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2017年10月31日

噛み合わせのズレは意外に大きい

酷い場合は1センチ以上のズレも!
自分の噛み合せがずれているといわれてもいま一つピンと来ない人がほとんどだと思います。しかし、よっぽどかみ合わせがよい人でない限り、噛み合わせの位置理想的な顎の位置からはずれていることが多いのです。そして、そのズレが歯の治療や、ストレスなどによってさらに大きくなることで、顎の違和感から始まって体全体にさまざまな症状が起こる顎関節症が発症することになるのです。

顎の関節は体の中でももっとも自由度の高い関節で、顎の位置は前後左右上下に自由に移動させることが可能で、その移動できる量は最大で1センチを超えることもあります。

私が長年顎関節症や、噛み合わせの研究をして気がついたことは、顎にトラブルがある患者さん噛み合わせのズレは1ミリとか2ミリといったわずかな量(もちろん歯科医学的に考えるとこの量でも非常に大きなズレなのですが)ではなく、「人によっては1センチ以上もずれている」ことも珍しくないということです。

この顎の位置のズレを3次元的に分けて考えると前後的ズレと、左右的ズレそして奥が低いといった3種類がありますが、ほとんどの場合、それらが複合して変位しています。私の経験では、中でも中枢神経や体調不良ともっとも重篤度の高い顎関節症症状と関係しているのは、奥歯が低い噛み合わせのズレです。

奥歯が低いことによって、顎の後ろの筋肉(咬筋、顎二腹筋、小後頭挙筋など)が緊張し、まず第一頚椎と第二頚椎が後ろに引っ張られ、その椎間も筋肉の緊張によって詰まり、さらにその部分の首が硬くなってくるため、脊髄液の流れが阻害されたり、自律神経が圧迫されて正常な恒常性コントロールが果たせなくなるからです。

顎は非常にフレキシブルな構造をしているので、まるで「海に浮かんだ船」のように下顎の3次元的な位置は歯の高さによって変化してゆきます。

このような顎に位置の三次元的な変化は、成長発育とともに乳歯列が完成する前から起こっており、少しづつ起こってきた変化は体中のバランスを変化させてしまいます。

噛み合わせのズレが大きく、症状が重篤な型の場合は、体の緊張を引き起こしやすい体質でもあるので、全身の硬直があちこちで起きています。
したがって、単に噛み合わせを治すだけで全て解決するものではなく、徐々に正しい噛み合わせの位置に修正しながら、身体の硬直も取り除いてゆくという治療を平行して治療法が行う必要があります。つまり治療は単純ではなく、体が硬くなったり緊張しやすいといった様々な要因を治療と同時に取り除いてゆく必要があるのです。

噛み合わせで苦労する人の場合、歯の治療でも苦労していることが多いです。その理由は、体質が敏感で、歯にダメージを受けやすいからです。日々の生活でどうやってダメージを受けなくするか?そしてダメージを受けても回復させることができる様になるのか?が私達が本当の意味での歯科治療の最終ゴールと考えております。単に治療をするだけでなく、どう予防するかもお伝えするのが私たちの治療の醍醐味でもあるのです。

このゴールにまで到達することができれば本当の意味で救われるのです。

2017年10月 7日

ISOを基盤としたマネジメントシステムとは?

当医院は2004年より、マネジメントシステムとしてISO9001を採用し、2015年にいたるまでサーベランス審査を受けながら「医療の質」を管理してまいりました。
「医療の質」の管理は非常に大切でありながら、ほとんどの歯科医院で十分に管理されていないのが現状であり、それがために治療の質が一定化しない原因となってしまいます。
当医院で行ってきた治療の質をレベルアップするために、以下のような管理を行ってまいりました。

1、治療を行う環境を徹底的に管理する
a,滅菌の管理
治療において、感染対策は非常に重要かつ最も基本的なことです。当医院はラバーダム防湿による感染の防御、器具の滅菌管理を徹底的に行いました。

感染対策として、ユニットのスピットンの排除、ドクターが触れる部分にはカバーをかけて、かけられない部分も全て強酸性水を用いて消毒します。

滅菌の機械はヨーロッパ滅菌基準のクラスBを導入し、永久的に滅菌状態を保持できるラップに包みます。
またオートクレーブが正確に機能(チェック用器具の使用)しているか?強酸性水に殺菌能力(pH値のチェック、塩素濃度のチェック)があるかを常にチェックしています。

b,使用機器の管理
タービン、エンジン等は常に注油され、異変や異音が生じた場合は直ちに予備の物と交換します。
コンプレッサー、バキュームは定期的に点検し、万が一に備えて予備を用意しています。
光照射器は光量を測定してチェック、予備も準備しています。
根菅長測定器も予備を用意し異常を感じた際はすぐに修理に出せるようにしています。

c,使用する材料の管理
取扱説明書にしたがって、保存し、在庫管理ソフトによって使用期限を常にチェック。
問題が起きた場合はメーカーに直ちに連絡し、製品に異常がないかをチェックします。

d,治療技術の管理
治療技術に問題がなかったか?問題があった場合は何が原因であったか?を徹底的に荒い出し、治療の見直しをします(改善)

e,治療の成果のフィードバック

治療が上手くいかなかった理由や原因を徹底的に洗い出し、更なる治療レベルと治療の効率を改善します。


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