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2018年7月 7日

ブラックペアンをみて、歯科医として見逃せない細かい演出を見つけました。

手術のときに使うルーペですが、皆さんも、佐伯教授の使っていたルーペと渡海一郎が使っていたルーペが違っていることに気がついた人もいたかもしれません。

佐伯教授の使っていたルーペは割と小さ目のレンズで、歯科ではよく使われるサージテルと形状が似ていました。

一方で渡海一郎が使っていたルーペは特徴のある形状でコプルーペ、こちらはカールツアイス製と明らかにわかる映像でした。

サージテルは、どちらかというと技術肌の先生が使うルーペです。ただ、重くて無骨なイメージです。

一方でサージテルはとても軽く、オークレー型のメガネに取り付けられ、スポーティーで、おしゃれです。重くないので歯科衛生士にはこちらのほうが人気があります。

ただ、レンズは明らかにコプルーペのほうが明るく、くっきり見えるので、職人肌の人はコプルーペを選ぶでしょう。

なんとなく渡海一郎のほう佐伯教授より純粋な技術肌だった、といったイメージを作りたかったのかもしれません。
しかし、テレビがそんな細かいところまで演出しているのには驚かされました。

2018年7月 6日

当医院で行う矯正治療は、通常の矯正治療と違った部分が多くあります。

その中のひとつに、「顎の3次元的な位置を変えてゆく治療」があります。
顎の3次元的な位置?といってもなかなかピンとこない人が多いと思いますが、たとえば、正面から顔を見ると顎のラインが右上がりになっていて、目が右下がりになっていたりした場合、明らかに右の奥歯の高さが低くなって顎が右後ろに下がった状態になっているといえます。つまり、顎の3次元位置が後上方に回りながら入ってしまった状況といえます。

テレビを見ていても、顔がゆがんでいる人が昔より多く見かけます。もちろん私が特にそこに注目していることもありますが、矯正治療を行った後の状態の人もいらっしゃるかも知れませんが、顎の3次元的な位置関係は治っていないケースも少なくないと思います。多くの矯正は顎の3次元的な位置まで考慮して治療は行いません。

顎が3次元的にずれると、そちら側の筋肉は常に短めの状態で力を入れる必要があるため、やや収縮した状態から力をかけなければなりません、すると筋肉は常にある程度緊張していたり、疲労が蓄積して固まりやすくなります。そして筋肉が付着している部分の骨を強く引っ張り始めます。実は顎や頭蓋骨の骨は思っているほど硬くなく、このような力で簡単に変形してしまうのです。

筋肉は緊張したままでふくれ、骨と骨との間が狭くなって肉が集まり、ずれている側の顔が徐々に浮腫んだように見えてきます。

噛みあわせを変えるための治療として、矯正治療時に歯の高さを変化させ、顎の3次元的な位置を修正すると、緊張していた筋肉は弛緩され、緊張していた塊が取り除かれ、引っ張られていた側の骨も徐々に元に戻ってきます。

かみ合わせの3次元的な位置関係を直すと、顔の骨だけでなく、頭蓋骨の変形まで治ってくることがほとんどです。それは、顎の位置関係が直ることで顎の後ろで頚椎を引っ張っている筋肉が弛緩し、頚椎の配列が整います。そして、頚椎の中の脊柱管の圧迫が取り除かれ脊髄液の流れがスムーズになって、浮腫んでいた脳が正常になるからだと私は考えています。

人間には誰しも、右か左かダメージを受けやすい弱い側があります。脳もその弱い側があります。

治療中によく頭を触りながらお話しながら、その人がどちらの脳を主に使っているタイプ(右脳(直感)型または左脳(理論)型)か考えながら、どちらの頭が浮腫んでいるか治療をし、その相関関係を実証しているところです。右脳型の人は右側頭部が浮腫みやすくは右に顎がズレやすく、左脳型の人は左側頭部が浮腫み左にズレる傾向がある様に感じます。ただし、頭部のむくみはさまざまな要因が絡んでいるので一概には言えません。

かみ合わせによる全身への影響は今後さらに無視できないものとなってくると思うのです。

2018年7月 4日

私の場合、歯の治療で薬を出すことはほとんどありません。

もともと薬は大嫌いなので、どうしても必要なとき意外は絶対に飲みません。
というのも薬で随分ひどい目にあってきた経験があるからです。

子供の頃からお腹の調子が悪く、すぐに下痢や腹痛で悩まされており、当時正露丸に砂糖をまぶしたものを無理やりの飲まされた記憶がありますが、これといって効果があった記憶がありません。

大学生になって、ある日鼻水が止まらなくなって、12時間効果が持続する鼻水を止める薬を飲んだのですが、鼻水は止まりましたがものすごく眠くなり、授業に集中できないからと飲んだのが却ってもっと集中できなくなってしまい、二度と買うことはありませんでした。

そして、歯の治療でボルタレンという痛み止めを出され、治療の後で飲むと、激しい腹痛と具合の悪さに襲われ、なんと恐ろしい薬だと思いました。

私も歯の抜いたときはさすがに抗生剤と痛み止めを出しますが、抗生剤は塩水でゆすいで、清潔にしていてくれれば、少し大きめの手術でも1日飲めば十分ですし、痛みどめも痛くないなら飲まないでくださいと伝えます。

薬が有効な場合もあります。
確かにインフルエンザや、重篤な感染症、そして、処置をするための麻酔薬、そして、消毒薬です。これらは薬としては必要だと思いますが、インフルエンザの薬は慎重に処方しないと敏感な患者さんで問題が出ることがあるので難しいところがあるでしょう。

しかし、それ以外の慢性疾患の薬はほとんど意味が無いし、むしろ西洋医学的なアプローチは諦め、歯の治療や東洋医学の漢方や気のめぐりを良くするなどの治療法のほうがよっぽど効果があると思います。

私自身、「常に胃が重い」、「体が重くてつらい」、「精神が鬱状態になる」、「突然不整脈が出る」といった病院にいっても治らない、処置なしの慢性的な不具合を経験してきました。そして、それらすべてを解決できる方法をやっと最近知ることができました。

まず適切な歯科治療(虫歯やかみ合わせ)はこのような慢性疾患にはとても重要だと考えます。意外に歯の影響は大きいと思います。審美治療やインプラント治療など甘い言葉に誘われても絶対にその手の治療を受けてはいけません。歯の治療の本質とは異なる治療を受ければ、問題が必ず起こるからです。

つぎに、東洋医学の漢方は慢性疾患に有効で、体質を徐々に変えてくれます。しかし診断がとても難しく、私も今勉強中ですが、表に出てきた症状から、より深い原因を探り、その原因である臓器にアプローチしてゆくような診断力が無いと難しく、中国にもそのような診断や処方が優れた先生がそう多くはいらっしゃらないようで、日本ではなおさら探すのが難しいと思います。

また、中国では一般的な気功という気を補う方法も併用すると大変効果が高いと思います。しかし気功の本当に優れた先生は日本にはほとんどいらっしゃらないので、探すのが大変です。また、漢方医と医療気功とは中国でもあまり連携が取れていないようで、それを合わせて治療を受けるのは至難の業です。今は医療気功の名医とも出会え、その先生が漢方医とも連携を取ってくれているのでとても助かっています。実際本当に体調が良くなりました。

日本の薬ずけ医療は、どう考えても医療費の大半が無駄な薬で失われているような気がします。失われた額の半分でも歯科に回せたら、そして、東洋医学に回せたらもっと人々は健康で幸せになれると思います。ただ、その技術を持っている人や、技術をきちんと教育できる人がいなければ話にならないという問題がありますが・・。

2018年7月 3日

歯の治療は、虫歯の治療、根管治療、入れ歯の治療、歯周病、抜歯術、矯正治療など、さまざまなジャンルがあります。

その中で最も難しいと私が個人的に感じるのは根管治療と矯正治療です。

この二つは習得するのに最も苦労しましたし、今でも悩むことがあります。

根管治療は特にミクロの治療になるので技術的に習得が難しく、治療時間が長くかかるため、体力的にもとても消耗します。根管治療をまじめにする先生はとても良心的な先生といえると思います。

一方で矯正治療は、全身と大きく絡んでくるため歯だけではない非常にマクロな視点で治療を行う必要があります。
残念ながら、多くの矯正治療が審美目的で行われているため、身体に対するマクロの影響を考慮した治療がほとんど行われていないのが現状です。

矯正治療による噛み合わせの変化は、体全体に大きな影響を及ぼすため、歯科医にとって最後のフロンティアだと私は考えます。

矯正治療には未だ確固たる理論が出来上がっていない正しい顎の位置を採得する技術、支点のない歯同士をコントロールしながら移動させるための複雑な支点、力点、作用点の関係を理解しながらワイヤーの曲げを利用した治療技術、そして歯がしっかりとかみ合うためにどの位置にブラケットを装着するのかという技術、3つの要素がいずれもかなり高い精度で要求されるため、非常に難解な数式を解いてゆくような治療技術だからです。

私が矯正治療を始めてから18年以上になりますが、ほとんどの時間は、顎の3次元的な位置をどこへ移動させれば身体のバランスがもっともよくとれるのか、ブラケットをどれだけ正確に位置につけることができるのか、そして引っ張れば必ずお互いに移動してしまう歯同士をどうやって自分の動かした方向へ移動させるのか、の3点の究明に費やされました。

ブラケットの位置付けに関しては幸いにして、先人の白須賀先生が30年以上の研究の上、素晴らしい理論とそれを実現するための器具を作ってくれていました。また、歯をコントロール方法に関しては、マリガンという先生が、ワイヤーの曲げ方とゴムのかけ方で歯がどのように移動するかの理論を作り上げていました。

そして、最後の正しい顎の3次元的位置は、何を調べても納得できる捕らえ方がどうしても見つからず、結果的には私自身が受けた整体やオステオパシーなどの代替医療の経験から究明することになりました。筋肉が緩むと顎はどこに行くのかという考えから生まれたもので、自分の顎をそこに移動させることで体調が格段に向上したのです。この3次元的な位置を理解できたことで、矯正治療は今までにないほどの確実に成果がでやすい治療(特に顎関節症を訴える患者さんには)になったと思います。

矯正治療で3次元的な顎の位置を決めることは、先に行き先を決めてから航海をはじめる(歯を並べる)ようなものなのです。これができるようになれば、矯正治療は今までの審美中心から、体全体のバランスを整える本当の意味での矯正治療へを大きく変貌するはずです。

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番町デンタルクリニック 院長 吉田敦志(よしだあつし)

番町デンタルクリニック
院長 吉田敦志

番町デンタルクリニック公式サイト

皆さんは何のために歯科矯正をお考えでしょうか?
美しい笑顔のため?コンプレックスを解消するため?
確かに矯正治療には、そういった役割もあるといえます。

しかし、私が考える矯正治療の目的とは、健康な体を手に入れること。

私は10年以上前から、かみ合わせと体の関係を研究してきました。その結果、
矯正治療で適切なかみ合わせに導けば、体の状態は必ず改善するという自信を持つようになりました。

実は、矯正治療というものは奥が深いものなのです。