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2018年7月30日

修復治療に関する質問

Q1、歯につめた材料はどのくらい持つのでしょうか?

A1、歯につめる材料はさまざまなものが用意されています。しかし、材料が長持ちするかどうかは、その患者さんごとに異なっています。
たとえ同じ材料を使ったとしても、経年的な劣化が虫歯の場所や形態、人によって異なるのです。長持ちする人は40年経っても、詰めた時と同じ状態を維持していますが、何度も同じ箇所が外れたと、壊れたりすることがあります。

これは、歯にそれだけの負荷がかかっていることを意味し、神経質であったり、繊細な方の場合、わずかな刺激によって顎周囲の筋肉が緊張し、顎や歯がねじれ、つめた材料に負荷がかかって、外れたり壊れたりします。

これは単に治療を行った修復材料だけに起こるトラブルではなく、場合によっては自分の歯そのものが強くたたかれた石のように、砕けてしまう場合もあります。

砕けた場所は、出来るだけ速やかに治療を行って、高さをもとに戻さないと、時間とともに噛み合せが変化し、歯が移動してきます。その移動がひどくなると、噛み合せ自体がズレ、顎の位置が変化することで、全身のバランスが変わってしまい、噛み合せの変化による体調不良が徐々に起こることがあります。

顎が捻じれるほどの負荷を自分に出来るがけかけないよう養生し、万が一壊れてしまったら、直ちに修復して、バランスがくずれないよう配慮することが、自分の身体を大切にして、長く良好な状態で身体を使い続けるための知恵でもあります。

老化とは、このようなストレスが身体にかかることで徐々に身体に起こしてしまう変化の集大成でもあります。自分の身体をどう扱うかで、自分の人生も変わりますし、見た目にも差が出てきます。私どもでは、わずかな問題出あっても、見逃すことなく、患者さんのお伝えします。その不具合を治療するかどうかは患者さんの意思にお任せしていますので、多少の不具合があったとしても、絶対に治療が必要とお伝えすることは御座いません。

当医院におかかりになる前のご質問

Q1、現在他の医院にて矯正治療中ですが、どうも調子が良くありません。どうしてでしょうか?

A1、本来矯正治療は、歯並びのがたがたや、噛み合せの不具合を治す治療で、矯正治療を行っているほとんどの先生が、昔からあるセファロ分析法を用いて治療計画と診断を行っています。

これらの分析法は、非常に権威のある先生が何十年も前に確立した方法で、それをもとに大学では現在でも矯正の治療計画や診断、抜歯基準などが教育されています。
しかし、これらの分析法はあくまでも、今ある上の歯と下の歯がかみ合う位置で診断されており、そもそも、患者さんが今、咬んでいる噛み合せの位置が正しいことを前提でとして分析されることになります。

実際は、顎の位置は前にも後ろにも、そして、高さにも非常に自由度が高く、歯の位置が変われば顎の位置はいくらでも変化してしまう可能性があるのです。

逆に言うと、患者さんが成長段階で何らかの理由で顎の位置が変化し、歯の生えてくる高さや位置が狂った状態で噛み合せが完成してしまえうと、分析の基本となる、噛み合せの位置がはじめから狂っている場合もあるはずです。実際に当医院に来院される患者さんの顎をCT撮影によって3次元的な位置を診断してみると、ほとんどのケースで、理想的な顎の位置からずれています。

もし、その狂っている噛み合せを基準とした分析方法で矯正治療を行われれば、ブラケットを付け、歯が移動することで、噛み合せの位置がリセットされ自然に顎が正しい位置に移動してくれる場合も無いとはいえませんが、歯の並びは治っても、3次元的な上下の顎の位置関係は治らないケースは非常に多いはずです。

3次元的な顎の位置が治らないまま治療が進み、噛み合せが、がっちり決まってしまうことで、かえって顎の位置が強く決められ、今までにはなかった顎関節症の症状が出てくる場合もあります。

矯正治療ではセルフライゲーションブラケットのような、かかる力が弱いブラケットを使った場合と、普通のブラケットを使った場合の治療の結果に差が大きく出ます、ブラケットとワイヤーによってかかる力が弱けれ弱いほど、顎がリラックスし、正しい顎の位置に移動しやすくなります。しかし逆に強い力がかかると、痛みによって顎の周囲の筋肉が緊張することで、顎が後ろに下げたり、強くかみ締めたりすることになり、リラックスできる顎の位置に移動にくく、必ずしも理想的でない噛み合せの位置に噛みあわせが完成してしまい、さまざまな不具合が出ることがあります。

そのような症状もブラケットを外すことで、緊張が取り除かれ、ある程度改善しますが、人によっては明らかに矯正前より体調が悪くなって、治らない人もいらっしゃいます。

その場合は、ブラケットを外した後、様子を見て、顎の位置を治す矯正治療をやり直す必要があります。

Q2、現在他の医院にて矯正治療中ですが、転院と考えております、その際のプロセスはどうなるのでしょうか?

A1、本来は治療を始められた医院で最後まで治療をお受けいただくことがベストですが、体調がどんどん悪くなっていてこまっている、治療に関して通院中の先生との信頼関係にが崩れかけているなどの場合、セカンドオピニオンとして、当医院にて現在の状態、治療計画等のお話をすることが出来ます。

ただ、ブラケットを外して再治療をお受けになる場合は、トラブルを避けるため、前医との治療や費用に関する内容に関しては事前に解決なされ、ブラケットを外した状態で治療計画の説明をお受けになってから矯正治療を開始させていただきます。

また、治療そのもののやり方が通常まったく異なるため、歯の移動量も大きくなる傾向がありますので、治療期間は以前想定されていたものより長めになることをご理解ください。

体の症状と噛み合わせとの関係に対するご質問

体の症状と噛み合せについて

Q1、片側だけの首の痛みと噛み合せとは関係があるのでしょうか?
A1、右の首が痛むときは右に噛み合せがずれていることが多いです。顎のずれは、個人個人でずれる方向が異なっていますし、虫歯や根の治療になりやすい側は、顎がそちらにずれやすい傾向にあります。
しかし、ズレている側が必ず痛いわけでは有りません。顎の関節は極めて特殊な構造をしているため、その位置のズレはは非常に複雑な挙動を示します。顎が奥に入ったり、斜めに傾斜して上がってしまったりするので、それに反応して硬直した筋肉に痛みが生じてくるからです。

通常顎がズレてしまったと思う方向の反対側へ移動させると、首の痛みが軽減する場合は顎のズレと首の痛みが関係している可能性が高いといえます。

Q2、噛み合せの治療で奥歯を高くしてもらったのに調子が良くなりませんなぜでしょうか?

A2、噛み合せのズレは単に高さを高くするだけでは解決しません。また両方同じように高くしても、右か左かどちらかがより低くなっている場合は症状がなかなか消えませんし、調子も良くなりにくいのです。
私もはじめに噛み合せを高くすることがありますが、あくまでも筋肉を緩め、より低くなっている側の筋肉を弛緩させて、3次元的な位置をより正しく誘導するためで、高くした後1週間前後で、削ったり、足したりの調整が必ず必要になります。その調整を行うことで、徐々に左右の歪が取り除かれて、噛み合せのバランスが整い、体の調子も回復してくるのです。単に奥歯を高くすることで治るわけではなく、筋肉の緊張具合をチェックしたり、場合によってはその筋肉の調整を行うこともあります。

Q3、唾液が出ずらいのですが、噛み合せと関係がありますか?

A3、唾液はお口の中ではおもに耳下腺と顎下腺から出ているため、この腺の機能が低下すると唾液自体が出にくくなります。
顎下腺は顎舌骨筋、耳下腺は咬筋が緊張すると圧迫され、機能が低下します。これらいずれの筋肉も顎関節症の方は緊張が強くなっています。特に噛み合せが低い方の場合は緊張が強く、私どもが一時的に少し噛み合せを高くしながら位置をあわせ、顎を軽くマッサージしただけでも唾液が出るようになります。
噛み合せが低いと顎の筋肉は緊張しやすくなるため、噛み合せを高くする治療が有効です。

当医院の技術的なご質問

Q1、噛みあわせと機能改善を行う矯正治療(当医院での治療法)と、一般的に行われている矯正治療とは何が違うのでしょうか?

A1、一般的に現在の矯正治療は、審美性の回復と、上下の歯のかみ合う面積が最大となるような治療が行われています。しかし、残念ながら、審美性の回復が主体の診断によって口腔機能に問題が起きる治療計画をたてられてしまうことも少なくありません。また、矯正治療で通常行われている診断では、かみ合わせの位置や上顎骨と下顎骨との関係、そして、それらの骨についている骨格筋、さらにそれらの筋肉によって変動する頚椎や、頭蓋骨と噛みあわせとの関係はほとんど考慮されていません。

その結果、審美性が回復したにもかかわらず、首や肩のコリがひどくなったり、呼吸が苦しくなったり、自分の精神的なキャパシティーが低くなったりすることがあります。
通常は歯の矯正でこのようなことが起こるとは考えにくいため、矯正治療によって、機能的な噛み合わせの状態が変わってしまったと考える人はむしろ稀です。
しかし、残念ながら当医院にご相談にいらっしゃる方のみならず、周りでお見かけする矯正治療後の人のなかにも、かみ合わせの治療が不適切だったことによる不具合と想像される方も多くいらっしゃることは事実です。

もちろん、審美性主体で矯正治療を行っても問題が起こらないケースもあるのですが、患者さんの体質によっては、審美性の回復のみを考えた矯正治療が、機能を損なうケースがあり、現代はそのようなケースが増加傾向にあります。

今は人間の脳がどんどん発達し、脳の機能の重要性が高まっています。その脳に影響を強く与えているのが顔や、頭の周囲に付着している筋肉で、この筋肉が噛みあわせと大きく関係しているからです。

Q2、噛みあわせを変えるとは一体どういった方法で行うのでしょうか?

A1、噛みあわせを変える治療は、単に顎の位置をずらすだけでなく、顎の高さを変える治療を行うので、低い側を高くします。
一部の歯二材料を盛って高くした状態で、高くしていない相手の歯との接触のない歯を引っ張った出したり、移動させたりします。そのとき、顎の筋肉が緩んでくるため、顎自体も移動してくるので、高くした歯に盛られた材料を調整して、移動してきた顎に対応するように治療してゆきますので、歯の移動と、顎の移動が同時に起こるような矯正治療となります。

矯正治療後に関するご質問

Q1、噛み合せを治した後、後戻りが起きませんか?

A1、矯正治療後、後戻りをしないかときかれれば、まったく後戻りしないケースは非常に稀といえます。特に顎関節症を発症するような患者さんの場合、非常に繊細かつ敏感で、外界からのストレスで顎がねじれたり、歯が移動したりしやすい傾向があります。

しかし、当医院で行う矯正は、歯の移動量が場合によっては1センチ近くなることも有り、それを1年以上の期間をかけて移動してゆきます。矯正治療完了後たとえ後戻りしたとしても、そこまで戻ることはまずありませんので、以前のような体調が悪い状況まで戻ることはありません。非常に稀に体調が良くなったことで、毎日徹夜したり、ひどいスケジュールで海外出張を繰り返した人が、後戻りをしてしまったことがありますが、そのような体調管理は、敏感な体質のかたは絶対に行うべきではありません。


当医院で矯正治療を行い、終盤に差し掛かった患者さんの多くが、もともとの体調に戻るのを恐れてブラケットを外すことをためらわれます。しかし、外してしまうと、外す前より体調がさらに良くなるため、自分の不安が払拭され安心される方がほとんどです。

ただし、リテーナーの装着や、体調管理などの、後戻りを防止する対策は欠かさないほうが無難です。敏感な方は矯正治療が終わっても、こまめなチェックアップと、メインテナンスを欠かさないことが大切です。



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