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2019年7月26日

1304848.png日本人なら誰でも一度は聞いたことのある名前「空海」をご存じでしょうか?
彼は日本で行きついた密教の「大日経」の内容が理解できず唐に渡り、密教の神髄を得たお話はあまりに有名です。そして、空海が持ち帰った真言密教が最澄が真髄と思って持ち帰った経典とは比べ物にならないほど深いものであったということもよく知られているお話です。

私は学生時代から、「最高の総入れ歯(フルデンチャー)」を作りたいという思いで、総入れ歯(フルデンチャー)専門の大学院に進み、諸先輩方からたくさんの技術を教わりました。しかし、「悩める患者さんを本当に納得させる治療技術に出会えず」苦悩していました。

そんな時、アメリカ帰りの「歯科治療技術の正当な継承者」からすべての技術を教わることができたのです。入れ歯(フルデンチャー)の技術はアメリカではすでに完成しており、その技術を初めて見たとき、まるで電撃を受けたようなショックでした。その時伝授された治療技術のすべてが今の私の技術の源なのです。

また歯科治療だけで解決できない治療上の障壁に突き当たった際、中国に数えるほどしかいない「伝統医療の継承者」から、中医学と魂をもとにした心理学療法をご伝授頂きました。

そしてここにアメリカの歯科医学と中国の伝統医療の融合した統合医療が完成したのです。

「多くのアメリカから入ってきていると言われている技術」(インプラント、審美歯科、マウスピース矯正など)は実は本物とは言い難いものなのです。
そして「正当な技術の伝承である番町デンタルクリニックで実践される歯の治療」こそが本物の治療である断言できるのです。

当院のホームページをお読みになれば「本当の歯科治療の意味」を本当に理解するでしょう。そして理解できたあなたこそ「天性のセンスと真理を理解できる力を持つ人」と私は断言致します。

2018年8月17日

自由診療専門で治療を継続してゆくのは、非常に難しいです。常に結果を求められ、治療結果が出せなければとても責められます。むしろ結果が出て当たり前といえます。

そして、私の医院も自由診療専門となって11年の年月が経ちましたが、そこまで続けるには、治療で結果を出すだけではない苦労がたくさんありました。

重要なのは優秀なスタッフです。自分だけでは治療はできませんから、今のような優秀なスタッフに恵まれ、治療をしてゆく上でストレスなく行える環境にしていただけていることは本当に感謝しかありません。

このような開業形態を保つことが出来ること自体、単なる技術的なものだけでなく、運や、周りの協力者なければ不可能だといえるでしょうし、普段から献身的に医院を支えてくれるスタッフには、本当にどうしてここまでしてくれるのかと思うくらいです。

私が想像するに彼女たちの原動力とは、「患者さんのための正しい治療をしている」という認識と、「恥じることのない技術技術を提供している医院で働く自分自身の誇り」があるからだと思っています。

医療と言えど所詮は経営です。経営できなければどんなきれいごとを並べても、生活ができなければ治療を提供できないでしょう。かといって、良心を偽ったり、治療技術を極めようともしない治療家も少なからずいらっしゃることは事実です。

誰がどう考えても「積極的に治療を行う意味を感じないインプラント」、「ドクター側が治療が楽なだけで、治療結果が不安なマウスピース矯正」、など患者さんの治療の訴えに対して、歯科医学的に正しく治す努力をするよりも、楽に稼げるほうに流れるのは人間の性かも知れません。しかし、歯科医としてそれをやることに罪悪感はないのかと思われるような治療もたくさん選択され、あたかも正しい治療のように扱われています。

実際、インプラントは私が大学に在学中から研究はされていましたが、問題が多く本来はまだ行われるべき治療ではないという認識があったため、大学で教育をされなかったわけです。今は大学でも教育をされていますが、むしろトラブルが増えたため教育が必要となったのでしょう。

私が30年前、一度だけインプラントの講義を受けたとき「インプラントは歯根膜がないので、クッションがない、そして骨との結合部は免疫が働かない、これをどう克服するかが最大の課題だ」と当時の講師は言っていました。それを解決をしないまま多数のインプラントが植えられるようになったことは、「勝てば官軍」ならぬ「やってしまえば治療」といったところでしょう。

マウスピース矯正も、アメリカでもっとも信用の高い矯正メーカーのオームコ社は治療の確実性への疑問から、参入を躊躇していましたが、あまりに市場が拡大したため、競争力を失わないために参入し始めたといいます。

私に残された唯一の誇りは、歯科医としてこのような市場主義的な治療技術の蹂躙に絶対に屈しないことです。歯科医みんながこのような本質とは異なる治療を行えば、患者さんにトラブルが出ることはもちろんのこと、行った歯科医にも必ずしっぺ返しが来るものです。私はそう思うのです。

まあ、経営が出来なくなってしまえばおしまいですが。

2018年8月 9日

あなたが本当に歯をきちんと治してもらいたいのであれば、本物の歯科医を探すべきです。
本物の歯科医を見分けるには次のようなポイントは外せません。

1、治療に関して、出来るものとできないものをはっきりさせている。自分が選ぶ治療法に迷いが無い。
何でも患者さんの要望の応じて、多種多様のメニューを出すようなことは絶対にしない。

2、患者さんの治療に対する意思を確認する。
通ってくるのも、治療を受けて治ろうとするのも患者さんであるので、自分の意思で治ろうとしている患者さんでなければ、治らないし、治ろうとする努力もしてくれない。

3、スタッフとの治療に対するスタンスが一致している。
歯科医を補助し、助けてくれるスタッフと志が一致していなければ、良い治療はできません。

患者さんの体質を問診の中から理解し、そのケース、その人にあった適切な材料、治療法を判断できるのが本物の歯科医です。
患者さんの顔色を見ながら、いろいろなメニューを提供して選ばせるようでは、その患者さんのことを本当に理解しているのか疑わしいと思わなければなりません。

治療を行うのは歯科医ですし、責任を負うのも歯科医です。自分が必ず結果を出せる治療法を選択するのは本物の歯科医にとってはきわめて当たり前のことなのです。

2018年7月 7日

ブラックペアンをみて、歯科医として見逃せない細かい演出を見つけました。

手術のときに使うルーペですが、皆さんも、佐伯教授の使っていたルーペと渡海一郎が使っていたルーペが違っていることに気がついた人もいたかもしれません。

佐伯教授の使っていたルーペは割と小さ目のレンズで、歯科ではよく使われるサージテルと形状が似ていました。

一方で渡海一郎が使っていたルーペは特徴のある形状でコプルーペ、こちらはカールツアイス製と明らかにわかる映像でした。

サージテルは、どちらかというと技術肌の先生が使うルーペです。ただ、重くて無骨なイメージです。

一方でサージテルはとても軽く、オークレー型のメガネに取り付けられ、スポーティーで、おしゃれです。重くないので歯科衛生士にはこちらのほうが人気があります。

ただ、レンズは明らかにコプルーペのほうが明るく、くっきり見えるので、職人肌の人はコプルーペを選ぶでしょう。

なんとなく渡海一郎のほう佐伯教授より純粋な技術肌だった、といったイメージを作りたかったのかもしれません。
しかし、テレビがそんな細かいところまで演出しているのには驚かされました。

2017年6月 7日

ホームページを様々閲覧していると、多くのキーワードで上位に上がるページの中身がなかなかその業界の真実を現していないことに気がつきます。

例えば、セレックシステムや審美歯科治療、マウスピース矯正、インプラントなどはその典型的なものです。良くここまで根拠のないことが書けるものだと感心するほどです。

しかし、20年以上も昔から、ほとんどのきちんとした考えを持った歯科医はそのような安直な治療法に疑問を持っていましたし、まっとうな先生は決して手を出したりしませんでした。

自分の臨床に信念がなく、ブームであれば何でも飛びつき、「稼ごう」と思っている先生はこんな波に乗ろうとします。

しかし、そこで取り返しのつかない患者さんへ負荷をかけてしまうことがあります。いまインプラントが歯科業界でどれほどの問題を引き起こしているのかほとんどの患者さんは当事者でない限り知ることもないでしょう。
特に高齢者でのインプラントは社会問題とも成りうるものです。今後処置したくてもできない高齢者のインプラントが問題になってくるでしょう。

そして、セレックシステムに関しても、精度が低く、口腔内に装着すること自体どうかと思われる治療であることも、ほとんどの歯科の先生は理解しているとおもいます。私も一度メーカーの説明会に有料で行くことに成り、セレックシステムの儲け話以外何の中身もない講演にお金を払わされ、怒り心頭に発した記憶があります。

何しろ、機械だけでも1,000万円以上もする代物で、買ったら精度が悪かろうがどうであろうが、使わざるを得ませんし、それを使って利益を出さねばなりません。

多くの良心を持ちえた先生は、良心と経営との狭間で結局だまされたから仕方が無いと思って、あえてそのような機械を使うことをあきらめます。

歯科医も30歳ぐらいまでは、歯科医の巷でブームとなっている治療法や、業者に言われたことを鵜呑みにして治療をはじめることが多くありました。

しかし、一時的に自分の臨床で取り入れていても、臨床での経験から、「どうも結果がおもわしくないのでは?」と気がついてきます。そして取り入れることをあきらめます。

もし臨床における結果のまずさに気がつかないのであれば、歯科医師としてのよっぽどセンスがないと言わざるを得ないでしょう。

私はセンスのない人に治療をしてもらう気はさらさらありません。歯科医は感性のない人がなるべき職業ではないと思います。

2016年7月15日

歯の治療はほとんどが外科処置です。しかも相当細かい手先の動きが必要とされるので、医科の内科や整形外科などの治療とは全く違います。とにかくセンスと日々の鍛錬が重要になる医科でいう外科と同じ診療科であることは確かです。

そして技術も個人個人で歴然とした違いがあります。

また必ずいえることは、「治せる医師しか治すことができない!」ということです。どんなにホームページにうまい言葉が書かれていても、患者さんがある程度納得のいく結果を出せる技術を提供できる先生はそう多くはありません。

歯の治療は実は非常に奥が深く、きちんとした結果を出すためにはさまざまな要素を適切に処置しておかなければならず、かなり緻密な計画を、治療の実践が必要なので、めったに偶然治るといった事象は起こりません。またその治療を計画するためには、それなりのコストがかかります。

ですから、もし治療にかかれるだけのお金があれば、治せる先生に最後はかかることしかなくなります。

お金が無ければ、金額が安くて治せそうな先生を探すでしょう。しかし、金額とは正直なもので理由なく高額であるわけではなく、それなりに手間や高価な材料を用いることで治りが良くなるわけです。

運がよければ、安価な治療でも治ることもありますが、むしろそれは偶然の産物とぐらいに思っておいたほうが無難ですから、かなりのリスクがあると考えられます。

難しい治療になればなるほど、治療をする側にも精度と手間が要求されますから、当然値段も高くなってしまうわけで、闇雲に適当に値段が決められているわけではないのです。

ですから、技術そのものを持った先生を探し出し、多少の出費は健康への投資と考えて覚悟しておくことが歯科治療を受ける上では必要ではないかと思います。

歯科治療は、いまや保険制度では限界に来ていることは、私のホームページでも何度も書いております。

これは、今までと違って歯科医が十分な数増えたために、「並んでも、待っても行く歯科医院」といったイメージが消え、「いつでも予約が取れる歯科医院」となってきたこともあり、一医院あたりの患者さんの数は20年ほど昔から考えると相当減少しており、通常の保険の歯科治療では採算が合うほど患者さんが来院してくれない状況となったからです。

しかし、かといって自由診療を勧めたとしても、経済状況や患者さんの意識の問題もあり、簡単に治療を受けてくれるわけではありません。

そこで歯科医院の2極化や3極化が起きてきているのです。

自由診療でそれなりの治療を提供できなかったり、意識が高く、多少高額でも良い治療を求める患者さんを集めることが出来ない先生は、いわゆるワーキングプアーと呼ばれ、開業医でありながら年収200万程度の収入しか得られないことになるわけです。

しかし、実際には歯科医になるまでに、国立でも何百万、私立では4から5千万以上のお金がかかり、開業にはさらに数千万単位のお金がかかることを考えると、歯科医は非常に大変な職業となってきています。

私は自由診療しか行っていませんが、実際に患者さん治療を成功に導き、満足していただく治療を提供して、一定の数の患者さんに御来院いただけるようになるのは、かなり難しかったですし、大学で教育を受けた一般的な普通の歯科治療の考え方を完全に捨てなければここまでくるのは難しかったと思います。

いま、歯科医は十分なそのような結果の出る歯科治療の技術を習得することより、訪問介護などまだかすかに残っている、保険でも採算が取れ、経営が成り立つ歯科治療のほうにシフトし、何とか経営を続けているようですが、その点数もいつ国が削って行くのか時間の問題です。

歯科治療をお受けになる患者さんにも直接関係があると思いますから、私なりの歯科医療の将来を書かせて頂きます。

歯科医院は大量に患者さんを保険でさばく、大型歯科医院と、自由診療をメインで行う歯科医院とに2極化してゆくと思います。

残念ですが、保険でさばく歯科医院ではほとんどが雇われの若い歯科医師、もしくは年を取っても開業できない歯科医が治療を担当することになるので、治療内容に関してはなかなか良いものを期待しても難しくなるでしょう。

一方で、自由診療メインでも腕の立つ歯科医は、必要以上の患者さんを取ろうとせず、紹介患者さんメインの治療となるので、飛び込みで治療を受けようとしても治療してもらえなくなります。

つまり、今の変わり目の日本では、早めに自分がきちんとした治療をしてもらえる歯科医院を探しておく必要があると思います。

多くの患者さんを治療して歯科医の立場として思うのは、突然痛いから治療して欲しいといわれる患者さんにの中には、こちらが喜んで引き受けたいと思う患者さんが少ないということです。

歯科治療は特に痛みが出るときはかなり状況が悪いときです。痛みが無いうちに早めに良い歯科医院のめぼしを付けておくことも、患者さんと歯科医師の両方にとって、重要なのではないでしょうか?

2016年3月 4日

日本の歯科が、保険制度では経営が成り立たないという事情が大きな問題となってきてから、歯科医師たちはこぞって、インプラントや、審美歯科などの自由診療で利益の出る治療に移行してゆきました。

しかし残念ながら、これらの治療は本質的に歯の寿命を長くしたり、患者さんの本当の意味での治療になっていなかったりしていたので、徐々にボロが出てくるようになって来ました。

インプラントは所詮異物ですし、歯のような歯根膜も無いので自由に動くこともありません。

ほとんどの方は理解していないかもしれませんが、人間の歯は常に動いています。また顎の骨も微妙に動いて調節しながら人間の機能が保たれています。

ですから固定式のものを骨に埋め込むこと自体人間の構造に逆らっていますから絶対に無理が来るのです。たとえ、埋め込まれたものやその周りだけに問題が起きていなかったとしても、体全体で見ると実際にはいろいろな問題が起きているのです。

いまはそこそこそのような事実は知られてきましたが、インターネットの普及によって、否が応でもいずれ万民に知られてくるはずです。

また、審美歯科のような白い材料は長年の歯科治療で培われてきた歴史から見て、歯の機能として適切な材料とはとてもいえません。むしろ、咬めなくなったり、虫歯が出来やすくなる原因となったりします。

これらの事実もこれからますます理解されるようになり、歯科医側は今度は「一体どんな治療で自由診療を盛り上げてゆこうか?」といった動きになってきています。

私は昔から思っていたことは、「きちんと虫歯を取り除いて、長く持つ材料で虫歯を修復し、咬みあわせをきちんと治してあげる」、という当たり前の治療を確実すれば必ず理解してくれる患者さんがいると考えていましたし、今もそう考えています。

しかし、意外にこのような考えにのっとって治療が出来る先生はそれほど多くありません。
なぜなら、保険診療のみではきちんとしたこのような治療を経営を続けながら行うことは難しいということと、アメリカのように始めから自由診療で行う虫歯の治療や根の治療の治療技術を学校で教わっていないという問題もあるからです。

また保険制度がある以上、よほどの診療の差がわかる治療を行わなければ、、自由診療で治療を受けていただくことが難しいからです。

特に、日本の場合はまだ、自由診療への理解が十分でなく、「矯正や、審美歯科、インプラントが保険が利かない」ぐらいの理解しかありません。

これからの歯科のステージでは、本来の基本的な虫歯の治療や、根の治療、顎関節症の治療などでもきちんとした治療技術を提供して、それを自由診療で治療を行う医院が増えてこなければ、歯科の将来は厳しいと考えています。保険診療だけで経営が成り立つ歯科医院は非常に少なくなりつつある事実からもそう考えるのです。

実際、マイクロスコープを使った自由診療で行う根管治療は以前より非常に多くなってきています。これから先、金属を使った長持ちする正しい修復治療や、顎関節症をきちんと治療できる矯正治療なども広がってくると考えられますし、それがこれからの新しい歯科のステージとなると考えます。

2015年6月 6日

歯科治療は、自由診療を行っている歯科医院では、全く自由に設定できます。

ですから、いくらであろうが、治療を受けようとする人が払ってくれるのであれば、その価格は適正といえます。

ただ、どんなものでもそうですが、値段は正直です。安いものはそれなりに手間を省いたり、コストをかけないようにしなければ利益が出ません。

歯科治療も全く同じで、手間をかければ、また材料を良いものを使えば、それだけ値段は高くなるものです。

つまり「値段は正直」ということです。服や食べ物なら捨てることができますが、歯を一度いじられてしまうと結構悲惨なことになります。

先日私が美容院に行って髪をカットしてもらったところ、その美容師さんは
「変なところでカットされると、あとで手直しするのが大変なんです。色んなところに行って欲しくないんです。」
と言っていました。

それを聞いて私は、「変なところに行ってしまうと歯の治療も大変なんです。場合によっては治すこと自体が非常に難しくなることがあります」

というと、美容師さんは「そうですね!髪はまた生えてくるからまだましですね!」

と言っていました。

そうです。歯の治療は一度失敗するともう生えてきません。患者さんもそれをわかってくださる方は、治療を開始してからずっと私の医院に通い続けてくださります。たとえ引っ越しして住まいが遠くなってもです。

クリーニングや、歯石の除去ぐらいだと大丈夫なのですが、ほかの先生が触ってしまうと場合によっては、もうすべての治療をやり直さなければならないことになってしまうことさえあります。

実は奥歯一本の高さを変えたり、誤った材料を入れられただけで、かみ合わせが一気に変化して、歯の移動まで起こり、今まで行ってきた治療がすべて台無しになることがあるのです。

そういった意味で、きちんと一生面倒をみててくれる、確かな技術を持った先生を見つけることが大切だと、私は思います。

2014年8月 1日

歯科大学について考察してみるに、日本とアメリカとでは大きな違いがあります。

アメリカで歯科で優秀な大学では、通常授業料はやや高めになります。
これは、アメリカでは、教育は投資と考えられているため、より良い教育を受けるためには投資額もそれなりに必要であるという考え方にのっとっていると考えられます。実際すべて自分で借金をして歯科大を卒業する(自分で卒業後返還する)人も少なくありません。

ですから、毎年大学の教育レベルや環境などに対するランキングが公表され、自分のレベルに見合った(費用の問題、うけたい教育の中身も加味して)大学に進学するようになっているのです。

あくまでも投資ですから、学校の先生もセンスがない生徒に対しては退学して別の道に進むよう指導する場合もあるようです。

日本はというと、勉強が得意な学生を集める国立は授業料が安いのが一般的です。
また私立大学は受験に必要な偏差値は低めですが、授業料がべらぼうに高いです。

では教育内容ですが、私のあくまでも個人的な見解ですが、現状を見ている限り、私学に行っても、国立大学に行っても、授業内容はあまり変わり映えしません。

つまり、授業料が安い分受験の時勉強しなさいといったぐらいの考えで、実際に入学してみると教育内容にはほとんど差がないといっても良いでしょう。

私は、治療を受ける上で、先生を選ぶ基準は国立出身か?、私大出身か?、は大きな論点ではないと考えます、そのことで、日本では技術的に差がつくような教育の状況にないからです。

臨床を行う上で必要なものは、知識と感性です。診断するときはいろいろな知識の中からこれはどのような疾患にあてはまるかを探り当てなければなりません。

しかし、診療にあたっている最中はどちらかというと感性が重要です。「なぜこのような状況が起こったのか?」そして「今の状況は良いのか?悪いのか?」つまり一瞬で判断できる感覚です。

これは医者の勘というものです。明らかにおかしいことでもどんどん突き進んでやりつづけてしまう先生がいる一方、おかしな治療をしていると勝手に手が止まり、正しい方向へと方向転換してゆくで能力がある先生がいます。このような先生の持つものは感性であり、受験に必要なお勉強とは無関係です。

ですから日本ではよくありがちな、偏差値の高い国立の先生が治療がうまく、偏差値が低い私立の先生は治療が下手と考えるのは治療に関していえば必ずしも絶対とは言えないと思うのです。

2012年9月30日

アメリカの歯科事情について、ほとんどの日本の先生は本当の事実を知りません。

実はアメリカでは、教育制度がしっかりしているおかげで、本当に技術レベルの高い先生は患者さんの獲得に全く困っていません。

というかむしろ、予約が取れないのが現実です。

一流の歯科医はアメリカではピラミッド構造の頂点に君臨し、おおむね200名程度しかいないといわれています。

そのような先生は患者さんは紹介された人しか見ませんし、審美歯科などという怪しげな治療やインプラントなど一切やりません。
おおむね初診の予約から実際の治療を受けるまで1年以上かかる場合もまれではありません。
というのは、患者さんが終了しないと次の患者さんを新しく入れられないので、待ちになるようです。

また、アメリカの患者さんは日本のように急を要するような人が少ないのが特徴で、痛くはないが将来困らないために、時間をかけてきちんと治そうという意識が高いからです。


マスコミに取り上げられたり、日本によく来日する歯科医はほとんどアメリカではマイナーか、悪徳な歯科医です(金もうけに走っている)

そのような事実は意外に知られていないのです。

また、治療のほとんどが、修復治療で、アマルガムや、グラスアイオノマー、をきちんと充填できるかが歯科医としての腕の見せ所です。

特にアマルガムは、歯科の修復で最も技術が必要で、これをアメリカの大学で徹底的に仕込まれます。

レジン充填をセミナーでするずれたアメリカ人のドクターはいません。
なぜならレジン充填は長期間もたない材料であることは、一般の患者さんもほとんど知っていて、きちんと治療を受けようとする患者さんがそのような治療を希望するはずがないからです。

また感染予防に関しては、医院の感染予防はシステムになっており(これは私が見学に行ったほとんどすべての先生がそのシステムで歯科医院の設計をしていた)、クラスBオートクレーブは開業時に購入するのが当たり前、タービン、エンジンの滅菌は勿論、感染防御のビニール掛けは徹底しています。

よく、アメリカ帰りの先生が開業して、セミナーなどを開いていますが、その先生の感染予防対策を見ればそのレベルは簡単に露呈してしまいます。

ビニール掛けはしない、オートクレーブは日本製、といった時点で、治療技術がどうあれ、最低限のやるべきことさえしていない先生と言えるでしょう。本来あるべき治療ができているか怪しいものです?

アメリカでは、患者さんのレベル自体が違うので、日本で行っているような野戦病院の治療とは違い、余裕をもってきちんと治療しています。

このような事実を日本の患者さんも歯科医師も知り、ともに変わろうと思わなければ、日本の歯科レベルがアメリカの歯科にレベルが追いつく日は永遠に来ないでしょう。(アメリカ人向けのあちらで売っている日本への旅行誌には日本の歯医者に行くと感染の恐れがあるので絶対行ってはならないと書いてあります)

2012年4月15日

日本では、国民皆保険制度のもと、保険診療で治療を受けることが当たり前になっており、自由診療といえば、歯科では矯正やインプラント、医科では高度ながんの治療や、先進医療などを想像することがほとんどといえます。

しかし、皆保険制度がないアメリカでは、治療費はまず「患者さんを完全に治すためにいただく費用」という位置づけになっており、その費用の多寡は、当然治療技術にも比例しますし、内容にそぐわない治療費をとっていれば、そのうち、経営が成り立たなくなります。

一方日本の保険制度は、まず先に費用があります。

この点はいま問題になっている東電にもつながるものがあるでしょう。

「かかる費用を先に計算し、それに対して利益が出るように電気料金が決まってゆく」
しかしここの「かかる費用」が問題で、そんなものは経営努力をしなければいくらでも吊り上げられます。

一方、医療の場合は、先に診療費が決まっています。つまりどんな治療をしてももらえる金額は同じです。

そうなれば、もっとも経営努力をしてコスト削減をするでしょう。
しかしここに問題があります。
誰がやっても同じ料金という点です。

同じ金額であれば、努力してももらえる金額は同じ、つまり、サービスの質を向上させる理由がなくなるのです。

今の日本の歯科医療はそこに限界が現れ、医学的にみて行わねばならないと先進国で当然のように行われている治療手順が踏まれていないことが散見されます。(滅菌や感染予防管理、治療にかける精度や手間)

しかし、残念ながら総コストが決められている以上こうなるのは仕方がないことでしょう。

一方自費診療はいくらでも費用を高くできます。勿論患者さんが来てくれればの話です。

実際は保険診療に慣れている日本の患者さんに自費診療を受けてもらうのは至難の業で、自費診療だけしか行っていない歯科医院で生き残れるのはほんのわずかしかいません。

しかし、実際に先進国の常識といえる治療レベルを行おうとすれば、自費診療しかありませんし、混合診療が複雑に規制されている今の保険制度では、それこそ自費診療しか扱わない経営形態にせざるを得ません。


そいった意味で考えてゆくと、21世紀に入って、日本の医療は徐々に矛盾をあらわにしています。

今のままですと、その治療に意味があろうとなかろうと、無尽蔵に保険医療費は払われ続ける制度にほかなりません(勿論先生は意味があると主張するでしょうが、患者の意識改革が行われなかったり、治ることのない慢性病に薬を出し続けても意味がある医療とは言えないでしょう)。


自分の管理を怠ってきた人が病気になるでしょうし、病気にならない人は、管理をきちんとしています。

管理をきちんとしている人が多くの保険費用を払わされている現実はどうも理不尽です。

世の中の歴史を見てみると、おかしな制度は徐々にその矛盾を抑えきれなくなって崩壊します。

まず国鉄が崩壊し、日本電電公社が崩壊、郵便局、道路公団と、おかしな組織は次々とつぶれてゆきます。
今は東電がその矛盾を抑えきれなくなっています。

医療制度もそう遠くない将来必ずメスが入る時が来ると思います。

「窓口の支払額が増えると、患者さんが必要でも来院できなくなる」
と医師会は言っていますが、本当に必要なら、高くても払って治療を受けるはずです。
勿論お金がない人もいるでしょうが、この世の中でただでサービスが受けれるものなどないでしょう。

お金がない人が医療を受けられず、問題になるのであれば、そういった人を受け入れる公共の医療機関を国が作るか、無償のボランティア医療施設に国も補助金を出すなどの制度を作るしかありません。今の保険制度で国民全員分を賄うことはかなり難しくなってきています。

そして、国民一人一人が、自分の健康管理をきちんと行えるようになれば、きっと医療費の問題は解決されると信じています。(私を含めた経験では、自分で健康管理をしているつもりでも、かなり無理をしていて体を壊してしまっている人も少なくありません。実際はそこまで働く必要もないのに働いてしまっている、あるいは働く義務感に駆られている人も少なくないのです。私はそのような人の助けに少しでもなれればと、コミュニケーションを多くとるようにしています)

2011年6月 7日

私が今患者さんに行っている治療のほとんどは、大学で教わった方法ではありません。


つまり、現在の歯科大学で教わる内容は、ほとんど臨床で使えないと言えるのです。
私自身、今考えてみるに、大学での教育は、極めて基礎的なことを学ぶという点以外に、特に高度な内容を大学院でも教える様な事はなかったのです。


私はちょこまか、いろんな先生のところに行っては、聞いてきたことをやってみたり、教わった先生の言うとおりの道具を揃えたりして、せっせと治療法を学んで練習してきました。


そしてふと気が付くと、「大学で習った治療は一体何?」と考え込んでしまう状況になっていました。


アメリカの大学だと、時代のトレンドに合わせ、最新の治療法も開業医を呼んで講習を開いたりしますが、日本の場合、臨床教授というのを採用し始めましたが、アメリカと比べると、まだまだといった感じです。


そう考えると日本の歯科大学の授業料はまだまだ割高といえるでしょう。
お金を払っても十分良い投資だったと思えるような教育ができる歯科大が必要とされているのではないでしょうか?
ちなみに私は国立だったので学費は安く済みましたが、私立ではうん千万円のお金がかかりますから、「今の大学教育?」といった感じでしょう。


そもそも、私が在籍していた頃も、大学内の臨床レベルにあまり懐の深さを感じませんでした。
やはり、研究機関である、大学は研究も大切ですが、臨床レベルも「まだまだ奥があるか!」と思わせるような奥行くが必要でしょう。


ですから、卒業後、技術的な意味で他大学の卒業生と、もしくは今開業している先生と競争力が十分あるという意味で、投資の回収が可能だという経済的算術にもあうレベルになる必要もあるというわけです。

2011年4月16日

歯科治療は非常に治療技術の進歩が速く、実際に最先端の技術についてゆくのは容易なことではありません。

このような状況で歯科医院も二極化の様相を呈しています。

オートクレーブなど滅菌装置など治療の最も基幹的な装置にお金をかけて環境を整えているのかどうかも、大きな違いとなってきています。

クラスBのような確実な消毒滅菌が出来る機器ですと、価格も80万以上もし、10年で機械の性能を維持する定期検査だけで10万近くかかります。

一方、ここまでの機械では無ければ、価格も30万でメンテナンスも費用がかかることはあまりありません。

しかし、目にははっきり見えない安全に重きを置いている先生はこのような投資を積極的にやっていると思いますし、実際そうでない医院と大きく水を分けてきているようです。

治療に使う材料も、たとえば矯正装置では、デーモンブラケットと、普通のブラケットでは価格が3倍以上も違います。

しかし、それだけの価値があるから買うのですから、それだけの装置を使っている先生ははやりそれなりの技術を持っているのではないかと想像させます。

なぜなら、出来るだけ安いコストで治療した方が経営的にはメリットがあるからです。

実際今の世の中、コスト無しに良い結果を得ることが難かしくなってきている言えるでしょう。

これからはこのような歯科医院の二極化の傾向はますます強くなるでしょうから、歯科医院を選ぶにしても慎重に調べる必要があります。

2010年6月22日

日本はご存じのように国民皆保険です。
ですからほとんどの人が保険で治療を受けられるのは当然と考えるでしょう。

しかし、医科については私もよくわかりませんが、歯科に関しては保険制度で医療としての歯科治療をきちんと行うのは採算から考えても相当難しいと言わざるを得ません。


そもそも滅菌のレベルはすべて外科処置であるということからかなりの手間を必要とされますし、詰め物やかぶせものの精度はミクロン単位の職人芸を要求されるのですから、コストが当然それなりにかかるはずです。

しかし、残念ながら今の保険制度はかなり低い金額に抑えられているため、治療のレベルも低く抑えられています。

しかし、このような矛盾にもし気がついたとしても、技術を向上するにも、大学でその能力はほとんどありませんし、まずは保険の診療をしないとなると患者さんが来てくれません。

つまり相当なリスクをしょいこまないと、保険をやらない歯科医院など成り立ちません。

保険の歯医者さんよりもキチンとした治療や、滅菌消毒設備を備え、なおかつ、お金を払ってくれる患者さんを集め、そして何より結果を出さなければなりません。

まさに三重苦で、多くの歯医者さんが理想は掲げるものの挫折して保険診療を必死にする構図になってしまうのです。

そういう意味では自由診療のみで開業を成功させている先生は涙ぐましい努力だったと思います。

キチンとした治療は保険では成り立たない、というと怒る人がいるかもしれませんが、これはまさしく事実であり、下手をすると保険制度によって患者さんが作られている場合が多々あるのは、歯科医として非常に不本意です。

本来ならならなくて済んだ疾患にされてしまうのですから・・。
かなりの経済的マイナスでしょう。

2010年1月18日

日本の歯科医療はアメリカと比較すると大幅に遅れています。

この事実は相当マニアックに歯科について勉強した私だから言えることです。ちょっとずれた先生は「日本のほうが進んでいることもある」、という人もいますが、明らかに勉強不足です。

なぜなら勉強すればするほど、アメリカ人の考えることはすごいと思うからです。

矯正治療や、ラバーダム防湿などを治療の道筋を築いたのはほとんどがアメリカだからです。
いろいろ調べてゆくと、本当に技術を持っている人はユダヤ人に行き着くことにも気がつきます。

やはり、技術職に関してはユダヤ人はすごいものがあると考えさせられてしまいます。

しかし日本人もなかなかすばらしいものを持っていますから、決して卑下しているわけではありません。
特に整体など日本独自の治療施術は、世界にも類を見ない技術を持っている人がいます。
この分野では気功といって中国人にもすごい人がたまにいます。

また、歯科に関しても指先の器用さにおいては日本人にかなう国民はあまりいません。
ですから、時に日本人の治療したものを見て、アメリカ人が「よくここまで治療をしましたね?」ということがあるのもうなずけます。

しかし彼らが感心しているのは、「これだけの安い治療費でよくここまでやるもんだ」といっている部分もあるので、その辺は差し引いて受け止めるべきでしょう。

皆さんもご存知のように、車でもカメラでも、ある程度の値段(車なら300万前後、カメラなら10万前後まで)であれば、日本にかなうものを作ることは難しいでしょう。
しかし、お金をいくら出してもいいといわれると、とたんにドイツ製やアメリカ製ができのよいもののリストとしてあがってきます。

私も歯科治療をしていて、道具にはかなりこだわっていますが、どうしても日本製で購入にいたるものは数えるほどしかありません。
そこそこ安いのですが(決して安くはない)、機能や構造、そして耐久性が、中途半端で使い物にならないからです。

その点ドイツ製は十分すぎるほどの耐久性と使用する際の工夫がなされています。

世界標準では、技術、材料はアメリカ、機械、器具はドイツ(歯科用ユニットはアメリカですが)、といったすみわけになっているのではないでしせいょうか?


いずれにしても技術が日本オリジンが最高ということは世界的見地から見たら絶対にありません。

これらも日本の歯科大学がどうしようもないほど腐っているからなのでこの構造が何とか変わらないのかといつも思っています。しかし、私が知っている20年間でもまったく変わることがなかったので、将来も変わることはないでしょう。

一番かわいそうなのはその治療を受ける患者さんなのではないでしょうか?

自由診療
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番町デンタルクリニック 院長 吉田敦志(よしだあつし)

番町デンタルクリニック
院長 吉田敦志

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皆さんは何のために歯科矯正をお考えでしょうか?
美しい笑顔のため?コンプレックスを解消するため?
確かに矯正治療には、そういった役割もあるといえます。

しかし、私が考える矯正治療の目的とは、健康な体を手に入れること。

私は10年以上前から、かみ合わせと体の関係を研究してきました。その結果、
矯正治療で適切なかみ合わせに導けば、体の状態は必ず改善するという自信を持つようになりました。

実は、矯正治療というものは奥が深いものなのです。