結果の修正です。

たとえば、福島で原発事故が起こった後、放射線が流れ出ないようにする。これと同列ではないかと考えます。

どうすればそうならなくなるのか?福島の場合はどんなことがあっても電気が供給されるようにする。(そもそも電源装置を海側に配置していること管理技術自体にかなりの問題があるとがんがられます)
そこに対するアプローチがまだまだだと感じます。(医療で言えば、薬を出さねばならなくなる前に患者さんの健康状態を管理するなど)


患者さんの今までの生活に問題はなかったか?ストレスの管理がきちんとできていたか?
など、患者さんの家族関係や、仕事の状態にまで理解を深められるゆとりが医療人側にないと、病気になってから、単に薬を出すだけの対症療法に終始していては、何の解決にもなりません。

一方で今のお医者さんは目の前にいる患者さんを見るのが精いっぱい、お医者さんの方が忙しすぎて、予防のことを考える余裕など微塵もない、といったのが、今の医療の現状でしょう。

自分がゆとりを持って生活していないのに、困っている患者さんを治すことができるのでしょうか?

私の場合せめて健康診断に行ったとき、より詳しく個人の健康管理状態を聞かれ、健康管理に対する高いレベルの指導をしてもらえるのでは?と期待したのですが、全くの期待はずれでした。

病院に行って、ばたばたと診療している姿を見ても、あまり気分の良いものではありませんし、そんな現状で病の数が減る気もしません。なぜなら、治った人も同じ間違いを犯し続けるからです。

2011年7月15日

最近お医者さんや、歯医者さんを観察すると、触診をしなくなった先生が非常に多くなった気がします。


私も以前、インフルエンザにかかった時某有名大学の付属病院にかかりました。

そこで担当の先生がやったことといえば、「いつから熱が出ました?」と聞くことと、私と目も合わすこともなく、「お薬を出しておきましたから・・。」と言うこと、の二つでした。


こんなドクターが巷に溢れていたら、治る患者も治らないでしょう。


昔は、おなかが痛いと訴えると、おなかの端から端まで押えて、痛みのある部分を検査し、硬さなどをチェックしてくれていましたし、熱がある時も、頭をまず触り、首を探り、様々な場所をチェックしてくれました。


私が歯科医をしていて思うのは、体を触ることによって、非常に多くの情報が得られるということです。


また痛みがある時はそこにちょっと手を当ててあげるだけでも痛みは和らぎますし、しこりを発見すればそこに異常があることはすぐにわかります。


特にリンパ節の情報や、筋肉のしこりの情報は重要です。
これが診断の大きな役に立つことがあります。


また意外かもしれませんが、抜歯の際も触診は非常に重要です。
レントゲンで見ても、埋まっている歯の位置がよくわからない場合などは、歯の位置を歯茎の上から知ることができます。


私が思うのはお医者さんの場合はもっと触診が役に立つのではないかと思います。
触診をしない整形外科医などは信用なりません。


血液検査やレントゲンだけでは判断できない事が分かるのが触診の素晴らしさです。

2011年5月26日

私も、講習会でいろいろな技術を教えてもらうことが好きで、かなりの数の講習会に出かけてゆきました。

多くはくだらない内容の講習会も多く、本当に役に立ったものは数えるほどしかありませんでした。


私は良い講習会に出かけてゆくと、必ずその技術を習得するまで頑張ります。
お金を払ったのだから当然のことでしょうし、その技術に賛同すれば、患者さんのためにと思えば、出来るだけ頑張ります。


ですから、講習会に参加した人はみな当然頑張って習得するまで努力していると思っていました。


しかし、講師の先生と仲良くなって見ると、意外に良い講習会の内容でも10%ぐらいの先生しかそのノウハウを生かし、技術を習得するまで到達していないとのことでした。(先生がおっしゃるには・・。)


理由としては、

その技術を生かせるような患者さんがいらっしゃらない。(高い技術にはそれなりの費用がかかるので、保険外になりますが、それを求めている患者さんが自分の医院にいない)


習得するまでの努力が続かない。


やってみる自信がない


等の理由です。

私の医院でも大学で30年以上も教鞭をとっていらっしゃった先生に抜歯をお願いしていますが、とても変わった方法で、難しい親知らずの抜歯も簡単に抜いてくださいます。


しかし、そんな大学病院に長く残っていらっしゃった先生も技術でも、意外にも伝承者がいないようです。

こんな例を知っていると、個人の技術の伝承は意外に難しいのかもしれません。

2011年5月18日

歯の治療は何はともあれ、ゆとりがあることが本当に大事な気がします。

私も医院を移転したばかりのころは変に焦ってしまって、患者さんにもずいぶん迷惑をかけてしまいました。


ゆとりがあれば、忘れてしまいそうな事にも気が付くことが出来るし、何よりも自分の技術に対して再認識し、考える時間を得ることができます。


「自分は常に考えているよ!」そうはいっても、やはり時間的なゆとりが無いと、どうしても抜けたしまうことが出てしまいます。

今は抜けていないかと言われれば絶対そうとは言えませんが、素早く対応できるだけのゆとりを持つことは心がけています。


歯科医院でも在庫が切れて思った治療ができなかったり、予想外に治療が立て込んで時間内に終わらなかったり・・・。

そんなことがあると結局はいらいらにつながり、良い治療なんて出来ません。

私もそんな簡単な事に気が付くまでずいぶん時間がかかりました。

今原点に立ち戻って、技術の向上に更に努めようとしているところです。

歯科医師として・・
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番町デンタルクリニック 院長 吉田敦志(よしだあつし)

番町デンタルクリニック
院長 吉田敦志

番町デンタルクリニック公式サイト

皆さんは何のために歯科矯正をお考えでしょうか?
美しい笑顔のため?コンプレックスを解消するため?
確かに矯正治療には、そういった役割もあるといえます。

しかし、私が考える矯正治療の目的とは、健康な体を手に入れること。

私は10年以上前から、かみ合わせと体の関係を研究してきました。その結果、
矯正治療で適切なかみ合わせに導けば、体の状態は必ず改善するという自信を持つようになりました。

実は、矯正治療というものは奥が深いものなのです。