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4-ハンドシステム

4-ハンドシステムとは、日本ではまだあまりなじみがありませんが、アメリカでは20年以上も前から行われている治療のスタイルです。

これはアメリカの歯科ユニットメーカー(adec社)がユニットの構造をどうすれば歯科医がより効率的にかつ、疲れることなく診療を行うことができるかを何万件もの歯科医を回りながら調べた結果たどり着いた結論でもあります。

歯科治療は以前と比べるとより高度化し、ルーペや顕微鏡を用いた治療が日本でも自由診療では当たり前になりつつあります。

肉眼での治療には限界があり、高い精度の治療は難しいことは明らかですが、ルーペや顕微鏡を使うことはとても体力を使うことになります。。

ルーペや顕微鏡を用いた治療では、患部だけ見ているだけなら、比較的疲れにくいのですが、器具を取るなどの拡大したもの見ることと、普通に見ることとの視線の移動作業はドクターに肉体的な負担を強いることとなります。

これを解決したのが4ハンドシステムです。基本的にドクターは欲しい器具を言って手を出していれば、高いレベルのアシスタンドが次の処置を予測し、直ちに必要な器具を手渡してくれます。結果的に治療は非常にスムーズに進むため、自分ですべてを取って作業をする場合の半分以下の労力と時間で診療を行うことができるのです。

私たちは2009年に4ハンドシステムを導入し、治療の効率化と治療技術のレベルアップを目指してきました。
アシスタントにはこのシステムの教育を徹底的に受けていただき、治療効率を格段に上げることが出来たのです。

下の写真のように、アシスタントはドクターの利き手とは反対側に位置するテーブルから治療器具の受け渡しをしますが、このタイミングが大切で、ドクターのストレスを感じさせない様に受け渡しするには高いアシスタントとしてのスキルが要求されるのです。

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当医院のユニット(4ハンドシステム)

当医院では歯科用ユニットはアメリカ、エーディック製です。

このユニットは、タービン、エンジン、スリーウェイシリンジだけではなく、照射器や、スケーラーまでユニットのハンガーにかけることができるようになっています。
これらのすべての機器は足元のどこから踏んでも同じ強度で押すことができる円形のフットペダルで制御が行えます。

アマルガメーター(材料自動練和器)や、電気メスなどもすべてユニットのそばに設置し、アシスタントが無駄な移動が必要ないよう設計されています。

ユニット間に間仕切りがない理由は、根管治療用の顕微鏡を、両方のユニットで治療に使用できるようにするためです。

当医院では感染予防のために、ビニール掛け、清拭、などに時間がかかるため、同時に2人の患者さんが入ることがほとんど無く、交互にユニットを使っています。そのため、顕微鏡はどちらのユニットでも使用できたほうが良いからです。

当医院のユニットは、日本の一般的な歯科医院で見られるユニットとは少し見た目が違います。感染源となるスピットンなどをなくし、感染の危険性を省き、代わりに、デュアルバキュームカップでお口をゆすいでもらえるようにしています。

豆知識
アメリカでは歯科治療は一般に4-ハンドシステムになっています。

このシステムは、ドクターが目線を変えさせることなく、治療に集中でき、アシスタントが常駐して的確に器具を渡します。医師の外科手術と同じ方式です。器具はIMSという器具セットにまとめられ、使用後は汚れをふき取ったのちに元の位置に戻され、蓋をされたまま洗浄されるので、器具による怪我の心配もありません。

最近では治療の精度が向上し、アメリカではルーペなどを用いた治療がほとんどであり(アメリカではルーペをしていないドクターは信用されません)、アシスタントが適切な受け渡しをしてくれないと、ドクターの視線は拡大した歯と、器具を取る通常の目線とで移動を繰り返す必要があります。
(下の写真は4ハンド導入前の治療風景・・治療器具が散乱し、ドクターしか道具を取ることができないので非効率です。2007年撮影)
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これは結構疲れる作業となってしまい、効率を著しく低めます。4ハンドシステムはこのような欠点をカバーし、治療に集中し、アシスタントがドクターに目線を変えさせることなく器具の受け渡しをできるようにしているのです。
(下の写真は4ハンドシステム導入後、インダイレクトブラケットボンドをしているところ、タイミングよくアシスタントが照射器を渡そうとしている。2014年撮影)
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残念ながら日本でこの方式を有効に利用している歯科医院がすくなく、アメリカの歯科医療のスタンダードと水を分けられている感は否定できないでしょう。

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