治すのには時間がかかり、体への影響が大きい歯科

  治すのには時間がかかり、体への影響が大きい歯科

お役立ちコラムCOLUMN

2011.04.21

治すのには時間がかかり、体への影響が大きい歯科

歯科治療が単純な「歯を詰める、かぶせる」という作業であると思っているのは大きな勘違いです。

わずか数十ミクロンの高さの狂いで首や体全体の筋肉が硬直化し、内臓にまで影響が出てしまうことはしばしばです。

実際日本人の平均寿命が延びたのも、入れ歯を他の国より多く入れられている事が理由であるとすら言われています。

昔はよく腰の曲がったおばあさんがいたものですが、最近見かけません。これは入れ歯に負うところが大きいと言われています。

そういった意味での歯科医はますます生活の質を上げる為に重要な職業といえます。

しかし、現状では、開業医や、これから卒業する歯科医は絶望に打ちひしがれていて本当にかわいそうだと思います。大変な苦労をして患者さんの歯を治そうとしているのに患者さんの方の意識が低いのも少々考えものでしょう。

実際は歯科医の側にも責任が無いとは言えませんので、お互いさまのところはありますが、やはり患者さんにももう少し歯の大切さに関心を持ってもらいたいです。

体に影響を与える可能性が高く、もっとも頻繁にみんなが一度は受けていると考えられるのは歯科治療ではないかと思います。

アメリカでは中流階級以上の人はほとんど歯の治療がきちんとなせされているので、全体的にレベルは高いと言えます。

これも長年歯科医が努力してきた成果の用で、今でも歯科医は尊敬される職業です。

日本は保険制度という保護された中で、治療を受けてきたために、かかる費用に対する理解と、治療を前もってきちんと受けておくという意識が低い傾向があります。

簡単にかかることができ、チャチャっと治療をしてもらえるという便利な感覚を持っている方も少なくないでしょう。
しかしながら、日本の歯科治療を見ていると、とりあえず痛いところを治すといった、救急処置に終始している方も少なくありません。

治療とは「計画を立てていたくなくてもこれから何も起こらないようにする」というのが本当の治療です。
車が故障しない限り、車の修理工場に行かないという人は、今は少ないのではないでしょうか?本来であれば、プロに故障の前兆を見てもらうのが本当だと思います。歯医者にかかる日本の患者さんも皆そのようになってほしいと思うのです。

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