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2016年3月31日

インプラントは歯科界の打ち出の小槌のごとくはやってきましたが、実際はトラブルも少なくありません。

インプラントによって調子が良くなる人もいらっしゃるようですが、骨に穴を開けて金属をねじ込んでゆく治療なので、無理があることは事実で、思ったような効果が出なかったり、却って調子が悪くなってしまう患者さんも少なくありません。

ねじ込まれたインプラントは、常にその人の下顎骨や上顎骨を刺激し、そのストレスが全身に影響に出てしまうことも少なくありません。

実際、そのような患者さんからインプラントを取り除くと体調が戻る人も結構いらっしゃるようですが、どうしても、インプラントを抜いた後に入れ歯になることに抵抗感があって踏み切れなかったり、抜いてくれる歯医者さんが見つからないといったことで難民化しているようです。

これからはこのようなインプラント難民?も今まで打たれてきたインプラントの数が多いだけに、増加してくると考えられます。

私自身はインプラント治療を受けられた患者さんを受け入れることはほとんどしていませんでした。

しかし結局専門家に大丈夫と太鼓判を押され、信じてやっては見たものの、実際はあまり調子が良くないという患者さん自体には責任は無いでしょうから、入れ歯になっても良いので治してほしいと考えられている患者さんに関しては積極的に治療をして差し上げなければならないのではないか?と今は思うようになりました。

2016年3月10日

顎関節症や、審美治療ではない歯科治療を長年やってきて、自身の患者さんの傾向を見てみると、とても敏感な方が多い気がします。

結局自分の診療スタイルに合った患者さんが来院することになるので、治療の良し悪しというより、自分と相性の良い患者さんを治療で受けれるのがお互いに一番幸せだと個人的には思います。

当医院に来院を検討されている方に、わかり易いように、当医院での治療に効果が高かった敏感な方の傾向を記載します。

・アレルギー体質である(鼻水が出やすかったり、鼻が詰まりやすい、花粉症などになりやすい)
・人の影響を受けてイライラし易い。
・人ごみにいると具合が悪くなる。
・時々耐え難い腹痛に襲われる
・味覚や嗅覚が敏感である、また急に味覚がおかしくなる
・疲れが取れにくい
・田舎生まれ、育ちの人が多い

これらの敏感な方は、とにかく何をするにも反応性が高いので歯の治療は非常に注意が必要です。

自分自身もこのような特徴を昔から持っていましたが、自分が敏感な体質であることは20代後半にになるまではっきりと気がつきませんでした。

このような体質の人は永い間職場や人間関係のストレスを受け続けていると、体がどんどん歪んで行き、ついには元に戻らなくなってしまいます。実際本当に辛くなって耐え切れなくなってしまうと、歯の治療と咬み合わせの治療そして体のゆがみをとる治療が必要になってしまいます。

実際このようなパターンの患者さんは非常によく治りますし、自分が敏感な体質であったと始めて気づく人も少なくありません。

私の場合も、永い期間に及ぶ診療のストレスで顎も身体も歪んでしまっていました。自分がゆがみに対して敏感であり、自分は無理の利かない身体だという認識したのが40歳を過ぎたころでした。そのとき治療で治ったときの体調変化は驚くほどでした。

敏感な体質でどんな改善療法をやってみても改善しない場合は意外に虫歯や歯の咬み合わせが原因だったりします。上記の症状があって、どうしたらよいかわからないとき、歯の治療も考えてみてはいかがでしょうか?

2016年3月 8日

歯科医療もいまや競争原理が働き、患者さんのニーズにこたえられない歯科は消えてゆかざるを得ない時代となってきています。

しかし、この顧客至上主義も二とおりの見方があります。もちろんどちらが正しいということは無く、それは患者さん自身が判断すべきことだと私は今は考えています。

歯の機能を考えたばあい、審美などの見た目の美しさ等は必ずしもすべてかなえてあげることは難しいでしょう。

一方で、顧客至上主義で考えればある程度の機能的な犠牲は仕方がないと割り切り、患者さんのニーズにこたえてあげる必要も出てくるでしょう。

歯科医師も生活をしてゆかねばなりませんから、自分の気持ちを殺してでもそのニーズにこたえ、売り上げを上げる必要もあると思います。

私もこのことに関しては何年間も悩み続けましたが、何度悩んでも、結局自分の気持ちの中で割り切れないものはすべきではないという結論に至って、今があります。

勉強してきたわれわれでさえ難しいと思う歯科医学に全く素人の患者さんの要求に全てこたえること自体はあまり正しいとはいえない顧客至上主義と自分では考えるので、結局そのような治療法は取り入れないのです。

歯科医師も若いころは、「良い方法だよ」といわれたものは何でも飛びついてやってみたくなります。

しかし、永い間その治療の結果を見てゆくと「あれ?」といったことは実際少なくありません。
私自身も昔飛びついてやってみた治療が思いのほか結果がよくなかったことが沢山有りました。ここの内容については触れませんが、年を取ってくるとそのような治療自体をやること自体が抵抗が出てしまいます。
そして、結局、基本に忠実なオーソドックスな治療を丁寧に確実に行うことがもっとも重要と考えるようになってきます。

どんな先生もそうだと思います。インプラントや、全部かぶせ物にしてしまうフルマウス治療など、若いときは魅力に感じたたくさんの治療が、結局長い目で見ると問題が多いと理解して、経験のある先生の言うことは本当なんだと思うことがだんだん増えてきます。

もちろん若いころのように自分自身も見た目にこだわらなくなってきていることもあるのかもしれませんが、歯科医ですら、すぐに理解できなかった10年も20年も先の歯のことを、患者さんが理解して治療を受けるはずもないのは当たり前といえます。

自分に良い縁があって、その良い縁で出会った先生の誠意を理解できれば、きっとよい結果が生まれるでしょう。こんな出会いもその人自身の生き方で生まれてくるものだと思っています。

2016年3月 7日

かみ合わせは重要であることは、このブログを読んでいらっしゃる方はご存じだと思います。

実はかみ合わせの取り方は100年以上も悩みに悩んで、数多くの歯科医師たちが挑戦を重ねても結局どうやって正しいかみ合わせを取ってよいのかをわからなかったのです。

私の場合、10年以上体の調整を整体師や、オステオパシーの先生などのやってもらううちにわかってきたため、自分の患者さんに試行錯誤の上で治療に生かして来たら、やっとのことでおおむねの方法を掴むことができるようになりました。

そもそも私自身が顎関節症で、自分の歯を矯正治療をしたとき、自分のかみ合わせが自分が思っていたよりはるかに狂っていたこと、そして、奥歯が極端に低かったことなどに気が付きました。

そして、1回目の矯正治療が終わったとき、奥歯で物を噛むと、とても力強く噛めた経験から、ひょっとするとほとんどの日本人は奥歯が低くなっているのではないかと考えるようになりました。

そして、今ほとんどの矯正治療をする際は奥歯を高くする治療を行い、ほとんどの患者さんで体調改善が認められるようになりました。

かみ合わせの位置を単純に上顎に対する下顎の位置を動かして取ればよいとほとんどの歯科医師が考えていましたが、実際は違っていました。

また頸椎や頭蓋骨がゆがんでいることがあるので、初めから正しいかみ合わせの位置など実際は採得することは不可能ということも理解したのでした。

2016年3月 6日

歯科治療についてISO9001を取得していた経験から、質について考えることがしばしばありました。

アメリカでは効率化と、質についての考えがかなり前から研究されており、特に歯科用ユニットメーカーではその効率化が治療の質を左右することや、治療の手技が重要視されてきました。

日本では少し遅れていまだにあまり取り入れられていませんが、4ハンドシステムなどは、アメリカではすでに20年以上も前から、治療を効率的にかつ、正確に行うために取り入れられてきたようです。

ルーペなどを使うときはどうしても視界を変えずに治療を行う必要があるため、アシスタントがその手伝いをすることは現代の歯科治療では非常に重要になってきます。

また、一方で使用する道具や器具の滅菌やピッキング(足りない道具を取りに行くこと)を避ける努力なども非常に重要視されてきました。

我々もいち早くその流れを察知して医院の改革に当たってきました。

いま、わたくしどもの考えていることは、物理的な治療環境超えた要素についてです。

たとえば、患者さんの生活や心の中を理解することも歯に直接関係しますが歯を治す際は非常に重要です。家庭環境や家族構成、そして職場でのストレスや環境が患者さんの歯の治療の成否に大きく影響を及ぼしているからです。

我々がそれに気が付くことももちろん大切ですが、実は患者さん自身がそこに気が付いていないことがしばしばありますから、患者さん自身に気が付いてもらうことも大切です。

これらことに向き合って改善してゆく勇気がないと歯の治療はうまく進みません。
我々は歯だけでなく、全身的な不調にまで治療の幅を広げているのでどうしてもそこまで考える必要が出てきてしまいました。

そのために、治療にいらしているときは、できるだけオープンマインドになってもらい、歯だけには収まらないいろいろな話をしてもらいます。

こうなると、もう歯科だけの治療とは言い難くなりますが、それでも健全な状態になってくれればと考えて実践しています。

自由診療だけをしている医院だけに敏感で治療が難しい患者さんがいらっしゃいます。このような敏感な患者さんの場合、虫歯を治しても治しても、違うところに虫歯ができてしまうことが起こったり、同じ部分を何度治療されても治りが悪いことがあります。体質もありますのでそのことについてもできるだけお話させていただきております

治療をする際も、だめになった歯に命を吹き込むようにエネルギーを使って治療をします。そのため術者は相当疲れます。歯科で自由診療をしている先生が疲労するのはよく聞くことですが、一人の患者さんに費やすエネルギーが多いからだと思います。どうしても流して治療ができないからだと思います。

今はそれをどう克服するかが我々の課題でもあるのです。疲れすぎて自分の体が壊れてしまっては元も子もないからです。

2016年3月 5日

人間の筋肉は年とともに許容量が少なくなり、硬くなりやすくなってきます。

私も診療をしているうちにどんどん筋肉が硬くなってきて、少し激しい運動をしただけで足がつったり、おなかが痛くなってきたりしました。

注射でしのいだり、家で寝ていたりしてもこのような体調は全くよくなり兆しが見えませんし、それどころか、腹痛や疲れ、精神の不安定までの症状になってしまいました。

今考えるとこれらの一連の変化は、筋肉が硬くなる⇒骨格が特定の状態に変異させられる⇒内臓が圧迫されたり、神経系が圧迫される⇒内臓や精神に問題が出る。

といった一連の流れが生じたと考えられます。

あまりにひどかったため整体に通いだすと、何か体調に良い変化が現れてきました。そして徐々に歯の咬み合わせも悪いのではないかという考えに至り、歯の治療をするとさらに全身の骨格が緩み本当に体調がよくなりました。

しかし、このようなことに気がつく患者さんは非常に稀でしょうし、ましてや高額の費用までかけて治療をしようと思う人は本当に稀だと思います。

しかし、実際に治療をしてみると、今までの感覚とは全く違う、幸せな体調の自分になることが出来るので治療は絶対にお勧めしたいです。

私自身も顎の位置と全身の骨格や神経系がこれほどまで関連しているとは考えもしなかったからですから、多くの患者さんもそんなことを考えもしないでしょう。

ですから、当医院にいらっしゃる患者さんは相当感覚がすばらしいのか、それとも何かの縁でいらっしゃっているのかと深く感じます。

そして今治療で何よりも重要に思っていることが、起こったことに対する原因を必ず追究するという姿勢です。

かぶせ物が取れたり、詰め物が取れるのはほとんど何かの理由があります。もちろんつめ方が不十分な場合も有りますが、多くは何か大きなストレスが架かったりすることが原因です。もちろんそのようなストレスを完全に取り除くことは出来ませんが、少なくとも今自分のおかれている状況を冷静に判断することが出来ます。

人間は意外に自分の置かれている状態をなかなか冷静に判断できません。本当は少し上から俯瞰的に自分を見ることが必要なのですが、何かをやっている最中やどうにもならなくなったときはそのようなことがあまり出来ません。

そういった意味で自分の状態を冷静に判断してもらうことも体調管理を行う上で非常に重要と思うのです。無理をし続けて具合が悪くなってからだとそれを取り戻すのに倍以上の労力がかかってしまったりします。

特に身体を壊してしまっては、元に戻すことも出来ません。
今は歯の治療から全身との関わり、そして自分を一定の状態に保つことの重要さを考える治療へと考え方がシフトしてきているのです。

2016年3月 4日

日本の歯科が、保険制度では経営が成り立たないという事情が大きな問題となってきてから、歯科医師たちはこぞって、インプラントや、審美歯科などの自由診療で利益の出る治療に移行してゆきました。

しかし残念ながら、これらの治療は本質的に歯の寿命を長くしたり、患者さんの本当の意味での治療になっていなかったりしていたので、徐々にボロが出てくるようになって来ました。

インプラントは所詮異物ですし、歯のような歯根膜も無いので自由に動くこともありません。

ほとんどの方は理解していないかもしれませんが、人間の歯は常に動いています。また顎の骨も微妙に動いて調節しながら人間の機能が保たれています。

ですから固定式のものを骨に埋め込むこと自体人間の構造に逆らっていますから絶対に無理が来るのです。たとえ、埋め込まれたものやその周りだけに問題が起きていなかったとしても、体全体で見ると実際にはいろいろな問題が起きているのです。

いまはそこそこそのような事実は知られてきましたが、インターネットの普及によって、否が応でもいずれ万民に知られてくるはずです。

また、審美歯科のような白い材料は長年の歯科治療で培われてきた歴史から見て、歯の機能として適切な材料とはとてもいえません。むしろ、咬めなくなったり、虫歯が出来やすくなる原因となったりします。

これらの事実もこれからますます理解されるようになり、歯科医側は今度は「一体どんな治療で自由診療を盛り上げてゆこうか?」といった動きになってきています。

私は昔から思っていたことは、「きちんと虫歯を取り除いて、長く持つ材料で虫歯を修復し、咬みあわせをきちんと治してあげる」、という当たり前の治療を確実すれば必ず理解してくれる患者さんがいると考えていましたし、今もそう考えています。

しかし、意外にこのような考えにのっとって治療が出来る先生はそれほど多くありません。
なぜなら、保険診療のみではきちんとしたこのような治療を経営を続けながら行うことは難しいということと、アメリカのように始めから自由診療で行う虫歯の治療や根の治療の治療技術を学校で教わっていないという問題もあるからです。

また保険制度がある以上、よほどの診療の差がわかる治療を行わなければ、、自由診療で治療を受けていただくことが難しいからです。

特に、日本の場合はまだ、自由診療への理解が十分でなく、「矯正や、審美歯科、インプラントが保険が利かない」ぐらいの理解しかありません。

これからの歯科のステージでは、本来の基本的な虫歯の治療や、根の治療、顎関節症の治療などでもきちんとした治療技術を提供して、それを自由診療で治療を行う医院が増えてこなければ、歯科の将来は厳しいと考えています。保険診療だけで経営が成り立つ歯科医院は非常に少なくなりつつある事実からもそう考えるのです。

実際、マイクロスコープを使った自由診療で行う根管治療は以前より非常に多くなってきています。これから先、金属を使った長持ちする正しい修復治療や、顎関節症をきちんと治療できる矯正治療なども広がってくると考えられますし、それがこれからの新しい歯科のステージとなると考えます。

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番町デンタルクリニック 院長 吉田敦志(よしだあつし)

番町デンタルクリニック
院長 吉田敦志

番町デンタルクリニック公式サイト

皆さんは何のために歯科矯正をお考えでしょうか?
美しい笑顔のため?コンプレックスを解消するため?
確かに矯正治療には、そういった役割もあるといえます。

しかし、私が考える矯正治療の目的とは、健康な体を手に入れること。

私は10年以上前から、かみ合わせと体の関係を研究してきました。その結果、
矯正治療で適切なかみ合わせに導けば、体の状態は必ず改善するという自信を持つようになりました。

実は、矯正治療というものは奥が深いものなのです。