«  2016年4月  » 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
2016年4月10日

治療の成績は、何をするかより誰がするかのほうが重要であると私は考えます。

私が病気になったとき一番に探すのは天性の医療人の素質を持った腕利きの先生で、どこの病院であるかはあまり考えません。(もちろん十分な設備がある必要はありますが)

なぜそう思うのか?

これはあくまでも自分がすぐ体がコル体質で、体中のコリに悩まされ、そこらじゅうのマッサージを回った経験から、マッサージをする人によって効果が全く違うことに気が付いたのです。

マッサージを受けると非常に調子が良くなる場合と、あまり効果がない場合とがあります。
これは明らかに誰にやってもらうかの個人差で、調子がよくなる人はいつも決まっています。

また私も美容院も利用していますが、カットやシャンプーも、うまくて元気になる技術を持った人と、かえって不愉快になる人とに分かれます。

つまり、治療は誰がするかが一番大切であるということです。もちろん、設備が良くてシステムもよく、スタッフもそろっているところが良いのですが、その病院の中で最も治してくれそうな先生にかかるべきなのです。

先生は悪いものを取り除くわけですから、取り除くことができる技術を持っている必要があります。このような技術を習得することはもちろん大切ですが、人を癒す職業人としての天性の素質は絶対に欠かせません。この天性の素質は治り具合に大きな影響を与えるのです。

私が東京医科歯科大学に講演に行った際、講演後の歓談の際、同窓会の理事の先生が、「それはあなただから治すことができるのであって、皆にできることではない」と言われました。そして「私の同期に治療するだけで患者さんが元気になる先生がいたが、自分はくたくたになっていた」とも言っていました。

その時は一体何のことを言っているかにわかには理解できませんでしたが、今ははっきりとその意味が分かったのです。

その先生の言いたかったことは、天性の癒しの能力が治療には必要であるということです。その能力の高い、先生に治療してもらえば、そうでない先生より治りは格段に良くなると思うのです。

しかし、「くたくたになっていた」と言っていた表現から、治す天性の素質のある先生は、自分の寿命を縮めながら治療をしているといえるのでしょう。

実際に私の副腎の腫瘍を取ってくださった先生もずいぶんいろいろな持病を抱えていらっしゃっるようで、申し訳ない気持ちと、心配な気持ちです。

また患者さんの治りの良い名医呼ばれた先生の多くが早死にであったり、何度も手術を受けていたりします。

名医と呼ばれる先生は、自分の体を人一倍ケアーしなければ天寿を全うすることも難しいと思います。それを受け入れた上で医療人として患者さんの治療に専念している先生が多くいらっしゃいます。とても素晴らしいことだとと思いますし、少しでもそのような先生の役に立ちたいと思うのです。。

2016年4月 8日

人類はどこまでも進化してきています。

その中でも特に脳の進化はますます進んでいると最近特に思います。

脳波は微弱な電流です、その微弱な電流がさまざまな神経細胞を介して思考が作られます。その電流によってある種のテレパシーのような作用を持つことは以前から知られていました。

今の人類はそれを自由に使いこなすレベルになるまであと少しのところまで来ているのではないかと最近思うのです。

インターネットの普及で、ある人の思考があっという間に世界中に広まってしまうことが昔では考えられなかったことです。そしてそのネットの普及は若者から始まり、今では結構ご年配の方でもインターネットを使いこなすことができる人が増えてきました。

今では昨日起こったことや、昨日ある人が考え付いたことがあっというまに世界中に広がってしまう時代になってきました。ネットには世界中を駆け巡るのに時間は必要ではなく、一瞬で伝わってしまいます。

これはネットを使うことによって、われわれ人類はテレパシーの目覚める直前の状態まで来ているのではないかと思うのです。

そのうちネットという道具を使うことなく一瞬にしてある人の脳から直接他の人の脳に思考が伝わる時代が来るのかもしれません。

今でも実はテレパシーのような経験が実際に起こっています。たとえば、私たち歯科医院では、「あの患者さん最近いらっしゃらないな?どうしているかな?」と考えたその翌日に予約の電話がかかってきたりします。

また、道を歩いていて急に全く関係のない忘れていた人のことを思い出したりすることがあります。

どちらが送っているのかわかりませんが、とにかくどちらかの意識がどちらかに意識につながったといえるのではないでしょうか。

わたくしどもの医院には割とそのようなエネルギーのような物を感知する能力がが高い患者さんが集まっているので、「人から受ける脳波の影響の話」や、「邪気や正気の話」、「パワースポット」などの話で盛り上がったりします。お墓や人混みで具合が悪くなる体質の人も当院の患者さんにはたくさんいらっしゃいます。

もちろん人間が解き明かしてきたことは人間の生命の神秘からすれば1%も満たないので、このような見えないエネルギーの作用も徐々に原因が解き明かされてくるはずだと思います。

しかし、医療で原因不明、治療法も不明の病気のおそらく一部はこのような目には見えないことが原因でなっているのではないかと思うのです。歯の治療を15年以上やってきて、歯の痛みが消えないTCHと呼ばれる疾患や、顎関節症の一部は、やはりどうしても物理的な原因除去だけでは解決できない気するのです。

以前病院で、「どうしてこのような痛みがあるのですか?これは炎症が原因ですか?」と聞くと医師に「その痛みは、別のことが原因でしょう」と言われました。「別のこと?それって何?」と聞こうと思いましたが、それ以上突っ込めない雰囲気を作られそれ以上聞くことができませんでした。

お医者さんが困ったときによく使う「ストレスが原因でしょう」の「ストレス」の意味も、もしかしたら、目には見えないものも含めた意味で使っているのではないか?。

原因不明や、治らない疾患の原因を見えないエネルギーが原因なんて、科学を武器とする医者としては口が裂けても言えませんから対人ストレス、環境ストレスなどといっておけば丸く収まるわけです。
人間は目に見える以外の感覚が絶対にあります。それに目を向けることも医療には大切だと思います。そればかりでは困りますが・・。

2016年4月 7日

私自身、やや敏感な体質であった経験から、体調がいまひとつと考えたことは一度や二度ではありませんでした。

中学校のときに歯の治療を受けたときに便秘になって以来大学生まで治療は受けたことがありませんでした。

しかし、大学で歯の治療を受けたことがきっかけで体調不良を歯の治療は実は関係があるのではないかと考えるようになりました。

大学を卒業すると、大学病院に顎関節症で困っている患者さんが実は沢山いることに気がつきました。一部は少し精神的な問題ではないか?と思う方もいらっしゃいましたが、逆に、本人が認識していないのに、かみ合わせを治療することで格段に良くなってゆく患者さんもいることにも気がつきました。

当時治療をさせてもらった患者さんがとても感謝してくれるので一種のやりがいも感じましたが、どうしてこんなに感謝してくれるのか?と不思議に思ったものです。

大学で5年間、治療技術を勉強した後、開業して5年ほどたった40歳のとき、歯科治療という仕事がきつかったせいか、左首の筋肉が固まって動かなくなったり、左足の筋肉が肉離れを起こしたりして、このまま仕事が続けられるか窮地に追い込まれました。

そのときから自分の矯正治療をはじめるまで4年間整体に通い体調を整えたのです。そのときに良い整体に通えたのは本当にラッキーでした。

身体も整ったし、そろそろ昔からの悩みであった、自分の歯並びを治そうと一大決心をして44歳のときに矯正治療をはじめました。(ブラケットはインダイレクト法を用いて、歯に装着し、調整はほとんど自分で行いました)

するとたちまち顎の位置は変化して、今まで噛んだこともない顎の位置に勝手に動いて行ってしまいました。そのとき初めて自分の顎の位置はこんなにもズレているのだと知り、本当にショックを受けたと同時に、もしかしたら、はじめに体調が悪くなった原因がこの噛み合わせのズレだったのではないかと思うようになりました。

私の場合、体調を壊し、整体に何年も通った結果、噛み合わせの狂いが原因であった筋肉の緊張がある程度治り、そのタイミングで矯正治療をはじめました。

すると、今までの歯並びによる噛み合わせのロックがはずれ、自分の正しい噛み合わせの位置に顎が自然に行くようになったので、正しい噛みあわせと、今までの自分の噛みあわせとのズレに相当あることに気がつくことが出来ました。やはり整体を何年も通った意味がありました。

そして、歯科医である自分ですら、正しい噛み合わせ(顎周囲の筋肉がリラックスするかみ合わせの位置)を全くわかっておらず、自分もひどい顎関節症になっていることに気がついていなかったことを理解したのです。

矯正を始めると程なく、いつも整体の先生にきちんとやるように言われていたストレッチが、自分でやるといつもとても痛むのに、ほとんど痛くなくかなりの位置まで曲がるようになりました。

このとき咬み合わせと全身の筋肉の緊張との関係を確信しました。まさしく顎と身体はつながっているということです。

そして自分のはもそうでしたが、ほとんどの患者さんの咬み合わせで奥歯が低いことによる噛み合わせの問題と、体の不具合が起きていることがわかってきたのです。

それと同時に、かみ合わせを変えることで首の骨の位置関係が変化して、体調が良くなることもわかってきたのです。このころから自分の体調の良くなり具合から、どうして大学病院で治療をした患者さんがあんなにに感謝してくれたのか徐々にわかってきました。(当時はそこまでかみ合わせをきちんと治せるわけではありませんでしたが、良い方向にかみ合わせを治していたことは事実で、おそらく患者さんの体調は相当良くなったのだと思います)

こんな経験から体調不良と歯の関係を理解でき、自分の不調も克服できたのです。それ以来首の痛みや、絶えずある激しい肩の凝りはなくなりました。(もちろん診療を長時間行えば肩凝りは出ますが)

身体の不調が合ってもなかなか噛み合わせが問題であるとは気がつきません。何しろ歯科医である自分ですら気がつかなかったのですから、素人である患者さんが気がつくのは相当難しいと思います。

でも自分の体調不良がもし噛み合わせが原因であったとしたら、ぜひとも治療で治しその不調とおさらばすることを私は自分の経験からお勧めします。

2016年4月 6日

人間は欲望の生き物です。

歯がなくなると、入れ歯は厭でインプラントを打ちたい、歯が虫歯だと見えるのはいやだから白い歯にして欲しい、目立たない矯正治療や、見栄えだけ治したい。といったニーズは消えません。

子供の虫歯が激減して来ている今、歯医者さんも患者さんのニーズにこたえ顧客を獲得することは仕方が無い論理かもしれません。

しかし、私が20年以上も昔にアメリカの治療技術を教えてくれた先生は当時、「インプラントも、審美歯科治療も、歯科治療の本質とは異なるものである」といっていました。「特にインプラントは基本的に身体を不可逆的に傷つける治療であり、入れ歯やブリッジといった選択肢を押しのけてまで行うべき治療とは到底考えられない」とも言っていました。

私も賛成意見です。もちろん審美が回復して自信を取り戻す人もいるでしょうし、インプラントで噛める喜びを噛み締める人もいるかもしれませんが、基本的に第一選択の治療ではないといえるのではないでしょうか?

つまり「治療」することを第一選択とし、それをある程度満たした上でこのような治療があり、行われるべきであった、今のようなそれが積極的に薦められるべき治療のような風潮があるのは正直残念といわざるをえません。

私も20年以上「疾患を治すための歯科治療」が出来る歯科医を目指してきました。

本質とは違う歯科医療をされて「本当にひどい目に」あった患者さんもいれば、治療で起きている「本当にひどい目」に全く気がつかないで、自分の欲望のままに治療を受け続ける方もいらっしゃいます。

ただ、歯科医の良心として欲望のままに治療を受けようとする患者さんにはこう言うようにしています。「その先生があなたの歯の20年先を見越して治療しているのか良く考えて治療を受けてください」

インプラントを打つ先生は、患者さんの終末期にインプラントがどうなるかなど考えていません。
もし考えていたら、もう少しトラブルが避けられるような治療法を選ぶでしょう。

見栄えだけ治す先生が、患者さんが将来噛み合わせのトラブルで悩むかもしれないなど考えていません。

噛みあわせとは実は難しくて奥が深いと知っていれば、そのような安易な治療はしないからです。

自分の良くない欲望は結果的に、それに合った先生を選ばせ、結果的に自分に悪い結果が戻ってくるのです。

2016年4月 5日

歯の治療で人生が変わった。

何を大げさな?と思われる方もいらっしゃると思いますが、私達が治療をしてきた患者さんのなかには、そのような経験をされている方も少なからずいらっしゃいます。

では何故そのようなことが起こるのでしょうか?

顎に位置はまるで振り子の重りのように全身のバランスを変えてしまう可能性がある重要なものなのです。

まず、顎の位置は頚椎の位置を変化させたり、姿勢を変化させるのに大きな役割を果たしているため、全身のホルモンバランスや、内臓の機能などに大きな影響力を及ぼしているということが考えられます。

顎の位置を動かし、ほんのちょっと首を触っただけで、腸が動きだしたり、呼吸が楽になったりします。これらは無意識で働く自律神経が首に集中しているため、首が緩むと自律神経が反応することを意味します。

また身体に向かう全ての神経は必ず首を経由しますから、顎の位置がよくなって、首の筋肉が緊張がとれ、神経が圧迫がなくなれば、自分でも歯が原因とは考えもしなかった不具合が治ったりすることがあるのです。

このような変化は矯正治療でちょっと歯を動かしてかみ合わせを変えただけでも起こる場合があります。

矯正治療中や治療後に体調が著しく変化してしまい「不登校」や「体調不良で人が変わってしまう」ほどになってしまう患者さんも実は結構いらっしゃいますし、このような患者さんを背負ってしまった歯科医は心はまさしく鳴き叫びたいぐらいの苦しみを味わいます。

以前、首を暖めたり、首をマッサージしたりすることでいろいろな不定愁訴が改善されるという治療法が本で紹介されていましたが、あながち間違ってはいないと思います。しかし、それだけ敏感で重要な場所ですから、安易にグイグイ押したりすると却って具合が悪くなることもありますから注意が必要です。

また、体調が悪くなる原因が首であると結論付けるのは難しく、そもそも頚椎がヅレたり、首が過度に緊張してしまう原因があると考えるべきです。

頚椎がヅレたり、首の緊張が強くなる原因の多くは噛み合わせが関係しています。もちろん噛み合わせが全ての原因ではありませんが、かみ合わせを治すことによって改善する例は少なくありません。

常に緊張状態を強いられたり、もともと神経質であったりすると、それだけでも顎や首の筋肉、そして全身の筋肉が緊張して、あらゆる場所の循環が悪くなり体調不調を起こします。また運動不足でづ脳労働ばかりが増えている現代人はそれだけ首や全身の筋肉が固まりやすくなっているでしょう。

こう考えると、単にかみ合わせを治すだけでは再発を100%防げないわけですから、治療後の管理や、何故自分が筋肉の緊張が起こるのかを理解しておく必要があります。

また適度な運動や、身体をほぐしておくなどの体調管理も非常に重要になってくるわけです。

2016年4月 4日

かみ合わせで頸椎がヅレる?

こんなことは誰も考えないでしょう。しかし、私が何十人も顎関節症の患者さんのt頸椎を触診してきた感覚では、かみ合わせは頸椎のヅレと大きな相関関係があるといえます。

昔から、かみ合わせを治療すると、体調がかなり変化することは知られてきましたが、いろいろな説はあったものの、それがなぜかははっきりわかっていませんでした。

私はたまたま整体やオステオパシー(アメリカの整体学のようなもの)に通って先生にいろいろなテクニックを聞いているうちに、全身はすべてつながっていることに気が付きました。

つまり、単に顎の筋肉を緩めただけでも、その筋肉がつながっている腱や、骨がすべて移動をします。そしてさらに、その腱や骨がつながっているほかの腱や骨にまで影響を与えるのです。

結果的に姿勢が変わったり、骨の位置が転移したりします。

結果的にはこれが全身の症状を変化させてしまう理由なのですが、そのことに気が付くのに相当時間がかかりました。

顎の筋肉は顎だけにしか作用しないと考える先生が一般的だからです。

またこれら筋肉の弛緩によって、頸椎を引き上げている筋肉の緊張が取れると、頸椎の不自然なそりが改善されます。

これによって、頸椎の中を走る脊柱管の走行が正しくなり、中を流れる脊髄液が正常に流れ出します。
これがスムーズにいくと、当然脳内の脊髄液の流れや、血液の流れまでスムーズになるので、浮腫んでいたりした頭蓋骨の形態が治ってくる例も少なくありません。

このようなことを考えると、かみ合わせの治療を、顎周囲の筋肉の緊張を取り除くことは全身のバランスを整えるうえで非常に重要な作用を及ぼしており、かみ合わせの治療がいかに大切かをわからせてくれるのです。

私は歯科医を24年以上やっていますが、本当のことを知るのは難しいことをよくわかっています。

特に歯科治療に関して、治らなかったり、どうしてうまくいかないのかわからない治療は山ほどあります。実際は先生自身が悩んで悩んで、治らないと思って諦めるしかないといった症状も多くあります。

実際はそのような本音を打ち明けてくれる先生はあまりいらっしゃいません。私自身も治らない症例に悩みに悩み、最後を体調を壊すほど悩んだ時がありました。

何とか解決法を見出すことができ、体調も復活しましたが、その時は本当にこれからどうしたらよいのかわからなくなってしまうほどの時期がありました。

私の場合は顎関節症の患者さんの矯正治療を始目てしまったが、思っていた以上に難しいことに気が付いた時が最も苦しかったです。

矯正治療でどうも経過が悪い、治療後、先生が思っているほど患者さんの満足がえられないいとか、どうも今一つ調子が悪くなってしまったという場合は、大体の場合、かみ合わせがおかしくなってしまって顎関節症を発症していると考えられます。

私自身顎関節症と矯正治療は強い相関関係があると考えますし、今の矯正治療の治療方法ですと、矯正治療が顎関節症を引き起こすリスクは相当高いと言わざるを得ません。なぜなら最終的なかみ合わせの位置を決めるように矯正治療が行われていないからです。

また、最近はマウスピース矯正なるものがブームとなり、顎関節症患者さんや、治療しても治らないといったトラブルは今後ますます増えてくることが予想されます。

しかしそのような弊害をインターネットでちょっと調べたぐらいで気が付くことはほぼ不可能です。
しかし、我々歯科医の間では危ないということはしょっちゅう噂されています。

またインプラントについても、結果が思わしくない症例を見てきた先生からすると、「どうしてあの治療が選択されるのか?」不思議に思えてなりません。

確かに経過が良い人もいますが、人生の終末期に一体だれが責任を取るのか、恐ろしい想像しか浮かびません。

私自身の経験でも、体の一部から細菌が検出されたが、原因がインプラントしか考えられないと思われるような場所で、確定はできないが治療しても細菌がなくならない患者さんを見かけたことがあります。

このような恐ろしい情報は検索で簡単に見つかることではありませんが、実際は起こりうることですし、実際起こっているのです。(インプラント周囲炎という疾患がある時点で、インプラントの周りの細菌が体の中に侵入していると考えるべきでしょう)

私の歯科医院は自由診療専門医院ですので、歯に関する意識の高い患者さんが主にいらっしゃいます。

そのような患者さんを診療してきて気が付くことが、決して歯の手入れが悪いわけではないのに、虫歯ができやすかったり、かみ合わせが悪くなりやすかったりしている人が多いということです。

虫歯は歯磨きが悪ければ当然できやすいわけですが、磨いていてもできやすいというのは一体どういった理由でしょうか?

また、歯が悪くないのに、かみ合わせがどんどんく曲がってくる人もいます。

一つは体質の問題です。

このように虫歯が多くできやすい人、かみ合わせが狂いやすい人は共通して、感覚が敏感です。また感性が鋭かったりします。そういった人の場合、さまざまなことで、感動したり、落ち込んだりするので、かみしめをしやすかったり、歯が移動しやすかったりします。これは体質ですからいかんともしがたいものがあります。

かみしめが強いとと歯と歯がこすれあうために、歯と歯の間にひびが入ったり、削れたりして虫歯ができやすくなったりします。また顎自体も移動しやすいので、かみ合わせも狂いやすいです。

ただ、矛盾しているかもしれませんが、このような体質の患者さんは、、敏感なだけに、自分の体調変化にすぐに気づくので健康状態を取り戻すことに熱心で、変化を感じるとすぐに医院や、歯科医院に駆け込みますし、きちんとした医院探しも怠りません。

結果的に安定した健康状態を維持しやすくなり、少しのトラブルでも早めに対処するので、長生きだったりします。

一方で、やや鈍感な人は、虫歯もできにくく、かみ合わせも狂い難いと本人は思っています。
しかし、それはあくまでも感覚の問題で、実際は虫歯もたくさんできているし、かみ合わせも狂ってしまっています。

ただ、本人は体が持ちこたえることができるために(ある意味鈍感であるがために)放置していても何も感じません。

結果的に急に体に大きな問題が起きて、ぽっくり死んでしまうことよくあることです。
人間の体質はいろいろで、自分が楽しかったと思えれば、鈍感でも敏感でもよいのかもしれません。

敏感に人には敏感な人向けの治療、鈍感な人にはそれなりの治療があるのかもしれません。
案外歯科医院もそれで棲み分けができているのかもしれません。

2016年4月 3日

私自身、胃や腸、そしてすい臓などの異常や肝臓の疲労など、さまざまな不調を経験してきました。

そしてその経験から、お医者さまが必ずしも言及しないさまざまな臓器とストレスそして体質との関係がわかるようになってきました。

私の場合、初めて胃カメラを飲んだ時に逆流性食道炎と診断されました。

とくに食生活が悪いわけでもなく、お酒もほとんど飲みませんし、夜も10時までには寝ていましたから、何が原因か全くわかりませんでした。

そのころから自分がもともとHSP(Highly Sensitive Person)と呼ばれる過敏な体質だったことにようやく気が付いてきました。

後で気が付きましたが、私の場合は、このHSP体質のおかげで極端におなか周りの筋肉が固くなっており、常に胃にストレス性の緊張があったことが原因で逆流性食道炎を起こしていたのでした。

とにかくおなかの調子が悪かったので、おなか専門ののマッサージを受けたり、整体などでおなか周りを含めて緩めてもらっているうちにやがて逆流性食道炎は治ってしまいました。
その時に、コーヒーを飲むと、すぐに調子が悪くなるので避けていたのがいつの間に気にならなくなりました。

このころから、自分のさまざまな体調不良は全身の筋肉のこわばりにあることに気が付いてきました。
つまりHSP体質のおかげであらゆる筋肉が緊張しやすかったため、さまざまな臓器に障害が出やすかったといえるのです。

私の場合は、歯科治療を毎日しています。私自身もはっきりわかっていなかったのですが、歯科治療は非常に体がきついです。姿勢が悪いからではなく、人間の口や歯の中からは非常に悪いものが出てくるからです。(といっても目には見えませんが)

お口のにおいは人によってさまざまで、体調の悪い人はそれなりにとてもひどい独特のにおいがします。私の場合はそのにおいを嗅いだ後はかなり疲労感が出ることがありました。

つまり私自身がHSP体質であったために、歯科治療をしてゆくうちにあらゆる筋肉が緊張するようになり、生活習慣も決して悪くないのに、さまざまな臓器に不調が出てきたのだとわかったのです。

このようなことは治療をする先生の体質にもよりますが、治療家であれば少なからずあるはずでそれが敏感に感じるか、感じないで徐々に体にダメージを受けるか違いだと思います。

しかし、万全に体調を整えていても、治療を行うと私が具合が悪くなる一方で、患者さんの方は元気になってゆくので、HSPには癒しの力があるのだと考えるようになりました。

今は自分の体調をいかに維持するかを常に考え、自分がHSPと理解して患者さんと向き合っていくようになりました。とにかく自分の体調管理には相当気を使っています。

私の医院にいらっしゃる患者さんもHSPの方が多い傾向があります。

2016年4月 2日

日本の歯科医院は特に都心部では、今や自由診療を取り入れなければ成り立たなくなりつつあります。

一軒当たりの患者さんの平均来院数が少ないことと、保険点数が非常に低く抑えられていることが原因といえます。

しかし、一方で経営が成り立たないことが原因で歯科医が生き残りをかけ、自由診療をなんでも導入してきた結果、患者さんにトラブルが発生していることは、今ではわれわれ業界の人間でも否定できない事実となってきました。

今一番大きな問題となっているのはインプラントでしょう。インプラントは昔は治療していたが今は治療をしていないという医院も結構増えてきています。

ところでインプラントは治療よりも、治療をした後のメインテナンスや、問題が起きた際にどう対処するかのほうがはるかに大変な治療です。

自分の歯に問題が起きた場合は、最悪抜歯をして入れ歯やブリッジをすれば何とかなります。またうまく根が残せれば、保存治療でまた機能させることも可能です。

しかし、インプラントは抜くときも自分の歯を抜くのとは全く違ったリスクがありますし、入れ歯やブリッジが嫌でインプラントを選択している人が多いでしょうから、入れ歯やブリッジにする際に納得してもらえるかどうかも一苦労です。

また、インプラントを抜くと、骨が大幅に無くなりますので、入れ歯を作るにしてもかなり難しくなります。

そういったことから、インプラントの調子が悪くて抜いてほしいといった患者さんが来院された際は我々歯科医でも頭の痛いのです。こんな問題が起こることは予想はされていましたが、思った以上に深刻になりつつあります。

一方で、これから問題になりそうなのがクリアライナーやインビザラインなどのマウスピース矯正です。

これらの治療は実際は非常に限られた症例にしか適応できないことや、技術的にかなり難しかったりするのですが、症例をあまり考えなかったり、軽く考えて治療を始めてしまう先生も多くその結果、患者さんによっては、かみ合わせまで狂ってしまっている患者さんがこれからどんどん増えてきています。

デメリットが多いわりには費用も結構かかりますし、治療中にまで審美を求めた結果、医学的なメリットはほとんどない治療となってしまう例も少なくありません。

このような治療は矯正治療ではなく審美治療ですから、歯や顎の機能に良い結果を生むことはむしろレアーでしょう。

安易な自由診療ではなく、「きちんとした根の治療」や「きちんと虫歯を取り除き長く持つ材料で修復する」、「かみ合わせをきちんと考えて治す」などの本来の意味の良質な自由診療が今求められているのではないでしょうか?

歯科医療が患者さん主体となって、サービスが向上してきて随分経ちました。

これも歯科医院が増え競争が激しくなった結果でもあります。

そして歯科に関してはさまざまな情報にあふれています。

一方で、マーケッティングの観点から、さまざまな患者さん誘導やツールが用いられるようになって来ました。しかしながら、情報の選別をしなければ、誤った治療に誘導される機会も非常に増加しているといえます。

私の医院で治療を受けられる患者さんをみていると、安易な患者さん誘導や先生の言うことを信じきって、お任せしてしまった結果大変な事態になっていることが少なくありません。

もちろんそのような目にあって初めて歯の治療の大変さと、きちんと歯科医を選ぶことが重要と気がつくきっかけが出来、歯も健康状態も取り戻せたのですから、まさしく「怪我の功名」ともいえるのかもしれません。

インターネットの検索をして、私自身が歯科医院を調べていても、今は非常に巧妙な情報戦略や、言葉だけはすばらしいが、中身が伴っていないホームページも沢山見受けられますし、私でも一見しただけでは中身がわかりません。そのような医院に限って、検索後もしきりにバナー広告で追いかけてきます。

一方で地道に御自分の治療スタイルをきちんと維持しながら地道に治療をされているページもあったりします。

しかし、多くの業者か、患者さんから聞いた話では、医院に入った雰囲気で勘のよい人はすぐ良い医院か悪い医院かはわかるということです。

私は初診の患者さんがいらして、果たして治療をすべきかどうかは、やはり相手を見て判断してから考えます。

安易な治療を求めている人に真剣な治療をしても無駄すし、お互いの時間とお金が無駄になります。また自分の状態、そして疾歯でおきていることの本当の原因を理解する気があるかないかも重要な点です。歯の治療が必要になるのは自分で気がついていないさまざまな原因があるのですから、それに気がつくことが治療を受ける上でも第一歩となるのです。

単に歯が悪いのではなく、自分の体質、そして環境によって起こっていることの理解が出来るかどうかも、治療の成否を決定してしまうほどの大きな要因なのです。

一方真剣に求めていらっしゃる患者さんには真剣に取り組みますが、それだけこちらには肉体的、精神的負担が重くのしかかります。

全力を出し切るためには、材料、器具、機器、そしてスタッフの全てがそろわなければ無理ですし、それを出来ないと自分もそして患者さんも後悔させることになるからです。

2016年4月 1日

当医院にいらっしゃる患者さんで、肩凝りや、首のこりに悩まされている方は沢山いらっしゃいます。

当医院ではもちろん肩凝りや首のコリを噛み合わせ治療や歯の治療によって治すことができるのですが、単に噛みあわせの治療だけで治るわけではありません。虫歯の治療、生活習慣に関する気づきと改善等も治療の上では大きなウェートを占めています。

肩凝りを認識し、噛み合せに関して考える方の場合、傾向として非常に敏感で神経質な方が多く、そのような方の場合、虫歯の治療で用いられた材料でさえ、首こりや肩凝りなどの原因となってしまうようなかたなのです。

つまり、肩凝りや首こりが噛みあわせの治療だけで治るわけでなく、総合的な歯の治療技術と、患者さんの受けているストレスや生活環境などを理解していないと良好に解決できるわけではないのです。そしてそのストレスの原因を理解し、それによって引き起こされている筋肉の緊張を少しずつ取り除いていかねばならないのです。

もちろんかみ合わせの狂いは大幅な全身のバランスを狂わすもっとも大きな原因の一つであるので、かみ合わせを適切化して治療をすることによって全身のさまざまな症状が改善すること間違いありません。しかし、それだけでは十分とは言えないのです。

私の場合、自分の歯の治療をしてもらいながら、整体院などの通っているうちに、身体をほぐしてもらうとかみ合わせが変わってしまうことに気がつき、かみ合わせの位置は簡単に変化してしまうのだな?とびっくりしたものです。

ですから、私の場合は患者さんの肩から上辺りの全ての筋肉を触診し、身体がどのようにゆがみ、そしてそれが顎の位置とどう関係しているかを調べてからかみ合わせを調べるようにしているのです。

かみ合わせの治療では、身体が歪んでいますから、一発で正しい噛み合せの位置を決めてしまうような治療は非常に危険なのです。

« 2016年3月 | メイン | 2016年5月 »

Powered by
本サイトにて表現されるものすべての著作権は、当クリニックが保有もしくは管理しております。本サイトに接続した方は、著作権法で定める非営利目的で使用する場合に限り、当クリニックの著作権表示を付すことを条件に、これを複製することができます。
番町デンタルクリニック 院長 吉田敦志(よしだあつし)

番町デンタルクリニック
院長 吉田敦志

番町デンタルクリニック公式サイト

皆さんは何のために歯科矯正をお考えでしょうか?
美しい笑顔のため?コンプレックスを解消するため?
確かに矯正治療には、そういった役割もあるといえます。

しかし、私が考える矯正治療の目的とは、健康な体を手に入れること。

私は10年以上前から、かみ合わせと体の関係を研究してきました。その結果、
矯正治療で適切なかみ合わせに導けば、体の状態は必ず改善するという自信を持つようになりました。

実は、矯正治療というものは奥が深いものなのです。