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2018年6月13日

私がまだ中学生だった頃、検診で虫歯が見つかったため、歯医者さんで治療を受けることになりました。

当時は歯医者さんは大変混み合っていて、待合室に人が溢れ、履くスリッパもすでにありませんでした。
大変急がしそうで院長の息子さんが必死に患者さんをさばいている様子でした。1時間ぐらい待たされた後、処置は10分程度で終わりました、高さをチェックしていたようですが、麻酔が効いていて高さの感触が良くわかりませんでした。しかし、家に帰ってからなんとなく違和感を感じました。

治療の予約は終わっていて、歯科医院も大変混み合っているのでそう簡単に予約も取れそうに無いし、当時は噛みあわせを調整してもらうという意識がありませんでしたので、そのまま放置していたところ、翌日からとんでもないほどに便秘になってしまいました。
男ですので、私はどちらかというと下痢になるタイプで、便秘になったのはこのときが生まれて初めてで、非常に驚きましたし、原因といっても歯の治療以外は考えられませんでした。

とにかくお腹が張っているのにまったく出る気配がありません。そのような状況は2週間以上も続きました。体調が不良になったことが無い中学生にとってはとてもつらい経験でした。

やっぱり、歯の治療が影響しているのだろうな?と思いましたが、だとしてもどうしてよいかわからなかったので、自然に治るまで待つしかありませんでした。

実はこのようなお腹に来るひどい症状は、大学6年生のときにも起こりました。このときは先輩に歯を治療してもらい、かぶせ物を作ってもらいましたが、そのときも、どうも噛んだ感触がしっくりこなかったのです。かぶせる前に、随分と調整し、高さは良くなっていたのですが、家に帰ってから顎を動かしたときに強くぶつかる感触がありました。

このとき治療をしていただいた先輩は当時大学院生でしたが、随分と虐げられた学生生活を送っているようでした。

それ以来、便秘のような、いわゆるシブリッパラになって、出そうにも出ないし、お腹は張るし、とにかく苦しくて、何軒かの内科に診察してもらいましたが、いずれも整腸薬を出されただけでした。そして症状がひどくなると、さらに背中に湿疹がたくさん出はじめ、掻くと出血するようになってしまいた。これもとても悩みの種だったので皮膚科も何軒か受診し、某有名大学の教授にも診療してもらいましたが、病名を羅列するだけで出した薬は近所の開業医とまったく同じもので、抗アレルギー薬とステロイドの軟膏でした。

このとき以来私は内科医や皮膚科医をあまり信用しなくなりました。

そのときの湿疹やお腹の張り、そして開業後によく起こっていた突然の腹痛(お腹が痛くてトイレから出れなくなり20分ぐらい冷や汗をかいていると何とか治る)などは整体や、オステオパシーなどに10年以上通い続けて、40台の中ごろになってようやく良くなってきました。
整体の先生やオステオパシーの先生は、内科や皮膚科の先生が指摘しなかったからだの悪さをいくつも指摘してくれました。このとき、医者が診ているものと代替療法で診ているものが違うとはっきり気がつきました。
そして、オステオパシーの先生は、医者や歯医者さんは体の状態は非常に悪いと良くおっしゃっていました。体の固まり具合やそれに伴うバランスがどちらの職業の人も相当悪くなっているようです。

そして、最近いろいろな患者さんにお話を聞くと、私と同じように、あまり体調が良くなさそうな先生から治療を受けて、同じような症状になった人が多くいらっしゃることに気がつきました。私の医院では割と敏感な患者さんがいらっしゃるので特に多く感じるのかもしれませんが、とにかく治療を受けてからさまざまな体調の不良が出てきたという人は少なくありません。

高さの調整が体調不良の原因になることは間違いありませんが、それ以上に治療を行う先生の体調は治療結果に大きく影響すると私は感じています。治療自体がある種の生命エネルギーの交換のようなもと考えればの十分起こりうることだと思っています。そういった意味で医師という職業は自分のエネルギーを常に高めておかないと患者さんに影響が出てしまう職業だと思っています。

私はこのことには相当前から肌で感じていました。そして、自分やスタッフの体調管理は人一倍気をつけています。しかし、普通の先生は自分の体調が患者さんの治療結果に影響するなど考えてもいないと思います。実際に多くの歯科医を観察すると背中が前に曲がり、首も背中も固まっています。これは経営だけでなく、診療行為そのもので、身体を痛めてしまうのだと思います。

今の歯科医院は、歯科衛生士の募集から、宣伝広告、経営まで相当大変だと聞きます。
確かに私も開業当初は、慣れない経営のことで心労が絶えず、心と体のゆとりが本当に無かった気がします。診療の疲れで身体もガチガチで凝り固まっていましたし、当時整体やマッサージに通うという意識もまったくありませんでした。そして、そんな時に限って、患者さんの治りが悪かったり、トラブルが多かったり、無断キャンセルの患者さんが多かったり、とストレスが増えるようなことしかありませんでした。

自分なりに精一杯治療をしていたり、患者さんのためにできる限りのことをしていても、どうしても歯車がうまくかみあわないのです。こんなことは開業医でなくてもよくある事です。

今診療をしていて、一番びっくりするは、自分の体調がよいと、矯正中の患者さんの歯の動きが良くなったり、頭蓋骨の形が良い方向に変化したりすることです。これは気功の基礎コースと、治療家コースを受けるようになってから顕著で、そういった意味でも自分の身体を良い状態に維持することは、あらゆる事態を好転させる力があると感じています。

自分の心や身体にゆとりが無い人はたとえ治療をしていたとしても、患者さんによっては却って悪くされかねないと、このような経験から私は知ったのです。

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番町デンタルクリニック 院長 吉田敦志(よしだあつし)

番町デンタルクリニック
院長 吉田敦志

番町デンタルクリニック公式サイト

皆さんは何のために歯科矯正をお考えでしょうか?
美しい笑顔のため?コンプレックスを解消するため?
確かに矯正治療には、そういった役割もあるといえます。

しかし、私が考える矯正治療の目的とは、健康な体を手に入れること。

私は10年以上前から、かみ合わせと体の関係を研究してきました。その結果、
矯正治療で適切なかみ合わせに導けば、体の状態は必ず改善するという自信を持つようになりました。

実は、矯正治療というものは奥が深いものなのです。