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2017年5月17日

ワンランク上の治療を知っていますか?

私が初めてアメリカの最先端歯科医療の治療技術を学んだとき、時々発せられる師の言葉に戸惑いを感じることがありました。

「技術のある術者にメインテナンスを受けると患者さんはわかるし、二度と別の場所で受けない」、「レベルの高い術者、アシスタントが治療をすると風が吹く」
「正しい歯の治療をすれば患者の身体も心も変わる」、「アメリカ根の治療専門の科では、朝当番の人がバケツ一杯の洗浄液(ネオクリーナー)を作る」

いずれも、最初はずいぶんとおかしな発言だな?と思ったものでした。

そして、それから20年以上の歳月が経った今、この言葉の意味が分かる様な気がします。

つまりこれらは全て物理的なものではない、歯科疾患や体の病気の根本原因であるエネルギーについても触れているということです。

普段私たちはタブー視しており、特に医療業界ではこのような見えないエネルギーにつていては触れません。しかし、実際にはまだ解明されていないこのような内容が疾患とは大きく関係することは、経験のある医師であれば気がついているはずです。そしてアメリカでも、一部の医師たちにとってはこのようなことに対する理解も進んでいるうえ、うまく活用することも考えているのです。

つまり、治療に当たり単に物理的な疾患部位を取り除くだけでなく、そこにたまったエネルギーを取り除くことが一定の効果があることを知ったうえで治療に生かすことを教えているのです。

鍼灸師の治療を受けるとき、このような力を持つ人と、そうでない人とでは、効果が違うといわれます。これは「つぼ」と言う本来はとても小さくて、確実に当てることが難しいのですが、、エネルギーを持っている人が行えば、確実にそのポント状のツボに当たらなくても高い効果をあげることができるれるといわれます。

日本の医療の場合、いまだ解明されていないものに関する許容は狭く、また排除する感覚が強いと思います。したがってマイナスのエネルギー(一般的には邪気などと呼ばれる)に関しては何かオカルト的なものを感じ、認めようとしない傾向にあります。もちろん、証明されているものではないのでそれが治療のメインとなるのは難しいのですが、その性質を理論的に理解して治療の効果をあげることは決してオカルト的なものではありません。

アメリカではたとえ現在の科学では完全に解明できないとしても、存在することは認め、それを治療に役立てるという柔軟な発想があるようです。

「技術のある術者にメインテナンスを受けると患者さんはわかるし、二度と別の場所で受けない」

とは、このような悪いエネルギーを取り除く力のある術者がメインテナンスを行うのと、その能力がない人が行うのとでは、治療を受けた患者さんの感覚が全く違うことを意味します。つまりこのような能力を持った歯科衛生士も存在しています。また素質のある衛生士はそのような力を持っています。そのような人の治療を一度受けると、患者さんは他の人の触ってもらおうとはあまり考えないということです。

分かる患者さんにはそれが分かるようです。仕事に向き、不向きというのは素質と大いに関係あると私は考えます。医療人を目指す人はある程度そのような素質を持った人が多いと思います。ただ、その素質は生かすも殺すもその人の生き方や、良い師に出会えるかで変わってきます。良い師に出会えばその力は増大してゆくと思いますし、誤った方向に行ってしまう先生も私自身何人も見てきました。

「レベルの高い術者、アシスタントが治療をすると風が吹く」

とは、私達の医院では診療中常に窓を開けて換気をするようにしています。その理由は、歯を治療していると口の中から臭いや切削物でなく、マイナスのエネルギーも大量に噴き出すと考えられますす。このエネルギーが噴き出すと、口の周りの空間との間にエネルギー差が生じ、空気の流れに変化が起きるのだと思います。

そしてこのようなマイナスエネルギーを患者さんから引き出すことも、治療をする人と、アシスタントをする人によって変わることをこの言葉は意味します。

「正しい歯の治療をすれば患者の身体も心も変わる」

とは、このようなマイナスエネルギーを取り除く治療が出来れば、歯だけでなく、体全体に変化が現れるわけですから、当然身体も心も変化するのです。繊細な人であればあるほど、さまざまな外界からの影響で精神にダメージを受けていることが少なく有りません。それが取り除かれることによって考え方も変わってくることがあるのです。

「根の治療では、アメリカでは朝当番がバケツ一杯の洗浄液が作る」
これは根の治療では非常に洗浄が重要であることを意味しています。根の中は非常に複雑で、細い管状になっているため、洗浄を執拗なまで行わなければ中にたまったエネルギーを完全に除去できないからです。上手くエネルギーごと洗浄してもらうと、何か抜けてゆくような不思議な感覚を感じることがあります。アメリカの根の専門の科では、当番がバケツ一杯の洗浄液をみんなのために毎日作るほど洗浄が重要視されているということです。

わたしの場合も、洗浄は非常に重要視していますが、十分に洗浄し切れるまでは根を顕微鏡で観察するだけでまだ不十分だと感覚的に分かることがほとんどです。
色や、臭いだけでは説明のつかない何かです。

ほとんどの先生はこのようなことを無意識のうちに生かして治療をしています。ですから本当に名医には会っただけで何かすでに癒された気持ちになることがしばしばあります。恐らく物理的にははっきり見えない何か(エネルギー)を取り出してくれ、それが実際の治療にもなっているのだと私は考えるわけです。

実際、苦痛で苦しんでいるときに、先生に脈を取ってもらうだけで、また看護婦さんにさすってもらうだけで何か気分が楽になってくる感覚を覚たことが私も何度も有りました。これも一種のエネルギーなんだと思っています。

2017年5月11日

歯科治療、安く、自動化?実は難しい

世の中がイノベーションが進み、ITによって、多くのものが効率化し、機械やコンピューターに取って代わられてきています。

医師法の問題はあるものの、医科における「内科医の処方する薬などについては人工知能で代用が可能」になる時代が来ました。
そもそも今の日本の内科医のやり方では手先を使ったり、手技を用いた治療がが必要なことをほとんどなくなっているので、いずれ「人工知能のほうが優れた処方ができるようになる」ことは間違いないでしょう。

しかし、歯科医療については、今まで自動化されたこと、あるいは今後自動化されそうな話は聞いたことがありません。矯正治療やセラミックの治療で一部CAD/CAMが使われてきていますが、本当に技術を持った人が用いる治療ではありません。これらは自分に技術がないから、「自分の手でやるよりまし」とか、「勉強していなくてもある程度の治療ができてお金になる」といったレベルの内容だと個人的には感じています。

そもそも、歯科治療における診断と、個々の歯の治療に関して言うと、今後自動化されることはまず不可能に近いと考えたほうが良いと思います。

私自身、様々な患者さんを触診したり、問診したりする経験から考え、同じ症状を訴えても原因はまちまちであり、たった、一本の歯が欠けただけで、一瞬で筋肉のバランスが変化し全身に影響が波及し、全ての筋肉と骨格のバランスが変わってしまうため、元の状態に戻すことさえ非常に難しいのです。

「早くて、安い歯科治療」では、、単にその歯の物理的修復のアプローチを、いかに手早く行うかだけが重視され、その歯に起こった物理的変化以外をみることがありません。

しかし、たった一本の歯が欠けただけで、歯は移動し、筋肉の緊張が引き起こされ、全身がねじれてしまっています。早く、安い治療では、「歯のほんのちょっとの高さの違いで体がねじれれば、脊髄もねじれ、結果的に場合によっては思考まで変わってしまう」ことなど考えもしません。

物理的代替物による修復はできても、実際には本当の意味で、もと通りにできたとはいえませんから、歯科治療というのは非常に「高度なスキル、感性、思考」が求められるわけです。

こう考えると、安くて早い治療は、様々な患者さんの治療をしてきた私から考えると相当リスクが高いと思うのです。


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